ソフトウェアのインストール


ここではドーム制御に必要なソフトの導入作業について説明します。

1.必要なソフトウェア

 ・ATS Sirius Dome Control Soft(Calibration Softを含む)
 ・Automadome   (Software Bisque社)
 ・Orchestrate    (Software Bisque社)
 ・TheSky LevelW  (Software Bisque社)

2.導入順序

 導入はつぎの順序で行ないます。

 TheSky LevelWは、どのソフトより最後に導入します。順序を間違えるとTheSkyが立ち上がらなくなる
 場合があります。すでに導入してしまった場合は、再度インストールをやり直してください。

 TheSkyの導入後、Automadomeをサポートするバージョン(5.00.012以降)まで、TheSkyを更新する
 必要があります。Software Bisque社のダウンロードサイトからダウンロードして、更新してください。

Automadome

ATS Sirius Dome Control Soft

Orchestrate

TheSky LevelW

TheSky LevelWのアップデート

3.導入後の作業

 これから説明する操作は一回だけ行なえば良く、操作のたびに行なう必要はありません。

 (1)Observatoryの実行

   AutomadomeをTheSkyで認識させる作業です。これを実行しないとTheSkyでAutomadomeが
   正しく機能しません。

   イ.スタートメニューからObservatoryを実行します。

     スタートメニュー → Orchestrate Scripting Software → Observatory



   ロ.Observatoryの画面が表示されるので、Observatory → Server Connectionsを選択する。



    ハ.Server ConnectionsのプロパティでTheSkyとAutomaDomeにチェックを入れる。
      CCDSoftはチェックを外す。指定したあとにOKボタンをクリックする。




 (2)ドームのCalibration実行

  ドームを1回転させるためのモータ回転数を調べ、Automadomeで使用する制御データを作成する
  作業です。

  ドームの大きさによって、1回転させるために必要なモーターの回転数が異なりますので、キャリブ
  レーションを行なって、モータの回転数をAutomadomeに記憶させます。

  イ.シリアルケーブルをパソコンのCOM1またはCOM2へ接続して、スタートメニューからDome
    Calibrationを実行します。

    スタートメニュー → Dome Controlier → Dome Calibration




  ロ.COM1またはCOM2を指定してConnectボタンを押します。正しく接続されたらその他のボタン
    の文字が濃くなります。

  ハ.Find Homeボタンを押します。
    モーターが左回りで動き出し、ホームポジションの位置でモーターが停止します。

  ニ.No. motor turns per dome turnで、ドームが1回転するのに必要な数値を指定します。
    実行する前に回転位置を確認できるよう、ドームに目じるしを付けておくとわかり易いです。

    2.3mドームでは、1回転するのにモーター回転数は115回くらいです。
    最初は少なめな数字を指定してMove Toボタンを押してください。

    ドームが1回転する前にモーターが停止したら、数字を少し増やしながらMoveToボタンを押して
    やり直します。行き過ぎたら数字を少なくして実行してください。

    数字を入力するときは加算方式ではありませんので 110→113→117→115 と言う感じで指
    定します。(誤:110→3→4→-2)

  ホ.ちょうど1回転する位置になったら、Save Cal.ボタンを押します。
    これでAutomadomeにドーム回転情報を記憶させることができます。

  ヘ.Closeボタンを押して終了します。

 以上で準備作業は終りました。あとは実際にTheSkyを使ってドームを操作します。

 
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