観察室ではライトン少佐がピカードたちに失踪事件の概要を説明している。五年前、タチアナンIII号星の調査を行ったU.S.S.ビクトリーの乗員たちが、最近になって次々に姿を消している。残っているのは、すでに彼女とジョーディだけになってしまった。
テンフォワードでライトンとジョーディが近況報告をしあっている。話題は事件に移り、二人は力をあわせて解決しようとお互いを励まし合う。
逃亡中のヒックマン中佐が盗んだシャトルが発見された。どうやらタチアナンIII号星に向かっているようだが、通信を入れても応答はない。惑星に接近してもスピードを落とす気配がなく、ピカードたちの目の前で、シャトルは大気圏に投入して爆発してしまった。
ライトンを含む上陸班が惑星に降下し、二基のシャトルが発見された。いずれも行方不明になったU.S.S.ビクトリーの乗員が盗んだものだった。生物の足跡を見つけたライトンは一人で、それをたどっていく。シャトルの付近には生命反応は観測されないが、ウォーフは誰かに監視されているような気がすると訴える。ジョーディがライトンを探しに行くと、彼女は「メンデスとブリンベルは生きている」と言い、さらに奥へ進んで行こうとする。彼女の様子がおかしいことに気付いたジョーディは必死に彼女を押さえつけ、エンタープライズに回収する。
ライトンの体にも異常が起き始めていた。ジョーディは脅えている彼女を「自分が守ってみせる」と励ます。
デイタの分析では惑星には未知の生物が生息しているらしい。だが、その正体を突き止めることはできないでいた。
ジョーディはライトンとともに、ビクトリーの乗員がなぜ惑星へ戻ろうとするのか、その理由が五年前の記録に隠されていないか調べていた。ライトンが急に惑星に戻って再調査したいと言い出す。彼女は「タチアナ人たちが待っている」と言い残し機関部を出ていこうとするが、倒れてしまう。抱き起こしたジョーディは彼女の身体に変化が起き始めていることに気付く。
医療室に運びこまれたライトンは、全身に血管が浮かび上がり、皮膚は黒く変色し始めていた。ビバリーはジョーディもいつ発病してもおかしくないという。ジョーディはコンピューターに自分の生命活動をモニターさせ、記録の分析を続ける。
しばらくすると変態の進んだライトンの体から生命反応が感知することが出来なくなってしまった。ビバリーは彼女の体に寄生生物が侵入しているのではないかと考え、調査に取り掛かる。
一方ジョーディは五年前の記録映像の中に誰のものかわからない影があることに気付き、ホロデッキに向かった。腕の自由が効かなくなりあせるジョーディ。
ホロデッキで当時の様子を再現する。ジョーディはビクトリーの乗員たちのホロ映像を消し、確かに姿の見えない何者かが存在していたことを突き止める。突然、ジョーディは激痛に襲われる。彼の身体にも変態が起きはじめてしまった。
ビバリーはライトンの胸腺のなかに潜んでいる寄生生物を発見した。この生物は宿主のDNAを書き換えてしまうらしい。治療するには再びDNAを元に書き換えてやればよく、ライトンに対する手術が行われた。
ビバリーはジョーディにも手術をするため、彼を呼び出すが返答がない。まだ退艦した形跡はなく、ライカーたちがホロデッキに向かう。だが、そこには脱ぎ捨てられた制服とバイザーしか残っていなかった。
変態を終え、透明になったジョーディは転送室へ向かっていた。そして、転送部員を殴り倒すと、惑星へ降下してしまう。
やがてジョーディが惑星のどこに降りたのかは突き止められたが、透明になりセンサーにも反応しなくなってしまった彼をどう探せばいいのか検討もつかない。回復しかけていたライトンは「私にしか見つけられない」と言い張り上陸班に加えられた。
惑星に降りとライトンは「ここにいる」といって一方を指差す。その方向に紫外線ライトを向けると、変態したジョーディやタチアナ人たちが浮かびあがった。ライカーたちに気付いたタチアナ人たちは逃げ出してしまう。
ライトンは脅えるジョーディに近づき、戻ってくるよう必死で訴える。彼は恐る恐るライトンの差し伸べた手を握りしめる。そして、震えながらライトンに抱きついたジョーディは二人は医療室に転送された。
ジョーディは手術を受け、回復に向かっていた。彼は「誰だがわからなかったが、なぜか信用する気になったよ。ありがとう」とライトンに語りかける。彼女は「昔からさんざん私のアドバイスを聞いていたからかもね」と言って微笑み返す。