In Theory
暗黒星雲の調査に使うため、デイタは光子魚雷を改造している。彼はジェナという名の女性士官と彼女の恋人に関して話していた。作業が終わり、星雲に光子魚雷が打ち込まれた。乗員たちはライトアップされ美しい姿をあらわした暗黒星団にうっとりと見とれる。
恋人が忘れられないジェナは自分を励ましてくれるデイタに次第に惹かれて行く。デイタの方も彼女の気持ちに答えようと乗員たちに恋愛に関するアドバイスを聞いて回ったり、歴史的な資料を参考に精一杯努力している。
暗黒星雲のなかにＭクラスの惑星が探知された。ピカードは調査にむかうよう命じる。時を同じくして艦内でポルダーガイストのような怪現象が起こりはじめる。
惑星のあるべき地点に到着しても、惑星の姿は見当たらない。が、突然惑星が姿を現した。艦内の怪現象も依然として続いている。調査の結果、星雲内に無数の亜空間のひずみが存在していることが判明する。これがエンタープライズにぶつかり、怪現象を起こしているようだ。星雲から脱出するには小回りの効くシャトルが歪みを感知しながらエンタープライズを先導していくしかない。シャトルの操縦をピカードがかって出る。 あともう少し、というところでシャトルは歪みと接触し、爆発してしまう。間一髪ピカードは救出され、エンタープライズも星雲から出ることに成功する。
デイタの部屋のテーブルには蝋燭がならべられ、ジェナとの夕食が準備されていた。だがジェナはデイタに関係解消を申し出る。彼女は感情を持たないデイタの態度、そして自分の感情も偽りであることに気付いたと告げる。デイタは彼女のためにインプットした恋愛プログラムを消去し、蝋燭を吹き消す。そして「お前もひとりぼっちなんだね」とスポットを抱き上げるのだった。