救難信号を受信したエンタープライズは連邦の植民地デルタ・ラナIV号星に向かう。調査の結果、コロニーは何者かに攻撃を受け全滅したらしい。だが、一区画だけ緑と家が残っていた。
ライカー達上陸班が惑星に転送された。そこで彼らはケビンとリションと言う名前の老夫婦を発見した。彼らの話では異星人が惑星表面を焼き付くし去っていったと言う。家の中はこぎれいで、デイタは古いオルゴール見つけうれしそうに耳を傾ける。調査ではとくに異常は見つからない。老夫婦はこの惑星に残ると言い張り、上陸班はエンタープライズに帰還する。そのころ(上陸班に加わらなかった)トロイは頭の中に響くオルゴールの音色に苦しんでいた。
エンタープライズの目の前にいきなり所属不明の戦艦が姿をあらわし、攻撃をしてきた。エンタープライズが警告のフェーザーを発射すると逃げ出し、エンタープライズもその後を追跡する。だが、いくらスピードをあげても追い付くことができない。ピカードは老夫婦を説得するためデルタ・ラナIV号星にもどるよう命じる。
ピカードはウォーフとともに老夫婦の家を訪れる。だが相変わらずケビン達はここに残ると繰り返す。エンタープライズではトロイが例の音色に苦しんでいた。
先程の戦艦がふたたびエンタープライズに向かってくる。今度は強い攻撃を加えてくる。エンタープライズは総攻撃をかけるが、相手にはまったく通用しない。ピカードは退却を命じる。敵艦はデルタラナに攻撃を加えようとしているがピカードは「あの二人には危険は及ばないだろう」とつぶやく。
トロイが苦しんでいるのはケビンたち夫婦が原因であることにピカードは気付き、惑星へと向かった
惑星ではケビン達がオルゴールにあわせて楽しそうに踊っている。そして突然現れたピカードを見てびっくりする。リションはケビンがいっしょでなければ惑星を離れないと言い、ケビンは惑星を離れる気はないとピカードに答える。ピカードは二人が惑星を離れなければエンタープライズもデルタラナの軌道を離れることは無いと告げ、艦に戻って行く。
例の戦艦が現れた。だがピカードは、ほうっておくよう命じる。そして乗員達の目の前で戦艦はケビン達の家を破壊してしまった。
しばらくデルタラナの軌道から離れて惑星を監視していると老夫婦の家が何もなかったように現れる。ピカードはケビン達をブリッジに直接転送させた。抗議するケビン達をだまらせ、ピカードは自分の仮説を説明しはじめる。ケビンはリションは自分の作った幻影であることを認め、姿を消す。
ケビンはトロイの部屋を訪れ、オルゴールの音色から解放する。彼はピカードに自分は不死身のダウド人であり、人間のすがたをしている時にリションと恋に落ちたと告白する。やがてデルタラナを襲ったハシノック人を幻を使って追い返そうとしたが、かえって怒らせてしまい、惑星を全滅させられたこと、怒りに我を忘れてハシノック人を滅亡させてしまったと付け加える。
ピカードは「罪を悔いながらリションと生きて行くんだな」とケビンに言う。ケビンはデルタラナにもどっていった。