猫又雑記

久しぶりに浅草を満喫してきた。
今回は、浅草在住の友人に色んなところを案内してもらい、とっても面白かった。
それにしても浅草って、いつも大勢の人で賑わっていて凄いにゃあ。

まずはお腹が空いたので、雷門のすぐ右横にある天ぷらの「三定」へ。
サックサクのかき揚げを目当てに行ったのだけど、予算の都合で上天丼を注文。（笑）
いまいちサックサク感は無かったけれど、エビに白身魚、それにかき揚げも乗っていて美味しかった♪
今度は、友人オススメの大黒屋の天丼も食べてみたいな〜。

お腹もいっぱいになったところで、浅草寺へ参拝。
っていうか、最初に参拝だよね。本当は。（笑）
境内の中は、七五三で綺麗な着物を着た女の子の家族連れがお参りに来ていたり、
猿まわしなども行われていた。

仲見世をはじめ、色んな通りの色んなスポットを巡ってきた。
浅草公会堂の、名の有る芸人さんたちの手形とか、ビートたけしさんが歌にも歌っているあの「くじら屋」とか、一度行ってみたいと思っていた場所を次々と効率よく案内してもらい、とってもラッキー＆感動＆楽しかった。
で、喉も乾いたところで、ここもまた一度来てみたかった洋菓子店「アンヂェラス」でちょっと休憩。
猫又は普段、殆どコーヒーは飲まないのだけど、ここへ来たら飲んでおくべきだと思い、名物のダッチコーヒーを注文した。
ダッチコーヒー＝水出しコーヒーなのだそうで、ここのダッチコーヒーはスッキリ味で、とても飲みやすくて美味しかった♪

浅草には美味しいものが沢山あるから困る。（笑）
今回もついつい色んなものを買ってしまった〜。
まずはアンヂェラスで買った、その名も「アンヂェラス」と「シュークリーム」。
「アンヂェラス」は、昔懐かしいバタークリームのケーキ。今時の洋菓子好きさんにはちょいと物足りないかもしれないけど、シンプルで美味しかった。
「シュークリーム」も懐かしい感じのやさしい味で美味しかった。

仲見世にある一番の老舗、「金龍山」の揚げまんぢゅう。
一度食べてみたいと思っていた浅草名物の一つ。
他にも揚げまんぢゅうを売っているお店はあるけど、ここのが食べてみたかった。
ばら売りしていないのがチト痛い（苦笑）けど、美味しかった。
オーブントースターなどで一度温めると、特に美味しいと思うにゃ。

大学いも大好き〜♪
ということで、観音裏にある大学いも専門店「千葉屋」へ。
ぷち行列な感じだったけど、負けずに並んでみた。笑
“大学いも”と“切り揚げ”という２種類があり、大学いもはご存知の通りの大学いもで、切り揚げは芋を薄切りにして揚げてあるタイプ。
どっちも食べてみたいのだけど、400ｇ700円とでっかく書かれた紙が目に留まり、いくら好きでも大学いもを800ｇも買ってどうするよ…と散々悩んでいると、前のほうで買っていたお客さんが200ｇずつで購入しているのを見て、猫又もマネして両方ゲット♪♪
それにしても、家で袋から出してテーブルの上に置いて見ると、200ｇずつ２袋の大学いもって結構な量だったりする。笑
食べてみたらホンっっっトに美味しかった！
猫又的には、大学いもの味を堪能できるのは矢張り定番の方。
でも気が付けばやめられないとまらないの状態になるのは、かなり歯ごたえの有るパリパリの切り揚げの方。
るるる〜♪
今度は是非「松葉」の大学いもを食べてみたいにゃ〜。

千葉屋よりも少し奥にあるのが、かりんとうの「小桜」。
こじんまりとしたお店なんだけど、とっても粋な感じ。
包装紙もかわいい。
猫又は、細〜いかりんとう「ゆめじ」を購入。
東京三大かりんとうのうちの一つでもある老舗ということで、結構いいお値段のラインナップ。
なので、リーズナブルな小袋を一つ…。
甘さ控えめでポリポリポリポリと軽い食感ゆえに、気をつけないとどんどん行っちゃうにゃ。（笑）

しかし見事に甘いものだらけのお土産たち。
そりゃ痩せないわな。

今回の浅草散策は、浅草在住の友人のおかげで、本当に楽しかった。
おいしいもの屋さんも色々と連れて行ってもらったし、芸者さんの見番があるところだとか、綺麗な手拭いのお店だとか、「気合だー！」の浜口邸だとか（笑）、多分一人だったら行けなかっただろうなと思う所を沢山案内してもらい、本当に嬉し楽しで感謝感謝！
まだまだ行きたい所がいっぱいの浅草。
今度はいつ行けるかなぁ〜♪

猫又が“猫又”の存在を知ったのは、ハマりにハマって読んだ京極夏彦さんの小説で。
京極本にはかなり影響され、京都の晴明神社へ行ってみたり、禅寺が舞台の話を読んでは『十牛図』なんて本を買ってみたり、毎作欠かさずと言っていいほど登場する鳥山石燕にはかなり興味を惹かれ、石燕が描いた“猫又”がどうしても見てみたくて『画図百鬼夜行』を思わず買ってしまったり。
そんな、様々な妖怪たちが跋扈している京極本の中で、妖怪画を多く描いている河鍋暁斎（かわなべきょうさい）という名前も度々登場し、ちょっと興味を持っていた。
今回たまたま河鍋暁斎記念美術館に於いて、「日本の不思議−暁斎の描いたもののけ−展」というのが開催されているのを知り、行ってみた。
ＪＲ蕨駅から30分弱位かな？　結構歩いた住宅街の中に美術館はあった。
こじんまりとした美術館の展示スペースの、半分くらいが今回のもののけ展、もう半分が常設展といった感じだった。
お目当てのもののけ展は、期待通りの妖怪画が沢山展示されていた。
石燕の妖怪画は、多分に謎掛けやら見立てやらが籠められているけれど、暁斎の画はそれよりも少しユーモアを感じられるものが多かった。
妖怪たちが学校で学ぶ様子を描いた“化々学校”とか、赤いちゃんちゃんこを着た猫又や狸やモグラが踊る“鳥獣戯画　猫又と狸”とか。
それらを間近でじっくりと見ることが出来、また常設展では、以前観たお芝居の中で聞いた「ジャパンパンチ」（風刺画？）なども発見（笑）したり、本当に面白かった。
見学し終えると、ミュージアムグッズ等が置かれた別棟に案内され、紅茶をふるまってくれた。
駅からは少し遠かったけど、閑静な住宅地の中にひっそりと佇む美術館で、とても充実した楽しい時間を過ごすことが出来た。

妖猫“猫又”予備軍、老猫しろ（笑）。
父猫の仕事場でお留守番してました。
美術館で買った眠り猫ハンドタオルは、しろのお土産じゃなくてごめんね〜。

ご近所さんが、飼っているウサちゃんのケージを掃除してました。

ウサちゃんも綺麗にお手入れ。

ハイ、チーズ♪
ご近所さ〜ん、そのポーズでホントにいいのでしょうか……。（笑）