Star Trek the Next Generation 4th season


第1シーズン 第2シーズン 第3シーズン 第4シーズン 第5シーズン 第6シーズン 第7シーズン Boldly Go...


前のエピソード<- ->次のエピソード


ギャラクシー・チャイルド
Galaxy's Child

第4シーズン 第90話
宇宙暦:44614.6

エネルギーを食料にする生命体の赤ん坊がエンタープライズを母親と勘違いしてしまう。ジョーディは以前にホロデッキで作り出したブラームス博士本人と対面する。

ギャラクシーチャイルド-あらすじ-


ジョーディは頭の中で描いていた(正確にはホロ映像の)ブラームス博士と本人のギャップに驚く。

監督: Winrich Kolbe
Cast
Ens. Pavlik:Jana Marie Hupp
Ens. Estevez:Lanei Chapman
リア・ブラームス博士:Susan Gibney


ギャラクシーチャイルド


 第313宇宙基地に向かっているエンタープライズにリア・ブラームス博士が乗船してくることになった。ピカードからそのことを知らされ、すっかり有頂天になっているジョーディは、ガイナンから「誰でも幻に恋をすることはあるわ」と意味深なことを言われる。  ブラームスが転送されてきた。ジョーディの期待と異なり、彼女はジョーディを一瞥すると「私の設計を台無しにしたのはあなたね」と冷たく言った。
 ジョーディがブラームスに機関室を案内している。彼女はジョーディが勝手にエンジンをいじったことが気に入らないらしい。ブラームスが文句を言っていると、彼女宛に亜空間通信が入電したと連絡が入る。

 アルファ・オミクロン恒星系に大きなエネルギー・フィールドが観測された。エンタープライズがそちらに向かうと、第7惑星の軌道上に謎の物体が発見された。
 ダイリチウム結晶室を見せられたブラームスは、予定していた改良がすでにジョーディの手で行われていることを知り驚く。彼女に「どうしてこんなことを思い付いたの?」と聞かれたジョーディは「当然ですよ」とはぐらかす。実際はホロデッキでブラームスのホロ映像と協力して思い付いた結果なのだが、どうしてもそう白状する気にはなれなかった。彼はブラームスを夕食に誘う。

 軌道上の物体はどうやら生命体のようだ。エンタープライズが接近し、生命体を調べていると、生命体の方もエンタープライズをスキャンし、近づいてくる。ピカードは退却を命じるが、生命体から光線が発射され、身動きがとれなくなってしまう。仕方なく低レベルのフェーザーで威嚇すると、生命体は死んでしまった。ピカード達は茫然とする。
 「大変なことをしてしまった。」ピカードがそう言い残し艦長室へ行こうとすると、生命体の死体から別の電離放射線が観測された。  ジョーディがそわそわと夕食の準備をしていると、ブラームスがやってきた。二人は先程の激しい口論が嘘のように、打ち解け、ブラームスも本音を見せはじめる。だが、ジョーディの意味深な言葉を聞いたブラームスの顔がこわばる。ジョーディが夕食にしようと言うと、彼女は「立場上よくないわ」と言い残し、部屋を出ていってしまう。

 生命体の体内には、生命体の赤ん坊がいるらしい。子供を守ろうとしてエンタープライズを攻撃してきたのだ。観察ラウンジで新しい生命体をどう扱うべきか話し合あわれた結果、フェーザー砲をメス代わりにして死体から赤ん坊が出てくるのを手助けしてやることになった。
 ジョーディとブラームスが配管チューブの中で、ジョーディの改良を見てまわっている。ブラームスに「なぜ私のことをよく知っているの?」と尋ねられ、しどろもどろになるジョーディ。「あなたに会いたいと思っていた。いい友達になりたい」と彼が答えると、ブラームスは「もう結婚しているの」と告げる。

 生命体の死体をフェーザーで切り裂くと、狙い通り、赤ん坊が飛び出してきた。
 テンフォワードではジョーディがガイナンに「ブラームスがあんな人だとは思わなかったよ」とこぼしている。ガイナンは「本当の彼女を見つめ直すことね」とアドバイスする。
 ピカードは進路を元に戻すよう命じると、赤ん坊がついてきてしまう。刷り込み、つまりエンタープライズのことを母親と思い込んでしまったらしい。生命体の赤ん坊はエンタープライズに張り付き、エネルギーを吸収しはじめた。ピカードはしばらく傍観するよう命じる。

 しかし、艦のエネルギーは赤ん坊に吸われ続け、あと6、7時間もすればエネルギーがなくなってしまうと予想された。シャトルベイを開放し、放出された空気で赤ん坊を吹き飛ばすプランが検討された。
 ブラームスがコンピューターを操作し、エンジンに加えられた改良点をチェックしている。ジョーディがホロデッキにエンジンのプロトタイプを再現して改良すべきポイントを検討していたことを知ると彼女はホロデッキに向かった。機関部に現れたジョーディは部下からブラームスがホロデッキに向かったことを知らされ、慌てて後を追う。だが、すでにブラームスは自分のホロ映像を見てしまった後だった。ブラームスは「レイプされたようなものだ」とジョーディを非難する。罵倒されたジョーディも怒り出し、「友人になれると期待した自分が馬鹿だった」と言ってホロデッキを飛び出していく。

 赤ん坊はエンタープライズのエネルギーを吸って大きくなっているようだった。親の生命体が向かっていたと思われる小惑星帯が突き止められ、エンタープライズはそこへ向かう。小惑星に生命体の食物となる物質があるらしい。赤ん坊を小惑星帯に戻すべく、シャトルベイの空気が放出されたが、赤ん坊はエンタープライズにへばりついたまま離れようとしない。
 赤ん坊が呼び寄せたのだろうか、小惑星帯から三体の生命体が近づいてきた。
 ブラームスはあるプランをジョーディに提案する。それは、エンタープライズの出力周波数を変えれば、ミルクが苦くなったことに気付いた赤ん坊が自分からエンタープライズを離れていくだろうというものだった。

 赤ん坊の仲間はあと三分でエンタープライズに接触というところまで接近してきていた。エネルギーの出力周波数の変更が開始された。効果なしと思われたが、赤ん坊が反応をみせはじめた。いっきにエンタープライズのエネルギーが吸収される。赤ん坊は怒っているようだ。しかし、さらに周波数を低下させると、赤ん坊は艦を離れ、仲間の元へ帰っていった。ジョーディとブラームスは「やったね」と微笑みあう。

 二人がテンフォワードで談笑している。ジョーディが「本当の君と知り合えてよかった」と言うと、「私も」とブラームスが答える。そこに彼女宛に亜空間通信が入ったとの連絡がある。「誰からだろう」とジョーディが尋ねると、彼女は「主人だわ」と言って席を離れる。一人残されたジョーディはため息をついた。




前のエピソード<- ->次のエピソード


Star Trek the Next Generation 4th season


第1シーズン 第2シーズン 第3シーズン 第4シーズン 第5シーズン 第6シーズン 第7シーズン Boldly Go...