みなえのチェコ日記 17・18

前の日の日記> <次の日の日記><チェコ日記トップページへ

 

11月30日(金)

久々にネット生活が始まりました。

ああ、でもなんか浦島状態で寂しい(T-T)

 

12月1日(土)

今週も無事に、会社の車が借りられました。

Zlin(ズリーン)市へお買い物です。

そしてその前に、ちょっと離れた村のガラス工場へガラス製品のおかいもの。

「安いと思うんだけど」って聞いていたけど、ほんとうに安いです。

工場の直売所なので、プラハのお店で売ってるのはいったいなんなのかしらってくらい。

(そりゃ送料と人件費と、場所代と、 笑 こないだ信楽でもそんなこと言ってたっけね)

妹夫婦や両親にあれこれ買いこんで、自分でも欲しくなったものを買いこんで、

総額1000コルナ! 日本円で3000円!! ビバ、生産地!

何を買ったのかはうちに遊びに来た人には見せてあげます(笑)

でも、全部の商品にボヘミヤグラスのシールが貼ってあるので笑っちゃった。

ボヘミヤって、ここと比べるとチェコの中でも反対がわの地方なんだもの。

ま、いいか。だってチェコだもーん

 

昼ご飯は思い出したくもない食い過ぎ事件が(涙)

たくやが、チェコの定番デザート「パラチンキ」というのを食べさせてあげようと言うので、

会社の近くのレストランへついていきました。

メニューを渡され、たくやは「何がいい?」読めねーよ、わかんねーよ。

でも、とりあえず目に付いたのが「Grill/Knuckle Pork 100g」の文字。

豚足だー、100gならなんとかなるかも? 

メニュー選びをたくやに頼んでもらちが明かないので、

それを選んでオーダー。

そしたらたくやが「パラチンキダブル」を私のために、シングルを自分のためにオーダーした。

でーもでも。

でてきた「なっくるぽーく」は200gくらいあった。

しかもパラチンキはダブルがふたつ。出された食べ物は捨てられると思うと残せないわたくし。

たくやの分のももを請け負ったら、パラチンキの最後のひとくちを残してしまった。

うがー、食い過ぎて胃が痛いです(T−T)

そもそも、パラチンキってのはバターで焼いたパンケーキみたいなもの。

焼きたてのパラチンキのなかにはフルーツが包んであって、

そこにアイスと生クリームが添えられている。

ダブルは1枚のパラチンキを半分に割って、その間にクリームが添えられている。

シングルは半分に割ったかたわれにクリームが添えられている。

だ・か・ら、シングルとダブルのオーダーは半分余っちゃうから成立しないのだと思う。

そして我らの前に現れたダブルのパラチンキ! 

やーらーれーたー。もう、食えません(涙)

<後でわかったんですが、パラチンキというのは複数形、パラチンカが単数形なのだそうです。

パラチンカって注文してたら半分に切ったのが出てきたんだろうか。疑問です。>

 

拓弥には、頼んでもいないお子様用のメニューが運ばれてきました。

シナモンパウダーがかかったオートミールっての?? 

なんと拓弥は上手に自分でスプーンを使ってぱくぱく食べていました。

でも、3コルナ、9円です(爆笑) 

で、拓弥は途中で「おえ。」っていいだして食べるのやめてました。はりきって詰め込みすぎたらしいです。

 

うっかりすると漏れてきそうな胃袋を抱えて、(お食事中の皆様ごめんあそばせ)

みなえちゃんおまちかねの巨大ショッピングモールへ。

服買いました。魚買いました。野菜も買いました。

明日は日本から持ってきたカレー粉で作るカレーです。量り売りの果物も買って、

ああああなんて安いのぉぉぉぉぉ!って毎度のことながら感嘆のため息。

緑色のでかいブドウが、1kg59コルナ。日本円で180円。

日本式に言えば、「ブドウ100g18円」よ奥さん!

うふうふうふふふふーーーー。買わなくちゃ、食べなくちゃー。

でも、甘いかどうかは誰も知りません(爆)

 

マック(関西風にはマクド)でお茶飲んでー、お店の中を徘徊している神様に飴もらってー、

(なにかいわれたけどわからなかった。拓弥が男の子か女の子とかきかれたのか?

 それともクリスマスを祝ってもいいと思ってるかどうか、宗教を聞かれたのか?)

お店の中はクリスマス一色。

それでずっと考えたんだけど、日本では宗教が違うのにとかってよく言うけど、

そもそも日本人は季節の節目のお祝いが好きなんだと思うんだな。

だから、年末の世知辛い「師走」なんて忙しいばっかりのつまんないシーズンに

クリスマスなんてハイカラでハッピーなお祭があったら、嬉しくなって飛びついちゃうのだと思う。

ああ、もう年末なんだな、今年も無事お正月を迎えられるかな、って。

冬の緑の枝や真っ白い雪や凍てつく夜空の星や冬の木の実を飾って、

暖かい炎のロウソクやわくわくするようなプレゼントの小箱もあったりして、

そんな 宗教云々を越えた身近なカタチの飾りに心引かれる日本人も少なくないに違いない。

クリスマス(=見知らぬ異国の冬の夜のお祝いごと)のことを考えると、

ハートがぽわっとあったかくなるじゃないか。

お外はしんしんと凍りつく夜に、おうちの中では明かりが灯って

大切な家族や友達がいて、ココロもカラダもあったかいんだよー。

 

ああ、そんなわけで、

夜も懲りずにチェコ料理屋さんへ(笑)

今度はメニューの解読をしなくて済む「写真付きのメニュー」のお店らしい。

でも、チェコ語ばっかりで英語は書いてない。

なので、スーパーの魚売り場でずっと気になっていた鱒のお料理を頼んでみた。

魚ですよ。チェコで魚を出されたのは初めてです。

スーパーの魚売り場には、サーモンと鯉と鱒、カレイ、

あとはイカ・タコ・エビ・カキくらいしかないんだもの。

泊まってるところで出してくれるのは肉ばっかりです。

出て来たのはスパイスたっぷりの衣で揚げた鱒一匹、バターライスのはずが

ソテーのじゃがいも、(まあいいか)あとはいろいろ野菜の付け合わせ。

衣と一緒に食べたら魚臭さもほとんどなくて、魚大好きなみなえちゃんは

頭と尻尾のついた骨だけを残してきれーーいに食べました。

あんまりきれいに食べられたので、

レモンの皮と一緒にその骨をお皿の上に飾ってみました(≧▽≦)

拓弥はその間にお隣のテーブルにいた5歳くらいのお兄ちゃんと遊び始めて、

ホイッスルぶりを発揮して店内の注目の的(^^;)

 

帰りの、山の夜道はつるんつるんに凍っていて、とっても危険な香りがしました。