葬儀の手引き(案)      *松戸小金原教会 葬儀manual(準備・検討中)
−−教会で葬儀を行う場合−−                 2006年1月
日本キリスト改革派・松戸小金原教会                   

キリスト教葬儀の意義

キリスト教葬儀の目的は、地上にある者を慰め、遺体を丁重に葬ることです。教会では告別式とは言いません。

1.死去から納骨まで

(1)死去に際して

@危篤の状態に入ったら、牧師との連絡を密にする。

教会電話 047-342-7134  牧師館電話 047-342-5234  牧師携帯 090-34732-1152

A前夜式、葬式等をキリスト教式で行うかを決める。(家族の場合)
B葬儀社を決める。
C葬儀社と遺族(必要な場合は牧師も参加)が、葬儀の規模と予算、日・時を決める。
D遺族の方は、肉親や親戚等へ連絡する。
  (1人住居の方、出来るだけ緊急連絡先を牧師に伝えておいてください)
E牧師は、教会員に連絡する。(*連絡網を使って)
F葬儀委員長を牧師と遺族が相談して決める。
 ・兄弟または親戚の方が委員長になった時は、教会側からも1人責任者を出す。
 ・教会側に任せられた時は、牧師が任命する。
  (牧師は式が始まると、全体への気配りができなくなるので、委員長になることは不可能)

(2)納棺式

@遺体が病院から自宅に帰った後、納棺式を行う。
A牧師、遺族、業者(葬儀社)立会いのもとに、牧師の司式で行う。
B遺体が直接教会へ運ばれた時は、教会で行う。この場合、教会員が立ち会うこともある。

(3)前夜式、葬式前に注意すべきこと

@忌中札、きよめの塩、ローソク等は不要。
A故人の写真は絶対に必要というわけではない。飾る時には、礼拝の対象とならないように、
 出来るだけ祭壇の中心を避ける
B棺の前に供え物等は置かない。
C生花に贈り主の名札を付けない。造花の花輪は飾らない。
D献花は行わない。(葬式終了後、遺族のご希望により、飾花を行うこともある)

(4)前夜式
  希望があれば終夜付き添うことも出来るが、必ずしもそうしなければならないということはない。
  納棺式が終われば、自宅に帰って休んでよい。                            

祭  壇
写真
**** 遺 族 側
**** ****
**** ****
**** ****

遺族側
@最前列に着席していただく。(写真前右側)
A近親者は前の方に着席していただく。
B挨拶者を決めていただく。
C接待上特別に扱う人があれば、 予め牧師または教会代表世話人に連絡していただく。
D遺体との対面は、遺族のご希望により、式後に行う。

教会側
@受付の準備 (掲示板の印刷物は取り外す等)
A会場案内、駐車場案内、教会までの電話での案内、(印刷物を活用して)
B会計(お花料)処理

記帳と集計のみを行い袋ごとご遺族にお渡しする。なるべく前夜式、葬式共同じ人が当るとよい。
(また、遺族の方にも入っていただくこともある)

C要望があれば来客者への茶菓接待。(要望がない時でも遠方から早く来た方にお茶を出す)
D空調関係、マイク関係の点検。(特に夏場の冷房、冬場の暖房は早めに)

(5)葬式 (前夜式参照)
@火葬場へ行く人の確認。
A教会へ残って後片付けをする人の確認。
B火葬後の食事会有無の確認。

(6)葬式後
@火葬所に行く人は、親族、親しい友人などである。
    ・人数は輸送手段で決められる。
    ・教会側の手伝いが必要な場合は、事前に牧師または教会の代表世話人に申し出ておく。
A納骨式は、引き続いて行う場合も、そうでない場合もある。後日行う場合は、
  牧師と家族だけで行ってもかまわないい。

(7)火葬式
@賛美と聖書朗読、お祈りの後火葬。
    集骨は、一人一人が集骨用の箸を持って骨を集骨し、骨壷の中に入れる。
    (二人で一つの骨を集骨するというやり方はしません)
A火葬終了後、食事会を教会で行うことが出来る。その場合、料理は外部へ発注していただく。

(8)納骨式

教会員及びその身内の方は、教会墓地に納骨することが出来ます。牧師または長老に申し出てください。納骨日は、葬式後何日という決まりはありません。遺族と牧師で話し合って決めてください。遺族のご要望があれば教会員も参加することが出来ます。
(分骨の希望があれば、牧師と相談してください)

    教会墓地への納骨のための費用は、2008年度の時点で下記のとおりです。

 諸手続き手数料 10,000円  墓地委員会へ
 埋葬料 42,000円  長南町役場へ
 基碑彫刻料 52,500円  渚石材へ 消費税込み
 合  計 104,500円
教会墓地 千葉県長南町 町営 笠森霊園    *納骨後は遺族の方の負担は一切ありません。

