Star Trek the Next Generation 3rd season


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疑惑のビーム
Matter of Perspective

第3シーズン 第62話
宇宙暦:43610.4

ライカーが研究所の科学者を殺害したかどで訴えられる。エンタープライズでは目撃者の証言を元にホロデッキで事件を再現しようとしていた。

疑惑のビーム-あらすじ-

24世紀の(逆)セクシャル・ハラスメント。ライカーは未亡人からも、罪の告発からも自分を守らなくてはならない!




監督: Cliff Bole
Cast
アパガー博士:Mark Margolis
Manua Apgar: Gina Hecht
Tayna: Juli Donald
Krag: Craig Richard Nelson


疑惑のビーム


 ピカードたちがスケッチをしている。ピカードの勧めでデイタは各人の絵を批評するが、それを聞いたピカードの顔が見る見るうちにこわばっていく。タロガIV号星の周回軌道にある調査基地で査察を兼ねクリーガー波の情報収集をしていたジョーディーは、ライカーを残して先に帰還する。ライカーも遅れて帰還することになるが、彼が転送される瞬間、基地は爆発してしまう。ライカー自身は無事だったが、基地の爆発に関しては何も知らないようだ。
 事故当時、基地にいたのはアパガー博士だけだったという。エンタープライズでも調査を進めることになるが、タロガIV号星からも調査官が派遣されてくる。クラッグ主任調査官はブリッジに案内されるといきなりライカーの身柄を拘束すると言い出す。ピカードは取り敢えず二人だけで話し合おうと提案する。

 調査官はピカードに向かい、ライカーがアパガー博士を脅迫しているのが目撃されていること、そして彼がタロガ星の法律にそって裁かれることを告げる。調査官はタロガ星へライカーを連れて行くと言い張るが、結局ピカードの提案を受け入れ、検証はエンタープライズ内で行われることになった。ピカードはジョーディたちにホロデッキに基地を再現するのに必要な情報を提供するよう命じる。ライカーはピカードに何か伝えようとするが、ピカードは判断が鈍るといって耳を貸そうとしない。
 ホロデッキでの検証が始まり、まずライカーの証言をもとにした映像が再現される。アパガーの妻であるマニュアが彼を誘惑、そこに踏み込んできた博士と一騒動あったらしい。そして次の日、博士は艦に戻ろうとするライカーを引き止め警告した、というところで映像は終わる。すると調査官はライカーが転送される直前、クリーガー波の発生装置をフェーザーで撃ったのではないかと言いはじめる。確かに爆発の直前に謎のエネルギー反応が観測されていた。

 ブリッジでジョーディたちが検証の内容を検討していると貨物室付近で発生源不明のエネルギー波が感知される。現場にいってみると、貨物室の壁に大きな穴が開いていた。
 ホロデッキに妻のマニュアが招かれ、検証が再開される。彼女はライカーが犯人だと言い、彼女の証言から作られた映像ではライカーの方から彼女を誘惑、現場を押さえられた彼のほうが博士を脅迫したことになっていた。映像が終わり、憤慨するライカーを尻目に彼女はホロデッキを出て行ってしまう。
 突然医療室にエネルギー波が観測され、ビバリーたちが待避すると壁に穴があきはじめる。デイタたちの調査で基地の爆発とエンタープライズ内で発生した二回のエネルギー波とのあいだに周期性があることが発見される。

 最後の証人として助手のティナが呼ばれた。間接的な伝聞のため証拠にならないとピカードは抗議するが、調査官はタロガの法律では証拠とになると却下してしまう。彼女の証言ではライカーが博士に向かって殺してやると明言したことになっており、彼女自身もライカーが犯人だと言う。明らかにライカーは不利な状況に追い込まれていた。トロイはピカードと相談するが、明らかな証拠が見つからない限り、ライカーの身柄を引き渡すしかなさそうだ。
 一連の事件の周期性から艦内で発生したビームの原因がタロガIV号星に設置されている調査基地の為に使われていたエネルギージェネレーターと判明した。

 ホロデッキではピカードが反論をはじめる。まず艦内で発生したエネルギー波はホロデッキに再現されたコンバーターが惑星からのエネルギーを変換したもの、つまりクリーガー波であることを述べる。博士はすでに完成したクリーガー波で一山あてようとしていたのだ。だが査察が予定より早まりクリーガー波の完成が露見したと思い込んでしまった。さらに妻の浮気の現場を見て逆上した博士はライカーを殺害しようと決意するが、失敗、自らを破滅させることになってしまったのだった。実際に基地で博士がやろうとしていたことが再現された。これを見た調査官はライカーの身柄を拘束しようとした無礼をわび、艦を去って行った。




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