Star Trek the Next Generation 5th season


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流浪のベイジョー星人
Ensign Ro

第5シーズン 第103話
宇宙暦:45076.3

連邦のコロニーに対するベイジョー星人のテロ活動を調査するピカード。彼は強靭な意志を持つベイジョー星人の少尉の協力を得て、宇宙艦隊の高級士官の陰謀を暴こうとする。

流浪のベイジョー星人-あらすじ-


母星の人々を裏切ることをケネリー提督に強要されていたロー・ラレンは、ガイナンのやさしさに心を開きはじめる。そしてピカードと協力し提督の陰謀を暴く決心をする。
ミスター・モットーがピカードにアドバイスを与える。ピカードは「ベイジョー星人の名前はラストネーム、ファーストネームの順で呼ぶべきだ」と抗議される(日本人とおなじですね)。

監督:Les Landau
Cast
ロー・ラレン少尉:Michelle Forbes
ケネリー提督:Cliff Potts
オータ:Jeffery Heyenga
キーブ・フェロワ:Scott Marlowe
モットー:Ken Thorley
Gul Dolak: Frank Collison
1 of 3: Michelle Pillar


流浪のベイジョー星人


 ピカードがミスター・モットーの話にうんざりした表情で散髪してもらっている。そこへライカーからカーデシアとの国境近くのソラリアIV号星にあるコロニーからの救難信号を受信したとの連絡が入り、ほっとした表情でブリッジに向かう。ピカードがブリッジに着くとすでに救難信号は跡絶えていた。そこへ「ベイジョーの独立戦線」と名乗る人物から我々がコロニーを破壊したと通信が入った。ピカード達は顔をしかめる。
 ベイジョー星人はカーデシアに故郷を奪われた流浪の民だった。連邦がカーデシアとベイジョーの仲裁を行ったこともあったが、成果はあまり芳しくない。

 エンタープライズはコロニーの生存者を乗せ、ライ・アルファ宇宙基地に向かった。そこでケネリー提督とテロリスト対策を検討することになっていた。ケネリー提督は風邪ぎみで、ピカードが尋ねるとカーデシアの将校とあった時に移されたと言う。提督の話ではテロリストのリーダーはオータという男で、カーデシアのコロニーも攻撃しているらしい。ピカードは、彼をどんな手段を用いてもかまわないから捕まえろと命じる。二人が話しているところへ、ライカーからロー・ラレン少尉が乗船許可を求めていると連絡が入る。彼女はかつてガロンII号星で命令違反を犯し、それが原因で仕官が数名死亡、彼女自身は監獄に入れられていた。ピカードはなぜそのような人物と協力しなくてはならないのかと抗議するが、提督に、「この件には彼女が不可欠だ」と言われ、仕方なく乗船を許可する。

 艦長室でライカーがローに対する不満をピカードにぶつけていると、当の本人がやってくる。彼女の態度は反抗的で、ピカードは「うわさどおりだ」と顔をしかめる。
 エンタープライズはバル恒星系に向かっていた。観察ラウンジではピカードたちが、これから会うとになっているベイジョー人のリーダー、ホルツァのことを話していると、ローがそんなことをしても無駄だと言す。彼女は、居留地にいるケーブ・フェロアこそが真のリーダーで、彼と会うべきだと提言する。
 ローを加えた上陸班が居留地に向かった。だが、キロワは連邦に協力するつもりはないと言う。ローのアドバイスでピカードは、居留地の人々に物資を配るよう命じる。するとキロワは固い態度こそ崩さないが、オータの居所がわかったら連絡すると約束し、去って行った。ピカードがローを労うと、「毛布が効いたんだわ」と答える。そして自分に言い聞かせるよう「星の人達は負けたけど、自分は負けない」と続けた。

 テンフォワードではローが一人考え事をしながら座っている。ビバリーとトロイが同席を求めるが、彼女は断ってしまう。それを見ていたガイナンは勝手にローのテーブルに座リ、話し掛ける。「不幸に酔っているんじゃない?」一方的に話したガイナンが「良い友人になれるわね」というとローは「友人なんていらないわ」と答える。ガイナンは「良い友人になれるわね」と言い残し、席を立つ。ローに亜空間通信が入ったと連絡があり、彼女は私室へ向かう。
 通信の相手はケネリー提督だった。ローは「なにもかも提督のお考え通りに進んでいます」と報告する。

 オータのいるガロワIII号星の月に降りるためピカードたちが転送室に向かうとローの姿が無い。彼女は一人で六時間前に月へ降下していた。
 月に降下降下したピカード達はテロリストに囚われてしまう。そこへオータとともにローが現れた。オータはピカードたちは陰謀を進めようとしている誰かの駒にすぎないと告げる。そしてコロニーを攻撃したのは自分たちではないと言う。
 謹慎処分を命じられローが自室でぼーっとしているとガイナンが入ってくる。ローは「自分が誰かに操られているような気がする」と胸の内を語りはじめる。ガイナンはローを連れ、艦長室を訪れる。ローは提督からオータにテロ活動をやめさせ、その代わりに武器を譲渡する極秘任務を受けていたと告白する。事態の重大さに気付いたピカードは、オータと協力して真実を探り、そして提督の裏をかこうじゃないかとローに言う。

 オータたちを乗せた小型艦が月を発進、エンタープライズとともにバロIII号星に向かった。ピカードの予想通り、カーデシアの戦艦がエンタープライズに接近してきた。カーデシアの艦長はテロリストを引き渡せと要求する。ピカードがテロリストなど知らないとしらをきると、カーデシア人は従わなければ攻撃すると警告した。ピカードがケネリー提督に通信を入れると、提督はカーデシアとの和平を優先させろと命じる。ピカードは提督の陰謀を指摘するが、とぼけられてしまう。
 ピカードはオータの小型艦を残し、退却を命じた。カーデシア艦はすかさずオータの艦に攻撃を加え、撃破した。タイミングを見計らったように提督から通信が入る。提督が「皆死亡したか」と尋ねるとピカードは「船は無人でした」と答える。ピカードはカーデシアが密かにコロニーを攻撃し、ベイジョー人のせいにしていたのだと提督に説明する。提督はカーデシアにだまされ、彼らに攻撃の口実を与えていたのだった。

 ピカードがローにエンタープライズに残るようすすめると、彼女は一つ条件があると言う。その条件とは、ベイジョーのイヤリングをつけることを認めること。ピカードは笑って、それを認める。




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