テンフォワードではジョーディが女の子とどう接すればいいのかウォーフと相談している。お目当てのクリスティーのほうから話し掛けてくるがジョーディはしどろもどろ。がっくりしているところに呼び出しがかかる。近くの惑星に小さな宇宙船が墜落しているらしい。ジョーディも上陸班に加わり調査に向かうと瀕死のヒューマノイドが一人倒れていた。だが、自律神経系が不安定になっているため、このままではエンタープライズに収容出来ない。その場をしのぐために、転送の間だけジョーディが怪我人と神経結合することになった。そして神経結合が開始されると怪我人から飛び出した光がジョーディの中に入っていく。
救助されたヒューマノイドは脱出カプセルに乗っていたらしく、何者かに攻撃を受けたようだ。一時は命が危ぶまれたものの驚異的に回復に向かっていた。ただ彼の身体は細胞レベルで突然変異が起こっていてビバリーにはそれを止めることができない。
テンフォワードでデイタたちがカプセルから発見された装置の解読法を話し合っている。こんなところで仕事の話をするなとウォーフが怒鳴ると、ジョーディは自分のほうからクリスティーを誘いに行ってしまう。
ビバリーがジョン・ドゥーと名付けたヒューマノイドは意識を回復するが記憶を失っていて自分が誰なのかすらわからない。やがて自力で立ち上がれるようになりリハビリをしていると激痛に襲われる。原因は今も続いている細胞の突然変異のようだ。
ジョーディとクリスティーはうまくいっているようだ。ライカーにからかわれ、ジョーディが「世の中が変わったみたいだ」と言うと、ライカーは「変わったのはお前だよ」ときりかえす。
医療部に肩を脱臼したオブライエンがやってきた。ジョンが何気なく彼の肩にふれると怪我が治ってしまう。驚くビバリーたちにジョンは自分でも何をしたのかわからないと言う。
脱出カプセルから発見した装置が解読され、ジョンがどこから来たのか判明した。だがピカードが送り届けてやるとジョンに言うと「我々はそこから逃げてきた。なぜかは思い出せない」と断る。そして再びジョンのからだを痛みが襲い、彼の胸部を光がつつむ。
テンフォワードでジョンとビバリーがお互いの友情を確認している。彼は「何故かわからないがやがて旅立つことになるだろう」とビバリーに告げる。
エンタープライズに向かって所属不明の艦船が接近してきていた。医療室にいたジョンは以前よりも激しい痛みに襲われる。そして「この船を降りなくては」と言い残しシャトルベイに向かう。彼がシャトルベイのハッチを開けようとしているところに連絡を受けたウォーフたちが到着する。ジョンの警告を無視してウォーフが近づくと、ジョンの体が発光し、弾き飛ばされたウォーフは死んでしまう。そして脱走をあきらめたジョンが体に触れるとウォーフは息を吹き替えす。ピカードがなぜシャトルを盗もうとしたのかと尋ねてもジョンはわからないと繰り返し、このままでは危険だと答えるばかり。そこへ先程の艦船が射程距離内に入ったと連絡が入る。ジョーディが勇気をくれてありがとうとジョンに礼を言う。
スナッドというその船の司令官はジョンの身柄を要求してくる。ジョンはザルコン星の死刑囚で、要求に従わなければ攻撃を加えると警告してきた。トロイはスナッドは本気で攻撃するつもりだが、なぜかジョンを恐れていると感じていた。観察ラウンジでジョンを交えて対策が話し合われる。なぜ追われているのかわからないというジョンは「自分にはなにか大事な使命が残されている」とピカードに告げる。
交渉をはじめたピカードがジョンの不思議な力に言及するとスナッドは怒りだし、部下になにか命じた。するとエンタープライズの乗員たちは息が出来なくなり、次々と倒れはじめる。医療室に居たジョンは記憶を取り戻し、乗員たちの命を救う。そしてブリッジに向かったジョンは、部下に攻撃を命じようとするスナッドをエンタープライズのブリッジに連れて来てしまう。ジョンはザルコン人が進化の過程にあり、やがて体を超越した存在になること、自分はその先駆けであることを説明する。ジョンはいまや黄金に輝く光に変態していた。彼がスナッドを艦に戻すとザルコン人たちは引き上げて行った。ジョンはビバリーたちに別れを告げると宇宙へ旅立っていった。