エンタープライズ内でバーダン星人の発見したワームホールが競売にかけられる事になっていた。トロイはテンフォワードに呼ばれ、バーダント人のプレシアなど今回の競売に参加するメンバーの紹介を受ける。彼女はクリセア人の代表、デビノン・ラルに興味を持ったようだ。
観察ラウンジでは競売が始まろうとしていた。そこへフェレンギ人が競売に参加させろと言ってくる。トラブルの予感にピカードは顔をしかめる。一方、デイタ達は今回のワームホールの安定性に疑問を持ち、調査を行うことにする。
フェレンギ人達は部屋で何やら企んでいる。だれかに薬剤を使おうという計画らしい。
ラルとトロイは互いの気持ちを知り、激しく求めあう。
連邦代表のメドーザ外務官がふらふらと医療部にやってくる。ビバリーの診断ではなんらかのアレルギー症状のようだ。ピカードはライカーに倒れた外務官の代わりを勤めるよう命令する。
ワームホールに向け、シャトルが出発した。フェレンギ人も独自に調査を行うため、遅れて出発した。
そのころラルはトロイに自分がほんとうはベタゾイド人である事を告白していた。
デイタたちのシャトルはワームホールを抜けるが、バーダント人の調査報告から予測された座標とは違う場所に出てしまった。ワームホール自体が安定していないと予測された。
テンフォワードではラルがカルドニア人と競売について話している。彼らに管理権を与え、その代わりに経営を任せるよう口約束をする。再開された競売でカルドニア人は今回は諦めると宣言する。カルドニア人の持ってきた鉱物を交渉条件に加えたラルはますます有利な立場に立つ。
ジョーディはフェレンギ人のシャトルにワームホールの異常を伝えるが、彼らは信じようとしない。急いでワームホールに突入したデイタ達をあざけり笑うフェレンギ人の目の前でワームホールは消失してしまった。
トロイはラルとテレパシーの使い方で口論になる。彼女はベタゾイドである事を隠し交渉に参加するのはフェアーではないと忠告するが、ラルはそれが自分のやり方だといって部屋から出ていく。
ライカーがテンフォワードで一人飲んでいるとラルがやってくる。ラルはライカーに向かってトロイはいただいたと言う。だがライカーは目先の勝利しか判っていないようだなと冷静に言い返す。
ライカー達が交渉をおこなっていると、いつのまにか自分の艦に戻っていたフェレンギ人は連邦がバーダント人結束していると騒ぎだす。ピカード達が慌ててブリッジに向かった後、ラルはプレシアに向かって我々ならワームホールを平和的に利用できると告げる。
フェレンギ艦から発射されたミサイルは撃墜された。ブリッジに現れたプレシアはワームホールはカルドニア人に譲ると宣言する。トロイはラルがフェレンギ人と芝居をいている事、彼がベタゾイトである事をピカードに告げる。
そこへデイタたちの乗ったシャトルが帰ってきた。ワームホールは不安定でなんの価値も無いと報告が入る。先手を打ち有利に交渉を進めていたはずのラルは結局負けてしまったのだ。
トロイの部屋を訪れたラルは「今までの間違いに気付いた。いっしょに来て導いてくれ」と言う。だが、トロイは「あなたは信じられないわ」と冷たく言い放つのだった。