Star Trek the Next Generation 6th season


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ギャラクシー・ロマンス
Lessons

第6シーズン 第145話
宇宙暦:46693.1

ピカードは新任の星間科学部主任と恋に落ちる。やがて彼は彼女を危険な任務に送り込むはめになってしまう。

ギャラクシー・ロマンス-あらすじ-


ピカードが新任の星間科学部の士官と恋に落ちる素晴らしいエピソード。普段はあまり表に出すことのない彼の人格を読み取ることができる。ピカードはジェフリー・チューブの中で"Why couldn't we just make music in our quarters." 「練習なら部屋で良いだろう?どこへ連れて行く気だ?」と言っているが、これから二人の関係どうなるかわからない彼の不安がうかがえる。ラストシーンは独創的で、ピカードのダイナミックな人柄がうまく表現されている(注:日本のドラマだったら喧嘩になりそうだが・・・・・・)。

監督:Robert Wiemer
Cast
ダレン(星間科学部主任): Wendy Hughes
マーキズ:R.Cox



ギャラクシー・ロマンス


ピカードはランドリスII号星で行われている遺跡の発掘のことが気になって仕方が無いようだ。非番にもかかわらずブリッジに現れ、作業の進行状況を問い合わせようとするが、コンピューターは天文チームに独占されていて何もできない。ピカードは天文チームの作業室を訪れた。だがチームのメンバーは艦長の訪問など意に介さず作業を続けている。天文チームの行っていた新星誕生のモデル実験はピカードが部屋に入ったことが原因で失敗してしまった。班長のネラ・ダレンは文句を言おうと振り向いて、ようやく艦長の存在に気づく。「アールグレイを飲みそこなったよ」とピカードが苦笑いすると、ダレンはアールグレイの代わりにハーブティを勧める。一口すすってむせてしまったピカードを見てダレンは微笑む。彼女は仕事熱心だが、それ以上に魅力的な女性だった。

エンタープライズはボーゴリス星雲に接近していた。ここで星雲を観測することになっている。
ピカードが自室でビバリーと朝食をとっている。彼はダレンに教わったハーブティをビバリーに勧め、何気なくダレンの人柄を聞き出す。そして彼女の行っている研究をビバリーに説明する。
テンフォワード。ダレンやデイタたちの演奏会が始まった。ピカードはピアノを演奏するダレンを見つめ、微笑んでいる。トロイもピカードの様子に気付いているようだ。やがて演奏が終わると、ピカードはダレンに彼女が少し演奏法を変えていたことを指摘し、絶賛した。ダレンは「一筋縄ではいかないわよ」とピカードに微笑みかける。

ブリッジにダレンが現れ、ライカーに星雲観測のためのスキャナーの使用時間を延長してくれと直談判する。ライカーは他のチームのことも考えろと断るが、彼女は納得しない。明日になれば時間が取れるはずだと聞いた彼女は、ようやく退出した。
ピカードの部屋を訪問したダレンは「ルシクの笛」を見つける。ピカードが吹き方を説明し、彼女の提案で二人は合奏の練習を始めた。慣れないことに戸惑っていたピカードも、ダレンのリードで楽しそうに熱中していく。

ブリッジ。ライカーをピカードからフェンシングに誘われる。あまりに機嫌のいいピカードにライカーは肩をすくめた。
医療室ではダレンがビバリーに腕の痛みを訴えている。ビバリーはダレンとピカードがいっしょに合奏の練習をしていたと聞かされ、少しさみしそうだ。
ピカードはダレンに連れられジェフリー・チューブにやってきた。彼女に何か吹くように言われたピカードはタカーンの曲を吹く。ダレンは曲の調べに感動し、伴奏を始めた。
機関部で作業をしていたジョーディはジェフリー・チューブの中から笛の音が聞こえてくることに気づくが、すぐに聞こえなくなってしまう。デイタに尋ねてみても音など聞こえなかったといわれ、首をかしげる。その時、チューブの中では二人は抱き合っていた。

ダレンたちがターボリフトの中で楽しそうに音楽の話をしている。だが途中で仕官が乗り込んでくるとピカードは硬い表情に戻ってしまい、ダレンに事務的な言葉をかけると先に降りてしまった。一人残されたダレンははっとする。
バーサリスIII号星からファイヤーストーム現象が始まったと連絡が入り、エンタープライズは援助に向かった。ピカードは作戦室にトロイを呼び、ダレンとの関係を相談する。「特定の部下と付き合う許可が欲しい」というピカードに、トロイはうなずく。
天文チームの部屋を訪れたピカードは、冷静な表情のダレンにターボリフトでの態度を詫び、自室に向かった。ピカードはタカーンの曲について説明し、あの体験を君と分かち合いたいとダレンに語るのだった。

ライカーが通路を歩いているとダレンが配置替えのことを尋ねてきた。彼が不機嫌に応対しても彼女は引き下がらない。
作戦室のピカードのもとにライカーがやってきた。彼はダレンが天文チームの人員拡大をしつこく要求していると報告、つい気兼ねしてしまうと付け加える。ピカードは彼に自分が良いと思うことなら遠慮する必要はないと答えた。
ピカードの部屋ではダレンがファイヤーストーム現象のことをピカードに説明している。ピカードは「二人の関係がまわりに悪影響してはいけない」と彼女にアドバイスした。そこへ、ウォーフから連絡が入る。バーサリスのファイヤーストームの影響を避けるため、住民の避難が必要になったという。

観察ラウンジに上級仕官が集められ、コロニーの住民をどう非難させるか検討された。結局、ダレンの提案で、ディフレクターを利用してコロニーにバリアを張り、熱を遮断することになったが、安全に作業を行える時間はわずかしか残されていない。ライカーは作業にあたるメンバーを、責任者にダレンを指名した。仕官たちが退出しはじめると、ピカードはダレンを呼び止めた。「何も君がいかなくても」といわれた彼女は「仕事に私情を挟まないんじゃなかったの?」と言い残し、出ていってしまう。
やがて上陸班が惑星へと転送されていった。ダレンを見送るピカードの顔は暗い。

惑星では上陸班の作業が続いていた。だが、ストームの影響で転送装置に異常が発生、予想以上に住民の避難に手間取っている。ダレンの合図でコロニーの周りにディフレクターのシールドが張られた。
エンタープライズにダレンから連絡が入った。ディフレクターの一部に故障が発生、このまま惑星に残り、作業を続ける必要があるという。一瞬考え込んだピカードは、厳しい表情で「作業メンバーはディフレクターの調整が終わるまで作業を続けろ」と返答した。
ストームがコロニーの外壁に到達した。その様子を窪地から見ていたダレンは「何てこと」とつぶやく。

ライカーたちが惑星から戻ってきた。医療部に現れたピカードはダレンがまだ惑星から回収されていないと聞かされる。
自室に戻ったピカードは思いつめた表情をしている。テーブルの上に乗っていた笛の箱を閉じたとき、ウォーフから生存者発見の連絡が入った。
急いで転送室に向かうピカード。だが、そこにダレンの姿はなかった。ため息をつき、あきらめたように出て行こうすると、ダレンが負傷した部下を支えて転送されてきた。見詰め合う二人。言葉を交わすことなく、ダレンは出ていった。

ピカードの自室。ダレンがいかにして自分の身を守ったか説明している。ピカードは彼女が転送室に現れたときの安堵感を説明する。彼女は二人のためにもエンタープライズを降りるつもりだとピカードに告げ、彼もそれを肯定する。ダレンは「音楽は止めないと約束して」と言い残し、部屋を出ていった。




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