ベタゾイド星での貿易交渉が終わり、テンフォワードでは閉会セレモニーが開かれている。トロイは相変わらずラクサナと口論になってしまう。パグとパレックという名前の二人のフェレンギ人がラクサナに近づき、テレパシーを使って一山あてようと持ち掛けるが当然のように断られてしまう。だがフェレンギ人はなんとしてもラクサナを手に入れようと思い込んでしまう。
ライカーとトロイはベタゾイド星で上陸休暇をすごそうとしていた。いいムードの二人の前にホムを連れたラクサナが現れる。ラクサナがどうして結婚しないのかと二人をからかっていると、先程のフェレンギ人ポグが転送されてくる。そしてライカーたちをフェレンギ艦へ誘拐してしまう。
パグはテレパシーで儲けようとラクサナに迫る。彼女はポグに二人で話をしようと持ち掛ける。
そのころエンタープライズはベダゾイド星から離れ星雲の調査を行っていた。ウェスリーはアカデミーの一次試験に合格し、調査が終わり次第、面接に向かうことになっている。
ライカーは見張りをだまし拘束室から出る。そして見張りを殴り倒してトロイを助け、通信機でエンタープライズを呼ぼうとするが、コンピューターにアクセスするにはポグのアクセスコードが必要だった。
星雲の調査を終えたエンタープライズはベタゾイド星からライカーたちが誘拐されたと連絡が入る。
テレパシーでトロイからアクセスコードのことを聞いたラクサナはポグからアクセスコードを聞き出そうとするが、パレックに邪魔されてしまう。パレックはラクサナを精神スキャンにかけなけば機密漏洩の罪で告発すると脅し、パグはしぶしぶそれを認める。
ライカーはワープフィールドを操作し、亜空間の歪みを利用してエンタープライズに信号を送ることを思い付く。
エンタープライズではライカーの作り出した亜空間の歪みに気付くが、それが何なのか理解できない。迎えに来たU.S.S.ブラッドベリーに乗り移るため転送室へ向かおうとしていたウェスリーは信号の意味に気付き、ブリッジに戻る。おかげでライカーたちを誘拐したフェレンギ艦の位置は判明したが、ブラッドベリーはウェスリーをおいて出発してしまった。エンタープライズはフェレンギ艦を追いはじめる。
ライカーは、精神スキャンに苦しむラクサナを救おうとするが、パグに取り押さえられてしまう。ラクサナは自分が協力する代わりに二人の命を助けろとパグに提案する。そこへエンタープライズが到着し、ライカーとラクサナは回収された。
ラクサナの作戦をトロイから聞かされたピカードはまるで自分がラクサナの恋人あるかのように振る舞う。だが調子に乗りすぎてブリッジクルーは呆気に取られる。最後にラクサナを返さなければ攻撃すると警告するとパグは諦めて去って行った。無事に戻ったラクサナに「情熱的ね」といわれたピカードは最高速でベタゾイド星へ引き返すよう命じる。
試験を受け損ねたウェスリーは来年また受験することになった。その代わり、ピカードは彼を少尉に任命した。