ベータ・アゴニII号星で発生した水質汚染を解決するため、エンタープライズはサイバリア人の商人キバス・ファージョからハイトリチウムを購入、デイタがシャトルで直接エンタープライズまで輸送していた。この便ですべての運搬が終わる為、確認を求められたデイタはいきなりサイバリア人に機能を停止させられてしまう。やがてファージョの船からシャトルが出発した。だが、乗員たちの目の前でデイタを乗せたまま爆発してしまう。
ベータ・アゴニII号星への任務は一刻を争うため、エンタープライズは事故現場を離れざるをえない。
ファージョの艦の一室でデイタが機能を回復する。現れたファージョはデイタを自分の珍品コレクションに加えたいと言い出す。
エンタープライズではジョーディとウェスが形見分けをしていた。ジョーディはどこか腑に落ちないと感じているものの、それがなぜかわからないでいた。
デイタのもとにバリアという女性が現れ、服を着替えるように言う。逆らわないほうが身のためだと忠告する彼女に向かって「あなたも逃げられないのですね」と言うデイタ。
ジョーディはピカード達にシャトルの事故がなぜ起こったのか原因が判らないと報告する。また、デイタの後任としてウォーフがパイロットに選ばれた。
ファージョがデイタのいる部屋に入ってくる。デイタが服を着替えることを断ると、ファージョは薬物を浴びせ、艦隊の制服を溶かしてしまう。
ジョーディはデイタが最後に行った通信に不信な点があることに気付く。証拠はないがデイタがトラブルに巻き込まれたと確信する。
ファージョの艦に彼の友人がやってきた。ファージョとは珍品コレクションを自慢しあうライバルのようだ。ファージョはアンドロイド、デイタのことを説明しはじめるが、デイタは身動きしない。怒ったファージョはデイタの耳元で「後悔するぞ」と言い残し部屋を出ていった。
ベータ・アゴニII号星に到着したエンタープライズはハイトリチウムで水質汚染を除去した。だが、不審な点があり上陸班が惑星に降下する。
ファージョはデイタに言うことを聞くよう脅しをかける。デイタが従うつもりはないと答えると、ファージョはディスラプターをバリアに向ける。デイタは彼に従うしかなかった。
調査の結果、水質汚染が人為的なものであることが判明。すべてはファージョの仕組んだことだった。ファージョのプロフィールから彼がデイタをコレクションに加えようとしていたことが推測された。エンタープライズはファージョの艦を追う。
バリアがこっそりデイタの部屋に入ってくる。いっしょに連れていってくれるなら脱走に協力するという。二人は壁に隠されたディスラプターを盗みだしシャトル格納庫へ向かう。だが乗員に気付かれ撃ち合いになる。バリアが乗員を引き止めている隙にデイタはシャトルの準備をする。そこへ現れたファージョはディスラプターでバリアを撃ち殺す。
デイタはファージョが落としたディスラプターを拾い上げ、ファージョをねらう。ファージョは「感情の無いアンドロイドが怒りは無いだろう。お前が撃てるはずはない」とうそぶく。デイタが引き金を引こうとした瞬間、エンタープライズに転送される。
ファージョはコレクションを没収され、エンタープライズの拘束室に入れられた。彼がうれしいだろうとデイタに尋ねると、デイタは「私には感情はありません。しょせんアンドロイドですから」と答えるのだった。