府中市郷土の森博物館で開催されていた岩合光昭写真展 猫〜その瞳に魅せられて〜に行った。 岩合さんは動物写真家で、中でも猫はライフワークとして何処へ行っても撮るのだそうだ。 猫又は岩合さんの猫写真が大好きで、岩合さんの撮った日本の猫がカレンダーとして付録に付いている写真誌「アサヒカメラ」1月号は、毎年欠かさず買っている(笑)。 府中市郷土の森は、森というだけあってもの凄〜く広大な敷地で、その中にはプラネタリウムなどもあり、写真展が開催されている博物館も豪華で立派な建物だった。 会場内には思ったよりもお客さんがいっぱいで、漏れ聞こえる会話や写真を見つめる表情などから、殆どが猫又と同じ猫好きな人たちのようだった。 写真は、路地裏に集まっていたり、釣り人の横や漁港の漁師さんたちの横にじっと座っていたり、老猫だったり子猫だったり親子だったり、本当に色々な場所で撮られた色々な猫たちが展示されていた。勿論海外の猫たちも展示されていた。大きなパネルになっていると迫力も違うし、魅力倍増だ。 一通り見終って思ったのは、恐らく猫に限らず人間の意のままにならない生き物写真に於いては、テクニックより何より、瞬間的なシャッターチャンスを如何にモノにするかなのだろうなということ。つまり、そのシャッターチャンスをどれだけ待てるかに尽きるのではないだろうか。例えば猫又なんかがたまたまカメラを持っている時に出くわすシャッターチャンスに比べ、プロの人はシャッターチャンスを待つのが商売な訳で、それをモノにする確率は遥かに高いに決まっているのだ。だから、良い猫写真がなかなか撮れなくても、それが当たり前なのだと自分を納得させたのだった(笑)。
|