エンタープライズは次の任務に備えU.S.S.フッドとのランデブーポイントに向かっていた。自室でくつろいでいたピカードがふと目を閉じていると頭上に四角い尾物体が現れた。それが彼をスキャンとピカードの姿は消えてしまう。ピカードが目を開けるとそこは小さな小部屋で数人の異星人がいた。一方、異常に気付いたウォーフ達がピカードの部屋に向かうが、ピカードはちゃんと部屋にいた。
小部屋にいたのはマイザー人のコバ・ソルという男、連邦の仕官候補性のハロという女性だった。彼らも気を失っている間にこの部屋につれてこられたという。部屋には四つのベッドがあり、もう独り連れてこられると考えられた。また、部屋の中央にはチューブがあり食料らしきもののが出てくるといこと、扉があるが罠が仕掛けられていて開ける事はできないということだった。
エンタープライズのブリッジには(偽の)ピカードが現れ、パルサーに向かうよう命じていた。フッドとのランデブーに間に合わなくなると尋ねるライカーに、ピカードはかまわないと答える。さらに外部との一切の通信を禁止してしまう。
誘拐されたピカードたちは、なぜ自分達が誘拐されたのか理解できないでいた。そこへ新たにチャルナ人のエソックが誘拐されてきた。
ライカー達がポーカーをやっているとピカードが現れる。ピカードはこっそりトロイに乗員が自分の行動に不信感を抱いていないかこっそり尋ねる。そんなことはないという答えを聞いたピカードは安心したように去って行き、トロイは怪訝そうな顔でポーカーに戻る。
ピカード達は改めて自己紹介をする。どうやらソルとエソックは仲が悪いらしい。ピカードになだめられたエソックが食料に手を伸ばす。すると毒がまざっていた。
エンタープライズのピカードは医療部に健康診断に行く。ビバリーがその必要はないと断ると、ピカードは彼女を夕食に誘い驚かせる。
ピカードたちは扉を開けようとしていた。マイザー人のソルは止めておけと警告し手を貸そうとしない。操作パネルを壊し少しだけ扉が開くが、扉の上部についていた装置からビームが発射され、三人は弾き飛ばされてしまう。
ピカードとビバリーが二人きりで夕食をとっている。ピカードの方からモーションをかけるがキスをしただけでビバリーを部屋から追い出してしまう。
誘拐されたピカード達は仲間割れをはじめていた。口論を繰り返すうちにピカードは仕官候補生のハロが知っているはずの無い極秘事項まで知っていることに気付く。
テンフォワードではトロイとライカーがピカードの様子が最近変だと話している。そこへ当のピカードが現れ、皆に酒を歌うと歌まで歌い出す。
ライカーたち上級仕官が集まり、ピカードの処置について話しあう。だが、艦を危険にさらすような行動をとっているわけでもないので何もする事ができない。
ピカードは三人をさえぎり、誘拐犯が仲間割れをするよう仕向けているのだと諭す。そして再び扉を開けることになった。
エンタープライズはパルサーに接近していた。近づきすぎては危険だとライカーが忠告するが、ピカードは無視する。ついにライカーはピカードの指揮権を剥奪しようとする。が、逆におかしいのはおまえの方だといわれてしまい、引き下がってしまう。
やっと部屋の扉が開いた。だが、向こうにあるのは壁だけだった。
ピカードはパルサーにさらに近づくよう命じるが、ライカーはその命令を取り消す。怒ったピカードは彼を解任し、ウォーフに拘束するよう指示するがウォーフは従わない。
ピカードは茫然としている三人に向かって「自分たちは実験用モルモットで、ハロが様子を観察していた」と説明する。そしてピカードの推測通り、ハロが姿を消すと異星人が現れる。異星人はばれてしまっては実験ができないというと各人を元の場所に戻した。
ピカードはエンタープライズのブリッジにもどされ、偽のピカードも異星人の姿にもどる。彼らは他人を支配する立場を味わいたかったと説明する。ピカードの目配せで出現したフォースフィールドに捉えられた異星人たちはがたがたと震え出す。彼らはほうほうのていで逃げていった。
エンタープライズはフッドとのランデブーポイントに進路を変更する。ライカーから歌のことを聞かされ、ビバリーの冷たい視線にぎょっとしたピカードは、ばつが悪そうに命令する。「発進。」