キリスト教葬儀 (作成中) ホームページへ戻る
松戸小金原教会で行われた葬儀の例 | |
人は皆、この世を去る日が訪れてきます。キリスト教では、葬儀の目的を次のように考えます。 1.天地の造り主である主なる神を礼拝する。 2.遺体を鄭重に葬る。 3.残された遺族への慰め。 ここでは、まず、@具体的にキリスト教式の葬儀に出席するときの様子から見ましょう。なお、これはプロテスタントの教会の例です。それから、A教会の葬儀・・・その考え方と実際、Bお墓と故人の記念日、C死に対する心備え、などの順でページを作成します。 |
@ 葬儀に出席すると・・・ | |
前夜式プログラムの例 普通、葬式の前日夜に行われます。(1時間位) |
前夜式と葬式 |
前夜式次第(例) 司式 松戸小金原教会牧師 ○○○○ 奏楽 松戸小金原教会 □□□□ 奏 楽 賛美歌 10 祈 り 賛美歌 361(故人愛唱歌) 聖 書 旧約 列王記下2章12-14節 新約 ヘブライ人への手紙11章13-17節 説 教 「天の故郷を熱望し」 祈 り 賛美歌 304 頌 栄 541 祝 祷 遺族挨拶 |
●式場は、教会で行われる場合と、葬祭式場、自宅などで行われる場合がありますが、大体同様のプログラムです。 ●普通、前夜式と葬式が行われます。前夜式は本来は主として近親者の集まりですが、最近は、前夜式に出席することで葬儀出席に替える場合もあります。 ●受付で記帳し、「お花料」などをお渡しすることなどは、キリスト教式以外の場合と同様です。 ●プログラムはどちらもほぼ1時間ぐらいで終了します。 ●なるべく、開始時刻前に着席し、終了するまで退席しないようにします。 ●式場は、だいたい上の写真のようにレイアウトされています。燈明(ろうそく)や焼香用具などはありません。これは、後でも述べるように、故人の霊を神または仏として礼拝するのではないからです。 |
葬式のプログラムの例 火葬場の予約時刻に合わせて日時を設定します。 |
式の様子 ●葬儀は、神を礼拝することが中心になっています。 |
葬儀順序(例) 司式 松戸小金原教会牧師 ○○○○ 奏楽 松戸小金原教会 □□□□ 奏 楽 聖句 ヨハネによる福音書11章25-26節 賛美歌 10 祈 り 賛美歌 298 聖 書 申命記34章1-12節 説 教 「幻を持って」 祈 り 賛美歌 361(故人愛唱) 頌 栄 541 祝 祷 遺族挨拶 出 棺 |
●キリスト教の教えでは、人は死ぬと天地の創造主である神の直接のご支配に委ねられます。それで、この神を礼拝することで葬儀の全てが尽くされます。 ●礼拝は、賛美歌、聖書朗読、祈り、説教などです。 ●説教や挨拶などの言葉ですが、死者に呼びかけるとか、故人の霊を慰めるとか、冥福を祈るというようなことはしません。ただ、主権者である神の尊厳と、残された者への慰めと祝福を語るのみです。 ●式後に、参列者が順番に前に出て、棺の遺体に花を添える場合があります。故人の遺体に最後の対面をするわけですが、この場合もクリスチャンは遺体を拝むことはいたしません。故人を偲び、飾花してきれいにしてあげるだけです。 (私たちの教会では「献花」という言葉は使いません。) ●その後で、肉親や親族の方々にご挨拶し、心からの慰めの言葉をかけてあげるのです。 |
※キリスト教式以外の葬儀に参列する場合でも・・・ ●クリスチャンは、死者への礼拝(焼香、献花などの際に拝むことなど)は避け、故人の遺族に対する鄭重な哀悼と慰めに心を尽くすことが主になります。 ●そのほかは葬儀に対して礼を失することがないように、謙虚な態度で臨むことは当然です。 |
※参列者がクリスチャンでない場合は・・・ ●焼香などはありませんから、少し戸惑うかもしれません。自分の信念で弔問をすればよいわけですが、キリスト教葬儀の趣旨を知って、謙虚に振舞うことは必要でしょう。 ●なお、弔慰金袋の上書きは「御霊前」「御香典」などとは書かず、「御花料」などとするのが普通です。 |
A 教会の葬儀 | その考え方と実際 |
