Star Trek the Next Generation 4th season


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革命戦士イシャーラ・ヤー
Legacy

第3シーズン 第80話
宇宙暦:44215.2

今は亡きターシャの生まれたタルカナIV号星。置き去りにされた連邦の乗員を探す上陸班は、対立する二つの勢力から妨害を受ける。

革命戦士イシャーラ・ヤー-あらすじ-


イシャーラを見ているとリンダ・ハミルトンが脳裏に浮かぶ。この配役がBeth Toussaintに決定されたのは、彼女の外見がこのストーリーにぴったりだったからだろう。「ターミネーターII」や「美女と野獣」と同時期に放映されていたため、その影響を受けたものと思われる。

監督: Robert Scheerer
Cast
イシャーラ・ヤー:Beth Toussaint
Hayne: Don Miralult
Tan Tsu: Vladimir Velasco



革命戦士イシャーラ・ヤー


 ライカーたちがポーカーをしていると救難信号が入る。ターカナIV号星の軌道上の貨物船アーカスのもとに急ぐが、エンタープライズの目の前でアーカスは爆発してしまう。幸い脱出カプセルが発射され、ターカナIV号星に降下したらしい。だがターカナは政府が転覆して以来、連邦との接触を絶っていた。
 住民たちから襲撃される可能性は高いが、アーカスの乗員を確かめるため上陸班が送られることになった。惑星表面は戦争のため壊滅状態で住民たちは地下に住んでいた。地下の住民たちは同盟と連合の二大勢力に分かれ戦っているようだ。ライカーたち上陸班の出会った連合側のリーダーはアーカスの乗員の救助を手伝う代わりにフェーザー銃を要求する。

 ライカーたちがエンタープライズに戻り対策を話し合っていると、連合のリーダーから通信が入る。ビューワーに現れたリーダーのとなりにはターシャ・ヤーの妹と名乗るイシャーラ・ヤーという女性が立っていた。リーダーはイシャーラが乗員救出に手を貸すと申し出る。トロイはリーダーがだまそうとしていると報告するが、ピカードはあえてその申し出を受ける。
 イシャーラがエンタープライズに乗船してきた。出迎えたデイタは彼女のなかにターシャの面影を認める。彼女を交え救出プランを検討しようとしているところへ同盟側に囚われているアーカスの乗員から通信が入る。ターカナ星の領域を犯した償いにもうじき処刑されるという。同盟側のアジトへ潜入するためには、まずアーカスの脱出カプセルを見つけなければというと、すでにイシャーラがその位置を突き止めていた。

 イシャーラの体内に埋め込まれた警報装置を利用し、彼女がおとりとなっているすきにライカーたちは脱出カプセルのところへたどり着くことができた。多少手間取るもののカプセルの修理を終了、イシャーラを転送しようとするが、ロックできない。ライカーが救出に行くが彼女は敵に撃たれてしまう。
 DNA鑑定の結果、確かにイシャーラはターシャの妹だった。ターシャの話をピカードから聞かされたイシャーラの中でなにかが変わりはじめたようだ。調査の結果、乗員を救出するにはエンタープライズのフェーザーで惑星の岩盤を打ち抜く必要があると判明、フェーザーの改造が開始された。その間、デイタとイシャーラはテンフォワードでターシャや昔のことを語り合う。そして彼女はデイタに惑星から抜け出したいと告白する。

 デイタはイシャーラの気持ちをピカードに報告するが、トロイはその様な決意は感じられないという。そして情に流されるなとデイタに注意する。イシャーラは「惑星では見返りがなければ誰も親切にしてくれない」とデイタに言う。そして「見返りは君がエンタープライズに残ってくれることだ」と答えるデイタの頬にキスをする。その後、仲間にエンタープライズに残ることを知らせなくては、と一人で観察ラウンジに向かう。ビューワーに現れた連合のリーダーに「任務は?」と聞かれたイシャーラは「順調です」と答えるのだった。

 医療部でイシャーラの体から警報機が摘出された。イシャーラはデイタに私を忘れないでと言って警報機を渡す。デイタが不思議がると彼女は生きて帰れないかもしれないでしょとうそぶく。
 イシャーラ、そしてライカーたち上陸班が乗員救出にむかう。無事、アーカスの乗員は救出できるが、警報が鳴り響く。引き上げようとするが、イシャーラが見つからない。彼女は一人でエネルギー融合炉へ向かっていた。融合炉をオーバーロードさせようとしているところにデイタが現れる。イシャーラはデイタにフェーザーを向ける。彼女は驚くデイタにすべてを白状した。彼女が融合炉をオーバーロードさせ、その隙に連合が同盟側に大攻勢をかける予定だと言う。彼女が引き金をひこうとした瞬間、間一髪現れたライカーが彼女を気絶させる。彼女のフェーザーは「殺傷レベル」にセットしてあった。

 ピカードはイシャーラを簡単に信じ過ぎたと言い、連合に帰ることを許す。転送室まで彼女を送っきたデイタに向かい彼女は「生まれて初めて友情を味わえた」と言うが、デイタは表情を変えず一言、「転送」。
 デイタはライカーの部屋を訪れ、イシャーラの記憶が消えないと相談、ライカーは「信じない限り、友情は生まれない」と答える。ライカーの部屋から出たデイタはイシャーラから受け取った警報機をじっと見つめるのだった。




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