だが、エンタープライズの一発逆転を賭けた攻撃もボーグには通用しなかった。茫然とするライカーにロキュータスは、ピカードを通じて人類の知識はすでに吸収したと告げる。
ボーグは地球に向かった。だがエンタープライズは先程の攻撃でエンジンは損傷し、後を追うことができない。
ライカーたちはハンソン提督と対策を話しあう。ウルフ359星域にはクリンゴン船を含め40隻以上の艦船が集結したという。そしてピカードは戦死したと判断され、ライカーが新たな艦長に任命された。ライカーはシェルビーを副長に任命する。
やがてウルフ359星域で宇宙艦隊とボーグの戦いが始まったとハンソン提督から連絡が入るが、途中で途切れてしまう。
ワープエンジンの修理の終わったエンタープライズはウルフ359星域に向かう。対ボーグ策が検討されるが、決定的な案は見つからない。艦長室にたたずむライカーの元へガイナンがやってくる。そして彼女はピカードのことを忘れるよう諭す。
艦はウルフ359星域に到着した。だが、そこにはおびただしい数の艦船の残骸が漂流しているだけだった。
ボーグの後を追うエンタープライズは船体分離の準備にかかる。ロキュータースの裏の裏をかこうという作戦だ。ライカーはボーグ船に通信をいれる。ロキュータスはライカーにおとなしく地球へ先導するよう警告する。
エンタープライズは船体を分離、ボーグ船に総攻撃をかける。ライカーの読み通り、ロキュータスは第二船体に攻撃を仕掛けてきた。円盤部から反物質スプレッドを発射、トラクタービームをそらした隙に、デイタとウォーフの乗るシャトルがエンタープライズを離れ、ボーグ船に乗り移る。そして、ロキュータスをシャトルに連れ去ることに成功する。
ロキュータスのいなくなったボーグ船はエンタープライズへの攻撃を止め、地球に向かった。
医療室に運び込まれたロキュータスはボーグの代弁者としてエンタープライズに留まると言う。ボーグとロキュータスの間には亜空間信号がかわされているため、ピカードとボーグの部分を切り離すことが出来ない。アンドロイドのデイタが機械であるロキュータスとの交信を試みることになった。
研究室へ運び込まれたロキュータスとデイタの神経結合が開始されようとしていた。ようやくエンタープライズは太陽系へと入るが、すでにボーグは火星を突破していた。
デイタはボーグの集合意識と接触することに成功する。突然ロキュータスが暴れはじめる。どうやらピカードがデイタたちと接触しようとしているらしい。
やがて地球の直前でボーグ船は動きを止めた。エンタープライズで行われていることに気付いたらしく、トラクタービームでエンタープライズを捕獲する。デイタは集合体へ攻撃停止コマンドを送ろうとするが、うまく行かない。ライカーは特攻の準備を命じる。そのとき、ロキュータスが「眠りたい」と言い出した。
突然、エンタープライズへ加えられていた激しい攻撃が止む。ピカードの言葉の真意に気付いたデイタが集合体に休止コマンドを送ったのだった。そして急な休止コマンドから自滅コマンドがスイッチを入ったらしく、ボーグは自爆してしまう。
意識を回復したピカードは「夢を見ているようだ」と言う。覚えていますかと尋ねるライカーにピカードは「すべて覚えている」と答えるのだった。
エンタープライズは修理のためマッキンリー宇宙基地に向かことになった。そして思い詰めた表情のピカードは艦長室から地球を眺める。