2.その他の細目

(1)死亡直後から前夜式まで

 遺族側
@死亡診断書を医師より受け取る。
A牧師と親族へ連絡する。(親族、友人等へは日時、場所がきまってからでよい)
B葬儀社を決め、連絡する。
C遺体の引き取り。(納棺式は、牧師司式のもとに自宅で行うこともある)
D印鑑の用意
F葬儀社との打ち合わせ、(牧師が参加することもある)
G出席者数の推定
  納棺式(     ) 前夜式(    ) 葬式(    ) 火葬場へ行く人(    )
H前夜式、葬式後の茶菓準備。  要、不要の確認
I奉仕者への軽食の用意。     要、不要の確認
J会葬御礼用品の確定 (         )
     当日持ち帰っていただく物のほかに、後日御礼用品を送るかどうかを決めておく。
     但し、教会員に対しては、後日の御礼用品送付は不要。
K故人の死亡原因、日時、略歴、愛唱讃美歌、愛唱聖句、信仰の証し等を牧師に連絡する。

 教会側
@代表世話人は小会書記(穂坂 弘)が当る。(副代表 小田雅也長老) (2006年1月現在)
  ・主に遺族と葬儀社との連絡係

A奉仕者役割分担の決定
・受 付      2名+α(   ・   )
・会計(お花料) 2名+α(   ・   )
・駐車場係    2名+α(   ・   )
・会場係      2名+α(   ・   )
 (空調、マイク等、会場設営、集会室設営)

・接待係    2名+α(   ・   )
・エレベーター係  1名(    )
・奏楽者 1名 前夜式(   )葬式(   )
・弔電披露(遺族より依頼があった時) 
            1名(    )

B履物の処理  原則として、土足のままとするが----
     *規模が小さい(50名位まで)時はスリッパに履き替えていただく。
C掲示物は取り外す。(責任者を1名立て、終了後元に戻す)
D前夜式の外の照明を準備する。(会場係の人がスイッチ等を確認する)
E式次第の作成、印刷物の手配
F遺族からのご要望があれば、表の式場案内看板の作成(一般的には葬儀社が作成する)
G近所への挨拶(牧師、長老)
H駐車場の許可をとる。
Iお花料の扱いについて
   教会員および教会員家族の葬儀に際しては、受付で一括受け取り、教会員有志一同
   として、葬儀終了後に遺族の方にお渡しする。(式後の主の日まで受け付ける)

(2)葬儀にかかる費用の主な項目

・葬儀社への費用
・教会堂使用への感謝 ┌教会は事業として葬儀を行っているのではないので,
・牧師への感謝 └特に金額は決めません。
・奏楽者への感謝

(3)故人を偲ぶ記念会

 キリスト教には、決められた年数はありません。
 召天1年目、3年目、5年目など適当な日に、牧師の司式により、故人を偲ぶ記念会を、
 行うことが出来ます。賛美、勧め、祈り、思い出を語るなどの内容で、茶菓を共にします。


3.千葉地区教会共同墓地・埋葬手続き  2008年度 1件当たり

埋葬希望者
(使用規定6条に該当する者)
使用規定を承認の後、埋葬申込書を所属教会の小会に、手数料(1万円)
を添えて提出する。故人の生年、死去の年は、西暦で記入すること。
所属教会牧師
小会で承認後、牧師は埋葬申込書・埋葬手数料を共同墓地事務所
(担当:船橋高根教会牧師)へ提出する。このとき、埋葬(納骨)希望日、
時間を明記する。
共同墓地事務所
(船橋高根教会牧師)
事務手続きを開始する。電話、ファクシミリ等で、埋葬期日・時間・墓誌彫刻
などについて協議する。
渚石材樺キ南支店
(笠森霊園内 当共同墓地管理代理業者)
法事承り書、彫刻文字確認書を発行する。
共同墓地事務所
墓所使用許可書・団体使用者埋葬届書を発行する。
埋葬司式
(所属教会牧師)
牧師は共同墓地事務所から墓所使用許可書、団体使用者埋葬届書を
受け取り、埋葬許可書、遺骨と共に、埋葬費42,000円(長南町役場)と銘板
彫刻費52,500円(渚石材)を渚石材樺キ南支店笠森霊園現場事務所へ
持参する。
埋 葬 骨壷に所定の名札を付ける。名札には、故人の氏名、生年月日、死去月日、
受付番号、納骨棚番号を記入する。全終了後、渚石材経由で、墓地使用
許可書が共同墓地事務所に返却される。

通称  笠森霊園共同墓地
正式  日本キリスト改革派千葉地区教会共同墓地
所在  千葉県長生郡長南町笠森333 長南町笠森霊園8-1-12, 8-1-13
     管理事務所 電話 0475-46-2155
埋葬手続き代理業者 
     渚石材樺キ南支店 〒297-0125 長生郡長南町笠森289-2
     電話 0475-46-2583 FAX 0475-46-2436