仕官交換プログラムの一環としてクリンゴン帝国のカーン中佐が副長待遇でエンタープライズにやってきた。中佐は客室への案内を断り、まずブリッジに行くと言い出す。彼はブリッジ仕官を前に規律は絶対守れと厳しい口調で話し出す。そしてぎくしゃくした雰囲気の中、エンタープライズはガス星雲にむけ出発した。
カーンの厳しいやり方に乗員たちの不満は高まっていく。ターボリフトの中でカーンと二人きりになったライカーは互いの理解を深める手助けをしようと申し出しでるが断られる。カーンは上級仕官たちといっしょの夕食会でも連邦の食事は口にあわないと文句を言い出す。
ウォーフはカーンの部屋を訪れ「なぜ、ことあるごとに侮辱するようなことをするのか」と尋ねる。カーンは「人間に堕落してしまったのでは」とけしかけるように答える。決闘で白黒付けようと言い返すウォーフにむかってカーンは「クリンゴンの魂はないだろう」と追い撃ちをかけるように続ける。だが、殴りかかろうとするウォーフに向かってカーンは驚くべき事をいう。「それでこそクリンゴンだ。うれしいよ、兄さん。」
カーンはクリンゴン評議会で死んだ父親に濡れ衣がきせられようとしていると説明する。ウォーフに一族の長として立ち上がるよう頼む。
ウォーフは艦長室を訪れ、休暇を申請、ピカードは自分も共に評議会に行き彼を弁護すると約束する。そしてエンタープライズはクリンゴン帝国へと向かう。
ピカード達はクリンゴン評議会に到着した。カーンはウォーフの弟を隠したまま彼のチャディッジを勤める。デュラスがウォーフの父親、モーグの罪状を告発しはじめた。キトマーの虐殺の際、モーグがロミュラン側の手ほどきをしたという。
評議会は休憩に入った。元老は「なぜ異議申し立てをしたのだ」とウォーフに詰め寄る。そして「裁きの事は忘れ、連邦に帰れ。さもなければ処刑されるぞ」と警告する。
そのころ、カーンはデュラスに呼び出されていた。デュラスはカーンがモーグの息子である事を知っており、ウォーフを見捨てろとそそのかす。カーンが断ると刺客が襲いかかり、カーンは刺されてしまう。
エンタープライズではピカードの指示で虐殺の記録が再調査されていた。クリンゴン人の裏切りがあったことはたしかだが、デュラスが証拠として評議会に提出した記録は改竄されたものらしいということが判明する。
ウォーフ、ピカードは今回の異議申し立てがクリンゴン帝国を根底から揺さぶるものであることに気付きはじめていた。また、ウォーフは負傷したカーンの代わりにピカードをチャディッジに任命する。
元老院での審議が再開されるが、ウォーフたちには切り札がない。そこへエンタープライズからキトマーの虐殺の際の生存者であるウォーフの乳母、ケイ・レストを発見したと連絡が入る。ピカードは休廷を申し出、一人で彼女を探しに行く。ピカードはモーグがロミュランと内通していた男の罪を暴こうとしていた事を聞き出すが、彼女は評議会で証言することを拒否する。がっかりしたピカードが家を出た途端、刺客に襲われる。もうだめかと思われた時、ケイ・レストが現れピカードの命を救った。
評議会ではウォーフに対し、判決が下されようとしている。そこにケイ・レストと連れたピカードが戻ってくた。彼女を見た元老は休廷を命じる。
控え室では元老がウォーフたちに真実を明かす。キトマーの虐殺で裏切ったのはデュラスの父親だった。そして、大勢力で元老院でも大きな権力を持っているデュラス一族の不名誉を隠すため、既に死亡していたモーグに罪を着せようとしていたという。ウォーフの死刑はどうしても避けることはできないと聞いたピカードは必死に抗議する。
ウォーフは評議会の名誉を守るため、自分を犠牲にすることを決意する。死刑よりも不名誉な事、つまり臆病ものとして追放処分を受けると皆に告げる。
再開された評議会でウォーフは自分が臆病ものであると宣言する。審議は打ち切られ、ウォーフはピカードとともに評議会を去っていった。