Star Trek the Next Generation 6th season


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生命リンクテレパシー
Man of the People

第6シーズン 第129話
宇宙暦:46071.6

異星人の外交官が紛争を調停しようとしていた。その一方でディアナの行動がおかしくなり、そして彼女の顔つきも変わりはじめる。

生命リンクテレパシー-あらすじ-


ディアナは異星人の外交官にマイナスの感情の受け口として利用されていた。

BLOOPER
1)中盤、ライカーがトロイをテンフォワードから連れ出し、部屋まで送っていくシーンがある。二人はテンフォワードを出てターボリフトに乗り込むが、その扉には"08 Turbolift"の文字が!テンフォワードは第10デッキにあるはずなのに......
2)ラスト近く、回復しかけたトロイが一瞬目を開くが、よく見ると彼女の目は黒くない。コンタクトを入れ忘れたのだろう。
3)若返っても急に髪の色は変わらないのでは......

監督:Winrich Kolbe
Cast
アルカー大使:Chip Lucia
セブ・メイヤー:Susan French
リーバ: Stephanie Erb
シモンズ提督: George D. Wallace
Jarth: Rick Scarry



生命リンクテレパシー


レカグ・サロニア星系を航行中、エンタープライズはレカグの戦艦から攻撃を受けている輸送船を発見する。戦艦はエンタープライズの接近に気づくと撤退していった。輸送艦の艦長は、同乗しているサロニア星の和平使節団を引き取るよう要請、ピカードはそれを受け入れることにした。
やがて二人のサロニア人、ベル・アルカーという男と彼の母親セブ・メイロアが転送されてきた。紳士的なアルカーと対照的にメイロアはトロイを見るなり「息子に手をだすな」と厳しい口調で警告する。トロイはとまどいを隠せなかった。

作戦室。ピカードはこのまま二人をサロニア星まで送り届けるとアルカーに約束子、エンタープライズはサロニア星に進路を向けた。
レクレーションルーム(?)で体操を終えたトロイとアルカーは部屋に戻りながら和平交渉について話し、アルカーはトロイにも和平交渉に立ち会ってくれと頼む。だが、アルカーの部屋の前まで来るとメイロアが出てきて「もう寝たのかい?」とトロイに向かって言う。トロイは顔をしかめその場を立ち去った。
部屋で物思いにふけるトロイ。そこへ士官たちの査定を手伝うためにライカーがやって来た。トロイがメイロアからは悪意しか感じられないと彼にこぼしていると、ウォーフから大至急アルカーの部屋に来るよう連絡が入った。

二人がアルカーの部屋に向かうとメイロアが死んでいた。アルカーの話によれば彼女は病気だったらしい。トロイはアルカーに助力を申し出て、「告別の儀式」に立ち会うよう求められる。アルカーによればエンパスの助けがなければうまくいかない儀式のようだ。 アルカーの部屋で「告別の儀式」が始まった。二人は水晶を手に持ち、トロイはアルカーの言葉を復唱する。二つの水晶が触れた時、トロイははっと息を呑む。儀式自体はそれだけで終わりだった。
部屋に戻ったトロイはいらいらしている。午前中のカウンセリングの予定をすべてキャンセルしてしまった。

ビバリーはピカードを呼び、剖検を行わなければ死因がわからないと報告した。だが、アルカーの許可がなければ死体を解剖することは出来ない。唯一わかっているのは脳内の神経伝達物質が異常な高値を示しているということだけだった。
トロイが一人で体操しているが様子がおかしい。彼女は部屋を出てアルカーの部屋に向かった。トロイはアルカーを挑発するが,アルカーはのってこない。怒ったトロイはアルカーの部屋を飛び出していく。そしてターボ・リフトに乗り込むが、偶然一緒になった若い士官に熱いまなざしを送りはじめた。

ライカーがトロイの部屋へ行くと、挑発的な服に着替えたトロイがリフトで一緒だった士官と一緒にいた。若い士官はライカーに気づくと慌てて出ていった。ライカーは査定の続きをしようと持ち掛けるが、トロイは喧嘩で。頭に来たライカーは出ていってしまった。
エンタープライズは無事にレカグ・サロニア星に到着した。先に惑星に到着していた和平使節団と共に観察ラウンジで打ち合わせが行われた。
トロイは女性士官相手にカウンセリングをしていた。女性士官が愚痴をこぼしていると、トロイは言葉を遮り、冷たい言葉を浴びせる。

