どこかの惑星の医療室に怪我人が運びこまれた。医者達は怪我人の体の構造が自分たちと異なることに当惑する。運びこまれたのは変装したライカーだった。
ライカーが意識を取り戻した。リバース・ジャガラと名乗り、体の構造が違うのは遺伝子の突然変異だと説明する。そして、フェーザーのことは近所の子供のお土産だと答える。医者たちが出ていくと、ライカーはベッドから起き上がろうとし、苦痛に顔を歪める。
ライカーの説明は真実性を欠き、一部の医者達は異星人の騒ぎはじめていた。病院長は混乱を避けるため、ライカーの話題を避けるよう命じる。
科学者のミラスタが首相たちの前でワープ航法の実験について説明している。中央保安局のクローラは改革が早すぎると首相に忠告するが、逆にたしなめられてしまう。
実験室に戻ったミラスタの前にピカードとトロイが転送されてくる。ピカードはこれから宇宙へ羽ばたこうとしているマルコリア星の人々と平和的に接触する手助けをして欲しいとミラスタに頼む。ミラスタは半信半疑だが、ピカードに勧められ、エンタープライズへ乗り込むことにした。
エンタープライズから自分の星を見たミラスタは「夢に見た通りだ」と目を輝かせる。ピカードが以前から偵察隊がマルコリアに潜入していること、ライカーが行方不明になっていることを告げると、ミラスタはマルコリア人は自分たちが宇宙の中心だと思い込んでいることや保安局のクローラが接触の際の障害になるだろうと説明する。
病院は異星人のうわさで持ちきりになっていた。病院長はライカーに異星人ではないのかと尋ねるが、真実を明かさなければ命があぶないだろうと警告する。
ピカードはミラスタとともに首相を訪れた。首相はピカードの姿を見て茫然とする。
首相はエンタープライズに招待された。ピカードはワインを渡し、友人になれますように、と乾杯する。ミラスタの言っていたように首相はかなり保守的なようだ。しかしピカードの話を聞き、警戒心が和らいだようで「今日は良い一日だった」とピカードに言う。
ライカーが部屋から脱出しようとしているとラネルという名前の看護婦が入ってくる。彼女は脱出を手伝う代わりに「抱いてくれ」とライカーに持ち掛ける。宇宙人と寝るのが夢だったという彼女は戸惑うライカーを押し倒す。
ラネルの助けを借りて部屋から脱出したライカーだったが、医者に見つかり、乱闘になり、重傷を負ってしまう。病院長は仕方なく保安局に連絡するよう命じた。
首相がピカードたちの扱いをどうするべきか、クローラたちと話し合っている。クローラからスパイを捕らえたと報告され、首相の顔がこわばる。ミラスタは自分からピカードに黙っているようアドバイスしたと首相に弁解するが、以前から潜入していた偵察隊のことを知り、態度を硬化させてしまう。
クローラは病院を訪れ、ライカーを尋問すると病院長に告げる。ミラスタはすぐにライカーをエンタープライズに戻すべきだと抗議するが、クローラの決意は固い。病院長が「医師としての倫理に背くことはできない」と尋問に手を貸すことを拒否すると、クローラは彼を解任してしまう。
首相からスパイのことを指摘されたピカードは、落度を認めた上で「最初の会話をスムーズに進めるためには十分な情報が必要だった」と説明する。首相は一応納得したようだが、ライカーを返還することは拒否する。
首になった病院長の代わりの医者が連れてこられ、ライカーに薬物が注射された。クローラは意識を取り戻したライカーに語りかける。
一方、ミラスタは「関係か悪化する前にライカーを引き渡すべきだ」と首相に抗議していた。
ライカーが「平和的任務だった」と主張すると、クローラはフェーザーを取り出し、「武器を持っているのに?」と尋ねる。そして「首相に進むべき道を示さなくては」と言ってフェーザーをライカーの手に握らせ、自分の胸を撃ってしまう。
病室に入ってきた医者たちが倒れているクローラを発見し、大騒ぎになる。そこへビバリー達が現れ、二人をエンタープライズに回収する。
ビバリーの治療の結果、ライカーは一命を取り留めた。クローラの方は麻痺にセットされたフェーザーで撃たれたため、気絶しているだけだった。
クローラは見舞いに来た首相に「あいつらと手を結んではいけません」と訴える。首相は「わかっている」と言って彼の手を握り締める。
首相は混乱を避けるため、ワープ航法の開発を遅らせるようミラスタに命じた。そして「まだ時期がきていない」とピカードに立ち去るよう求める。ピカードが「今回の騒ぎは、もう広まっているのでは?」と尋ねると「しばらくすれば忘れるさ」と首相は答える。ミラスタがエンタープライズに残りたいと言い出す。ピカードが「あなたにはまだ準備ができていないのでは?」と尋ねると、彼女は「いいえ、九才の頃、プラネタリウムで星々を旅した時から、もう準備はできています」と答える。首相はミラスタの願いを聞き入れた。
ピカードが「いつかまた戻ってきます。」と言うと、首相は「運がよければまた会えるな」と微笑み返すのだった。