人の死についての聖書の教え ●聖書の教えでは、人は天地創造の主である神によって造られた被造物です。 ●人は本来、神に喜ばれる祝福された者でしたが、やがて人は罪を持つ者となり、生まれながらに持つ罪(原罪)のため、神から見放された状態になっているというのが聖書的な人間観です。 ●この罪のため、人は悲惨な生活を送り、死に、死後も永遠の苦しみの状態に入れられる定めになっています。 罪からの救い ●イエス・キリストは、人の罪を救うために、神から遣わされた、(神が、人としてこの世に来てくださった)、お方です。 ●聖書に書いてあるとおり、キリストの救いの業を信じ、キリストを自分の「主」として受入れることにより、その人は罪を赦されて、本来の祝福された状態に戻ることが約束されています。 ●具体的に、教会で、キリストを信じて洗礼を受け、教会員となった者は、キリスト者(クリスチャン)と呼ばれ、神の祝福の下に戻った者とみなされています。 死の時の祝福と終末の希望 ●キリスト者は、死の時、その魂は完全に清められて直ちに神の元に帰り、しばしの間、安息の時を送ります。体はちりに戻りますが、なお終わりの日のために備えられています。 ●世界には終末があるというのが聖書の教えです。 その日には、死者は復活して、キリストよる最後の審判がなされます。キリスト者はすべての罪を赦され、新しい体が与えられ、もはや悲しみも苦しみもない、神に祝福された新しい世界に永遠に生きるのです。 |
死者を葬るとは・・・ ●教会の葬儀の目的は、上に記したとおりです。 ●死者は、神や仏になるのではなく、礼拝の対象ではありません。また、この世をさまよったりするものでもありませんから、死後の成仏や、冥福を祈るというようなことはしせん。ただ、主である神に一切を委ねて、神にのみ礼拝を捧げればよいのです。 ●しかし、残された遺族の悲しみは残ります。心からの慰めとともに、神の恵み深い約束の中に希望と励ましを見出すのです。 クリスチャンでない人の葬儀は? ●生前に、教会員ではなかった人の葬儀も、教会で行うことができます。 ●聖書の教えでは、人がキリストを信じて救われるのは、生きている時だけであって、死後はその機会がないとされています。 ●しかし、人が救いを受けるのは、神の一方的なご意思であって、私たちが判断することがらではありません。 ●私たちが知らなくても、神のご意思によって、何らかの手段で、キリストの救いの中に入れられている場合もあるでしょう。 ●ただ、私たちの目に見える形のキリスト者ではありませんから、死の時も「召天」という言葉は使いませんし、キリスト者の祝福を受けた者としての言及はいたしませんが、一切を神のお取り扱いにお委ねして、葬りの儀式をするのです。 ●そのほかは、神への礼拝、遺体の鄭重な葬り、遺族への慰めは変わることはありません。 |
クリスチャンホームの備え ●死は、いつその日がくるか誰にもわかりません。 教会員とその家族(必ずしも信者に限らない)は、通常、教会で葬儀を行うことになるので、平生から教会・牧師との関係を密にしておくことが大切です。 ●教会員は死をタブーとせず、平生から、身辺の整理や緊急時の連絡事項などを明らかにしておくとよいでしょう。 ●死去に際して、先ず行うこと 危篤状態に入ったら先ず牧師・教会に連絡を。 |
●葬儀社は、どこでもよいが、キリスト教専門の葬儀社もありますから、牧師に相談するとよいでしょう。 教会の備え ●クリスチャンの葬儀は、通常、教会全体の営みとなりますから、教会では具体的な葬儀マニュアルを作成しておき、対処するするのが望ましいことです。 ※松戸小金原教会の 葬儀の手引き(案) (検討中) |
B お墓と 故人の記念日 | |
納骨式と墓前礼拝 ●遺骨は墓に納めます。(墓前礼拝の形で納骨式ををします) |
葬儀の後で・・・ ●故人を偲び、適当な時期に記念会を行います。 ●記念会は特別な定めはありませんが、普通1年に1回ぐらい教会で、あるいは墓前で、礼拝、交わり会などを行って、故人を偲びます。 ※法事などはありません。 |
C 死に対する心構え | |
ページ作成途中です
※キリスト教結婚式のページと葬儀のページは、
前牧師の故澤谷実先生より作成を依頼されていたものです。
今後も手直しをして、充実したページを目指したいと思います。