Star Trek the Next Generation 4th season


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宇宙孤児 ジョノ
Suddenly Human

第4シーズン 第78話
宇宙暦:44143.7

エンタープライズはテラリア船の乗員を救出する。その中には悪態をつく地球人の少年がいた。

宇宙孤児 ジョノ-あらすじ-


テラリア人であるエンダーの息子、ジョノが救出される。そして彼の帰属をめぐって醜い争いがはじまる。
監督: Gabriella Beaumont
Cast

ジョノ:Chad Allen
エンダー:Sherman Howard
Connaught Rossa提督: Barbara Townsend


宇宙孤児 ジョノ


 救難信号を受けたエンタープライズはタレリア人の観察船とランデブーした。タレリアとの紛争時代にまったくおなじシチュエーションで罠をかけられたことがあり、救出斑を送るのは一種の賭けだったが、結局ピカードは救出斑を送る。タレリア船には負傷した十代の少年たちが倒れていた。そして驚くべきことに彼らの一人は地球人だった。
 医療室に収容されたジョノという名の少年は固い表情を崩そうとせず、いきなり奇声を上げはじめる。少年たちの奇声にビバリーが頭を抱えているところにピカードが入ってくる。彼が一喝すると奇声は止み、ピカードが艦長だとわかるとジョノは急に態度を改めた。

 調査の結果、ジョノという少年はある提督の孫であることが判明する。すっかりタレリア人になってしまったジョノに地球人としての自覚を目覚めさせるため、彼の父親役をピカードが務めることになった。ピカードがあくまでもお前は地球人だと説得しようとしても耳を貸そうとせず、エンダー艦長の元に戻せと繰り返すばかりである。ピカードはもうジョノの父親役をやめたいとトロイに泣き付くが、トロイははじめから立派な父親などいないと答える。
 ピカードはジョノの部屋を訪れ、彼の両親の写真を見せる。タレリア人がお前の両親を殺したんだぞと言われるとジョノはそれが戦争だと冷静に答える。だがタレリア船から通信が入ったためピカードが出て行くとジョノは写真をじっと見つめる。彼は両親と死別した時のことを思い出していた。

 ピカードがタレリア艦のエンダー艦長に向かって、なぜジョノを手元においておかなかったのかと尋ねると、あれは私の息子だとエンダーは答える。詳しい交渉を行うため、エンダーがエンタープライズにやってきた。エンダーの話ではタレリア人には戦争孤児を自分の子供として育てる慣習があるという。そして彼はジョノを帰さなければ交戦も辞さないと付け加える。
 ピカードの立ち会いの元、エンダーとジョノは再会した。ジョノはあくまでもタレリアにかえるつもりだとエンダーに報告する。
 新たに二隻のタレリアの戦闘艦がエンタープライズに接近していた。そこへジョノの祖母である提督から通信が入る。ジョノは女性である提督がピカードの上官だと知ると自分の感情を抑えきれなくなる。ピカードはホロデッキにジョノを連れていく。ラケットボールをはじめたジョノの頭の中に両親が死んだ戦争がよみがえる。そして死んだ母親のことを思い出し、ピカードの胸で泣く。テンフォワードに向かったジョノはウェスやライカーたちとバナナパフェを食べて見ようとするがうまく行かない。パフェをウェスの顔に掛けてしまい、楽しそうに笑う。だが、夜になりピカードの部屋に忍び込んだジョノはいきなりピカードの胸にナイフを突き立てる。

 エンタープライズはタレリア艦に包囲されてしまった。テレリア人の艦長はジョノを返すよう要求する。
 医療室のピカードの元にジョノが連れて来られる。ピカードに何故あんなことをしたのかと尋ねられると、ジョノはエンダーに受けた恩や今までの思い出が忘れられなかったと答える。そして変わっていく自分を止めるため、ピカードを刺したと告白する。
 最終勧告を告げるエンダー。そこへジョノを連れたピカードが現れる。そしてジョノを父親の元へ帰すと告げる。
 ジョノがタレリア艦へ帰って行く。転送される直前、ジョノは手袋をはずし、ピカードに親愛の情を示す挨拶をするのだった。




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