メイロアの転送記録を調べていたビバリー、ラフォージは、メイロアが常識では考えられないような早さで老化し、その結果死亡したことを突き止めていた。だが、なぜ急速な老化が起ったのだろうか?
テンフォワードで使節団の女性を話すアルカー。そこへ刺激的な服に身を包んだトロイがやってきた。彼女の髪の一部は白くなっている。「アルカーは渡さないわ」といきなり怒鳴りはじめるトロイ。見かねたライカーは彼女を外に連れ出す。二人がトロイの部屋に入るなりトロイはライカーに抱きつく。まんざらでもない様子のライカーだったが、いきなり首筋に爪をたてられると、怒って部屋から出ていってしまった。

窓の外を見て物思いにふけるトロイ。そこへアルカーがやってきた。振り返ったトロイは老婆になっていた。トロイは自分も交渉に連れて行くように頼み込むが、アルカーは拒絶する。
転送室ではピカードたちに見送られ、まさにアルカーたちが交渉会場に転送されようとしていた。突然さらに老化のすすんだトロイが飛び込んできた。アルカーに近づこうとするトロイを止めようとしたピカードはナイフで刺されてしまった。
トロイは医療室に運び込まれた。彼女もメイロアと同様に代謝が亢進し、神経伝達物質のレベルが高値に達していた。ピカードはアルカーの許可を得ないまま、メイロアの解剖を行うように命じた。

だが、剖検の結果、外見はともかく内臓は三十歳の女性ものであるということしかわからなかった。そして当然ながらアルカーたちは親子ではなかった。老化の原因を知っているのはすでに和平交渉の会場へ向かったアルカーしかいない。
ピカード、ウォーフが和平交渉の会場に転送された。ピカードは真相を話すようアルカーに詰め寄る。すると彼は表情も変えず「トロイを交渉の妨げになるマイナスの感情のはけ口にしていた」と白状した。ピカードたちは強引にアルカーをエンタープライズに連れ帰えろうとするが、警備員に銃を向けられてしまう。悔しがるピカードたちを尻目にアルカーは会場へ戻っていった。

エンタープライズに戻ったピカードは医療室にむかった。アルカーの話は真実のようだ。トロイを助けるにはアルカーとのリンクを断ち切るしかない。一時的に彼女を仮死状態にすればアルカーは別の女性とリンクするだろう。危険なか賭けが他に方法はなかった。トロイは薬物を注射され仮死状態にされた。
和平交渉は無事に成功した。談笑しながら出てきたアルカーがよろめく。ピカードからトロイの危篤を告げられたアルカーは求められるままエンタープライズへと向かった。
医療室ではアルカーの目の前で、ビバリーがトロイの死亡を確認した。ピカードは「覚悟しておけ」と警告するが、「連邦は交渉が終わり次第、無事に送り届けると約束したんですよ」と答えるアルカーに悪びれた風はない。アルカーは医療室から出ていった。トロイの蘇生が可能の時間はわずか三分。それまでに別の女性を見つけるだろうか?

予想通り自室に戻ったアルカーは、使節団の一人、リーバという女性に「告別の儀式」の手助けをしてくれるように頼み込む。あと一分半。儀式が始まった。二人の水晶が近づいていく。医療室のビバリーは残された時間はもう無いと判断し、トロイの蘇生を開始した。
トロイの意識が戻った瞬間、アルカーの顔が苦痛に歪み、リーバにつかみかかった。部屋に飛び来んだウォーフの目の前でアルカーは急速に老化していき、死んでしまった。医療室ではトロイが次第に若返っていった。
いままで免疫のなかったアルカーは、トロイとのリンクが切られたことで一気に流れ込んだ負の感情に耐え切れなかったらしい。

トロイとライカーがほっとした様子で話している。「そばにいてくれたのね」というトロイ。ライカーは「離れないよ、君がおばあちゃんになっても」と答えるのだった。




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