Star Trek the Next Generation 4th season


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恐怖のワープ・バブル
Remember Me

第4シーズン 第79話
宇宙暦:44161.2

エンタープライズの乗員たちが次々に消えていく。しかしドクター・クラッシャー以外、彼らが存在していたことすら覚えていない。

恐怖のワープ・バブル-あらすじ-


トラベラーがあらわれ、ウェスリーの母親救出に手を貸す。

監督: Cliff Bole
Cast
ディラン・クェイス博士:Bill Erwin
トラベラー:Eric Menyuk



恐怖のワープ・バブル


 乗員交代のためエンタープライズは第133宇宙基地に停泊していた。ビバリーは恩師であるディラン・クエイス博士を迎えに転送室に行く。機関部でウェスリーがワープエンジンを使って実験をしているとビバリーが様子を見にくる。もうじき出発だから、もうやめろとジョーディに注意され、ウェスルーが「もう少し」と答えていると、突然閃光が走る。エンジンの分析では何も異常は発見されない。ウェスリーはビバリーを呼ぶが、彼女の姿はそこにはなく、怪訝そうな顔をする。
 翌朝ビバリーはクエイス博士の部屋を訪れるが、部屋は空っぽ。不信におもった彼女がコンピューターに博士の所在を尋ねると、返ってきた答は「博士は乗船していません」だった。

 ビバリーの要求で艦内の大規模な捜索が行われるが博士は発見されない。さらにどこに問い合わせても博士がこの世に存在していた記録は見つからなかった。博士を転送したはずのオブライエンは博士など転送した覚えはないという。ビバリーはオブライエンの精密検査を行うことにし、医療部に行くが医療部員の姿が数名見つからない。ピカードとビバリーがその件で話していると機関部のウェスリーから連絡が入る。姿を消したクエイスたちウェスリーの実験が原因でワープフィールドの泡、ワープ・バブルに捕らえられてしまったらしい。

 ビバリーが医療部に戻ると、だれもいない。ブリッジに向かいそのことを報告するが、だれも驚かず、エンタープライズの定員は230名だという。茫然とするビバリーは艦長室に呼ばれる。ビバリーはピカードに第133宇宙基地に戻るよう要求し、ピカードはそれを受け入れる。
 ビバリーが医療部に戻ると、突然ドアに閃光とともに大きな渦が口をあけ、中に吸い込まれそうになる。調査が行われるものの異常は発見されない。ビバリーが再び定員を尋ねると今度は114名だ。
 すでに数百人の乗員が消えてしまった。ビバリーは艦内の乗員全員を監視をウォーフに命じるようピカードに頼むが、ピカードはウォーフのことが判らない。ウォーフまで消えてしまったのだ。

 ウェスリーが心配になったビバリーは機関部に向かう。彼はまだ消えていなかった。今回の事件の発端になったのはコジンスキー理論の実験で、これを解決できるのはコジンスキーの助手の旅人(トラベラー)しかいないとウェスリーは説明する。だが、二人が機関部から出て行こうとするとウェスリーの姿は消えていた。  ビバリーがブリッジにいくとピカードしかいない。残されたのは二人だけになってしまった。彼女は消えてしまったライカーたちのことを説明するがピカードは覚えていない。ビバリーの提案でコンピューターにピカードの生命反応を読み上げさせることになった。が、ほんの一瞬目をそらした隙にピカードは消えてしまう。とうとうエンタープライズの乗員はビバリー一人になってしまった。と、その時、ビューワーに渦が開く。ビバリーが必死に吸い込まれまいとしていると、渦は消え去ってしまう。

 機関部ではウェスリーとジョーディがワープフィールドを操作してビバリーを救おうとしていた。渦の正体は彼らの操作したワープフィールドの一部だったのだ。だが、それも閉じてしまい、がっかりするウェスリー達の前に旅人が現れる。彼はビバリーが自分が生きていると信じている限りは大丈夫だと説明する。
 ビバリーは旅人の故郷、タウ・アルファ・Cにエンタープライズを進めようとするが、コンピューターはそんな星は存在しないと答える。宇宙はどんどん縮みつづけ、エンタープライズの周りだけになっていた。

 旅人とウェスリーは現実とビバリーのいる世界をつなげようとしている。エンタープライズはワープバブルの発生した第133宇宙基地に到着した。だがワープバブルの大きさはさらに小さくなっていく。
 宇宙はすでにエンタープライズの船体よりも小さくなっていた。ビバリーはようやくワープバブルに囚われているのは自分であることに気付く。
 ウェスリーは精神を集中し、必死にワープバブルの中と接触しようとしていた。
 自分の思考がこの宇宙を形成していること、いままでに二回現れ自分を吸い込もうとしていた渦が現実への出口であるにビバリーは気付く。そしてはじめにバブルが発生した機関部に急ぐ。予想通り機関部には今にも閉じてしまいそうな渦が発生していた。意を決して中に飛び込むと、そこはウェスリーたちの待つ、現実のエンタープライズの中だった。

 ビバリーはピカードに乗員数を尋ねる。そして1014名という答を聞き、ほっとするのだった。




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