Star Trek the Next Generation 6th season


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エンタープライズの面影
Relics

第6シーズン 第130話
宇宙暦:46095.0

エンタープライズは75年前に遭難した航宙船と遭遇する。船内からは転送状態のままになっていたモントゴメリー・スコット(吹き替えではチャーリー)が発見された。

エンタープライズの面影-あらすじ-


数十年振りに救出され、再び人生を歩むことになったにもかかわらずスコッティはあまり嬉しそうではない。特に昔ながらのアルコールが合成アルコールになってしまったことが不満らしい。デイタとスコッティが合成アルコールが飲むに値するか議論を交わすシーンがあるが、デイタの言葉はオリジナルシリーズの「宇宙300年の旅」でスコッティが言っていたものとまったく同じである。

エンタープライズは、理論上の物体である「ダイソンの天球」の中に閉じ込められてしまい、ジョーディとスコッティが必死に脱出法を探す。

監督:Alexander Singer
Cast
スコット(チャーリー)大佐: James Doohan
Sariel Rager: Lanei Chapman
Kane: Erick Weiss
バーテル少尉: Stacie Foster



エンタープライズの面影


エンタープライズは巨大な重力波に捕らえられてしまった。原因は「ダイソンの天球」らしい。天球の表面から、75年前に行方不明になっていたU.S.S.ジェノーランが墜落しているのが発見された。調査のためジェノーランに送られた上陸班は、転送機のバッファの中に避難していた男を救出する。

男はもう一人、フランクリンという男が転送バッファの中に避難していると言い、転送パネルを操作するが、彼を助けることはできなかった。ライカーがエンタープライズから来たと言うと、男は「カーク船長が助けに来てくれたんだな」と嬉しそうに言う。彼は、初代エンタープライズの主任エンジニアの、モンゴメリー・スコット大佐(チャーリー)だった。そして、クリンゴン人のウォーフが連邦の制服を着ているのを見てびっくりする。
ジェノーランはワープエンジンの不調で通常航行に移ったとたんにエンジンが爆発、天球の重力場に捕らえられて墜落したと大佐は説明した。大佐自身は隠居するために単なる乗客として乗り込んでいただけだった。

ジョーディがダイソンの天球の調査を行うと聞き、大佐は、作業を手伝おうと申し出るが、ピカードに断られ、さみしそう。その後、客室に案内されると、その豪華さに驚く。
機関室でジョーディが天球の調査をしていると、大佐がやってきた。彼も手伝おうとするが、昔の知識しかないために全く役に立たず、昔話をするばかり。しまいにはジョーディに「邪魔をするな」と怒鳴られてしまう。

大佐はテンフォワードに向かった。出された「スコッチ」は合成アルコールと気づき、がっかりする。デイタは彼のためにカウンターの下にあった天然アルコールを出す。これには大佐も満足したようだ。
大佐は酒のビンを持ちホロデッキに向かった。そしてNCC-1701(初代エンタープライズ)のブリッジを再現し、感慨にふける。そこへピカードがやってきた。大佐の飲んでいるのはピカードのアルデバラン・ウィスキーだった。二人は酒を飲み交わす。大佐は「ここでは自分は邪魔ものだ」と嘆くが、やがて、「思い出の中に逃げ込もうとしていた」と言いうとブリッジの映像を消去した。

ピカードはジョーディを呼び、大佐とともにジェノーランの調査をするよう命じ、彼の自信を取り戻してくれと付け加えた。 ジョーディは二日酔いの大佐と共にジェノーランへと向かった。
一方、天球の表面にアンテナらしきものを発見したエンタープライズは接近し、信号を送った。するとアンテナ付近からトラクタービームが発射され、捕獲されたエンタープライズは天球の中に引きずり込まれてしまう。
ジェノーランでは二人がコンピューターにアクセスしようとするが、持ってきた端末のパワーコンバーターが違うらしくうまくいかない。そこでエンタープライズから新しいものを送ってもらおうと通信を入れ、エンタープライズが付近にいないことに気づく。

天球の内部に入ってしまったエンタープライズは危うく天球の中心にある恒星に衝突しそうになるが、ぎりぎりのところで補助スラスターに点火、恒星の軌道に乗ることに成功する。調査の結果、天球の内部で生活していた住民たちはどこかに移っていった後で、恒星はフレアを起こしていた。
ジェノーランでは二人の努力で艦の機能を回復することに成功、エンタープライズの捜索に向かった。
エンタープライズのエンジンは内部に引き込まれた際に故障したまま依然と回復していない。激しくなっていくフレアに船体を破壊されるのは時間の問題となっていた。

ジェノーランの二人はエンタープライズが天球に引き込まれたこと、アンテナが内部への誘導システムだと見抜いた。大佐の提案で、ハッチを開けられ、防御シールドを張ったジェノーラン自体をつっかえ棒にしてハッチを開けたままにすることに成功する。
エンタープライズはジェノーランの作った隙間に急ぐが、ハッチはジョノーランの船体を押しつぶしそうになる。間一髪エンタープライズはハッチを抜け、ジェノーランが爆発する寸前、ジョーディと大佐も無事、転送・回収された。

ジョーディと大佐が談笑しながら通路を歩いている。大佐がジョーディに一杯やろうと持ち掛けると、彼は「もっといいものがある」と言って、シャトル・ベイへ案内した。中ではピカードたちが整列し、大佐を待っていた。ピカードはシャトルを彼にプレゼントし、別れの挨拶をする。大佐は「いいエンジニアに恵まれてエンタープライズは幸せものだ」とジョーディに言い残すと、シャトルに乗り込んだ。




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