テンフォワードでは勤務中のはずのバークレー中尉が酒を飲んでいる。注意したジョーディは投げ飛ばされ、止めに入ったライカーもやられてしまう。トロイがうっとりバークレーを見つめているとジョーディからの呼び出しがかかる。どうやらここはホロデッキのようだ。あわてて貨物室に向かったバークレーはジョーディやライカーに釘を差される。現実のバークレーは気の小さい男だった。
エンタープライズはナオミIII号星での疫病の治療に使われる特殊な細胞を運搬中だった。貨物室ではバークレーの修理した反物質運搬装置のテストが行われるが失敗、バークレーはいどろもどろになって言い訳をする。艦長室でジョーディとライカーがバークレーの件を報告している。ジョーディは彼を転属するようピカードに頼むがもう少し頑張ってみろと言われる。
ジョーディは貨物室へ行き、バークレーを励ます。そして翌朝の会議に出席するよう命じる。翌朝、会議に遅れたバークレー、やはりぱっとせずウェスリーにあしらわれてしまう。
「怒鳴り返してやろうと思ったよ。」バークレーはトロイの部屋でカウンセリングを受けている。そして「外の世界は厳しいんだよ。」と続ける。ホロデッキだ。
テンフォワードでジョーディたちがバークレーをねたに笑っていると、一人のグラスから酒が洩れはじめる。グラスをよく見ると指の跡が残り、変形していた。
調査の結果、グラスの分子構造が変化していることが判明する。ジョーディはバークレーに詳しく調べるよう命じるが、バークレーはすでにその事に気付いていたと答える。
テンフォワードでジョーディはガイナンにバークレーの扱い方のアドバイスを求める。バークレーは空想家で、卑屈になっているのは他人から嫌われるのを恐れているからだとガイナンは分析する。ジョーディがホロデッキに向かうとバークレーは上級仕官を相手に中世のヨーロッパを楽しんでいた。
再びテンフォワード。ジョーディはバークレーに自分を変える努力をしろとアドバイスする。
やがて第三転送室で異常が発見される。
ジョーディにすすめられてバークレーはトロイのカウンセリングを受けるが、すぐに部屋から飛び出してしまう。
ミーティングが始まる時間になってもバークレーはブリッジに現れない。コンピューターに彼の居場所を尋ねたライカー達はホロデッキに向かう。そして例のプログラムを見たライカーは怒り出す。空想の世界も大切だとなだめるトロイも自分のホロ映像を見ると顔色を変える。上級仕官たちに現場を抑えられたバークレーはがっくりする。
反重力物質インジェクターに起きた故障が原因でエンタープライズのワープ速度が急上昇しはじめる。このまま速度が落ちなければ船体が崩壊してしまう。
バークレーは一連の異常が起きた場所に共通する要素があることに気付く。人間の体に付着したなにかが原因なのだ。やがて、それが貨物室のコンテナにある医療物質に付着していたインベンディウムがあることが判明した。間一髪、ワープエンジンのコントロールが戻り、危険は回避された。
ブリッジに現れたバークレーは皆に向かって別れの挨拶をする。そしてコンピューターにプログラムの消去を命じる。今回の事件で現実にいきる勇気を身に付けたようだ。