テンフォワードでは演奏会が開かれることになっていた。聞きにきていたピカードは、ブリッジからの呼びを受ける。一世紀の間、連邦と接触を絶っていたシャリアック星人から通信が入ったのだった。彼らはタウ・シグマ星系に入植している人間たちを排除するよう要求していた。
彼らの言うタウセタ星はハイペロン放射線のレベルが高く、とても人間が住める環境ではないはずだが、調査してみると確かに人間らしき存在が確認された。放射線の影響で転送装置も動作しなくなっている。デイタが一人シャトルで惑星に向かった。
驚いたことにタウセタ星には一万五千人もの住民がいた。彼らは数十年前に行方不明になった移民船アルテミスの末裔ということだった。
デイタはゴシュベンという名の彼らのリーダーに会う。デイタはシャイアックがくる前に立ち退かなくてはと説明するが、ゴシュベンは耳を貸さない。途方に暮れるデイタの前に若い女性が現れる。彼女はマジョリーという名前でデイタに興味があるらしく、協力してくれると言う。
エンタープライズではシャイアックに通信を入れ、期限を延長するよう頼むが一方的に通信を切られてしまう。
マジョリーはコンピューターに興味があるらしい。デイタは彼女とともに再びゴシュベンのもとに向かう。だがゴシュベンは先祖が苦労して作り上げたものを簡単に手放すことはできないと繰り返すばかり。
タウセタに連邦からの移民船が到着するのは三週間以上かかる。時間を稼ぐためエンタープライズはシャイアック星人の移民船のインターセプトコースに入るべく発進する。
デイタが住民一人一人を説得したことが功を奏し、会議が開かれることになった。マジョリーは不安がるデイタに「私の気持ちよ」と言い、キスをする。
やがて会議が始まった。マジョリーのアドバイスで住民達の逆心理をつき、今度は効果があったようだ。しかしゴシュベンの態度はさらにかたくなってしてしまう。会議が終わった後、何人かの住民がデイタ元に集まる。全員がゴシュベンの言いなりと言うわけでもないらしい。マジョリーの家で彼らと話し合うことになった。
エンタープライズのピカードとトロイは直接シャイアック人の船に乗り込み交渉しようとする。
デイタがマジョリーの家で住民達と話しているとゴシュベンが現れる。彼は「もうあきらめろ」といいデイタを停止させてしまう。「私のことを信じろ」というゴシュベンの言葉を聞いた住民達は家から出ていってしまう。
ピカードが移住期間の延長を申し込むと、シャイアックは間に合わなければこちらで住民を排除すると答える。またもや一方的に交渉は打ち切られ、ピカードたちは連邦とシャイアックとの間にかわされた条約に突破口がないか探しはじめる。
気を取り戻したデイタは言葉ではなく行動が大事だとマジョリーに言い、フェーザーの改造をはじめる。そして彼女にゴシュベンへの伝言を頼む。
給水所には住民達が集まりはじめていた。そこに現れたデイタはいきなりフェーザーで住民を気絶させ、抵抗の無意味さを訴える。ついに住民達は惑星から退避することを決心した。
ピカードは条約の中に落とし穴を見つけ、シャイアックに通信をいれる。条約によれば問題が起こった場合、第三者に調停を依頼することができると明記してあった。ピカードはこれを利用して調停人にグリセラス人を指名する。グリセラス人は現在冬眠中で、あと半年の間は目を覚ますことはない。シャイアック星人はしかたなく期限を三週間延長することを認め去っていった。
デイタがシャトルでエンタープライズに帰る準備をしているとマジョリーがやってくる。さみしそうな彼女にデイタはキスをし、出発した。