Star Trek the Next Generation 3rd season


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孤独な放浪者
Tin Man

第3シーズン 第68話
宇宙暦:43779.3

エンタープライズにベタゾイド人の大使が乗船してくる。彼は最近発見された「ブリキ艦」と呼ばれる生命体と接触しようとしていた。

孤独な放浪者-あらすじ-


エンタープライズとロミュランは、今にも爆発しそうな星の前で、新たに発見された生命体をめぐり争う。
「ブリキ艦」と接触しようとしているベタゾイド人のタムを補佐できそうなのはデイタしかいない。



監督:Robert Scheerer
Cast
タム・エルブラム: Harry Groener
Robert DeSoto艦長: Micheal Cavanaugh


孤独な放浪者


 U.S.S.フッドがエンタープライズのインターセプトコースに入った。何事かとピカード達が話しているとフッドの艦長メソッド大佐から通信が入る。今からエンタープライズは緊急任務を命じられ、詳細はタム・エルブラムという男が直接伝えるという。タムという名前を聞いたトロイの顔色が変わる。トロイの話では彼は彼女の大学時代の患者だったということだった。
 転送室に現れたタムは態度が大きく、どこか変わっていた。だが、トロイはタムは優れたエンパスだとみなに説明する。エンタープライズに与えられた命令は、もうじき一生を終える恒星ベータ・ストロングレンのそばで発見された「ブリキ艦」と呼ばれる未知の生命体とのコンタクトだった。ロミュラン帝国と「ブリキ艦」をめぐり衝突が起こることも予想された。

 ベタゾイドのテレパシー能力は青年期に養われる。だがタムは生まれつきテレパシーを使え、そのため学生時代にはストレスが原因で入退院を繰り返していたという。タムは相手が未知の存在であるほど自分の能力を発揮できるとトロイに説明する。
 ワープで「ブリキ艦」のもとへ急ぐエンタープライズのセンサーに未確認物体が捉えられた。予想通りロミュランも動きだしたようだ。
 タムはトロイに「ガルシタ事故」で起こったことを説明する。彼は新たに発見された種族と連邦との外交交渉に立ち会っていた。だが、あまりにも相手の感情が判ってしまうため、つい片方に肩入れしすぎて状況を悪化させ、戦闘状態になってしまったという。彼は自分の持つ能力に悩んでいた。そして、すでに「ブリキ艦」と接触していることを打ち明ける。

 エンタープライズの前に「ブリキ艦」が姿を現した。と、同時に現れたロミュラン艦からの攻撃を受ける。タムはロミュラン人たちがエンタープライズを出し抜こうとしていると説明する。あせるタムを尻目に、ピカードはそれならそうさせようとゆったり構えている。
 やがて接触に失敗したロミュラン艦は「ブリキ艦」に攻撃を加えようとする。タムはテレパシーで「ブリキ艦」に危険を知らせた。「ブリキ艦」から強力なエネルギー波が放出され、ロミュラン艦は爆発、エンタープライズも大きなダメージを受けてしまう。いずれにせよ、すでに接触は開始された。

 センサーには新たなロミュラン艦が捉えられていた。タムはブリキ艦、正確にはガムトゥの内部へ行きコンタクトしたいと主張するが、ピカードはそれを認めるべきか迷っていた。デイタは自分がタムに同行すると提案する。トロイはガムトゥがタムを呼び寄せているのを感じるとピカードに報告し、彼を行かせないよう頼む。
 ロミュラン艦長はガムトゥに復讐するつもりらしく、この局面を打破するにはタムがガムトゥの内部に乗り込んでいくしかない。
 タムたちがガムトゥの内部に転送された。内部は通路や個室があり、まるでタムがくるのを待っていたかのようだ。タムは突然「ガムトゥといっしょに行く。ここが僕の場所なんだ」と言い出す。

エンタープライズではデイタたちを回収しようとするがガムトゥが妨害している。ベータ・ストロングレンはいよいよ爆発しようとしていた。ガムトゥからエネルギー波が放出され、エンタープライズは遥か彼方へ飛ばされてしまう。ベータ・ストロングレンは爆発し、いつのまにかデイタはブリッジに戻されていた。
 デイタはトロイに言う。「エンタープライズが自分の場所なんだと気付きました。」




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