MashRacingHistory
’07シーズン
Date
EntryRace
Class
Result
Machine
Circuit
2007/05/22
ファイヤーボールrd-2
LT
12/17
ELF-01
鈴鹿ツイン
2007/08/21
ファイヤーボールrd-3
LT
5/12(7/20)
ELF-01
鈴鹿ツイン
2007/09/02
白糸ライスポカップ Rd-3
チャレンジ
8/18
ELF-01
白糸SL
2007/10/14
白糸ライスポカップ Rd-4
チャレンジ
1
/27
ELF-01
白糸SL
2007/11/11
白糸ライスポカップ Rd-5
4st
DNF/18
ELF-01
白糸SL
2007/05/22
ファイヤーボール 第2戦
予選 14位(17台中) 決勝
12位
17(台中) BL 45.337
ELF-01の初レース!
まだまだ、マシンの熟成が足らず、レースには早いと思ったが、目標が無いとだらだらしてしまうし、
ACUTO
の製作者さんが
モトチャンプ
を呼んでくれるというコトから大急ぎで仕上げ、参戦する事になった。
さて、このファイヤーボール。
平日開催でなかなか参戦が難しかったがなんとか調整し、月曜の夜に鈴鹿に向かう・・・が、途中から腹痛に見舞われる。
もともと風邪気味ではあったのだが、風邪の菌が腸にまわったか?パーキングの度にトイレに駆け込む始末・・・
早朝に
鈴鹿ツインサーキット
に着くが、腹痛が激しくなかなか寝付けない。
あまり良いコンディションとは言えない状態でサーキット入り。
とりあえず、sugesakuさんに連絡を取り、腹痛の薬を持ってきて貰い、幾分か回復。
まずはモトチャンプさんの取材と写真撮影♪
なにせいつ壊れてしまうかわからないマシンなのでいの一番で写真撮影をしてもらう。
一応カタチにはなっているとは言え、フレームは溶接しっぱなしの無塗装の状態。
加えてテスト走行そのままだから洗車すらしていない。
各部詳細の写真の時はちょっと申し訳なかった・・・
この距離なら荒いトコ見えないかな?
そしてクラス混走の練習走行。
コースは初めて走る鈴鹿ツインサーキットのGコース。
フルスケールバイクでもなんら遜色無く走れる広いサーキットだが、その分ミニバイクではパワーがモノをいう感じ。
もてぎのように高いスピードから目いっぱいフルブレーキを強いられるようなコーナーも無く、ブレーキの弱いELF-01には助かる。
しかし、実際に走ってみるとテストの時は申し分無いと思っていたパワーがえらく不足に感じる。
ホームストレートでも抜かれまくりだ。
結局ベストは47秒台でブービー・・・まぁ初めて走るサーキットだからこんなものかなぁ・・
もともと、そんなに器用に走れる方ではないので良く出来たと思う。
次はクラス別の練習走行。
ここで、ACUTO製作者さんが、ヨシムラTM-MJNを貸してくれた。
組んでみて走ってみるとビックリ!
コーナー立ち上がりがすごくスムーズな感じとなった。
ピークはあまり変わらない感じがするが、全体的にスムーズな感じとなり、コンスタントに46秒台で走れるようになり、ベストは45”337!
一気に2秒も縮まった♪
途中、S字の切り替えしで、ステアリングを切ってもフロントホイールの舵角がズレてしまう現象(単にハンドルポストが締め切れないだけ・・)が発生したがある程度のところで止まるので
まぁ気にしない。
全体的に良い感じだが、やはりもう少しトップスピードを伸ばしたい。
そして予選。
ここでの予選は、スーパーポール方式。
つまりは1周のみのタイムアタックだ。
トップをもう少し伸びるように、セッティングを考える。
あれやこれや考え、結局メインジェットを#100から#95に下げてみた。
で、走ってみたところコレが失敗。
パワー感が全く無くなってしまい、46秒9で14番グリッドとなってしまった。
決勝までの間に昼休み。
しかし、食欲が戻らず、腹痛もぶり返してきてしまった。
薬を追加し、いよいよ決勝。
グリッドは4列目。
左前には同じTEAMサクセスのパティシエF君。マシンはYZRM-mini。昨年嬬恋で借りたヤツだ。
マシンの完成度は実際乗ったことがあるので強敵だ。
そしてもう一列前の二列目にはとものエイプが見える。
予選の失敗はスタートで取り返す!
オフィシャルが日章旗を構える。その一挙一動に集中する。
日章旗が降りた。スタート!
一気に前列が迫る。
迷い無く、割り込みそのままの勢いで二列目に追いつく。
1コーナー。アウトから一気にまくる予定だったが、全体的にアウトにはらんで行く。ならばインだ!
イン側から二列目グループをパス。
6〜7番手位につけたかな?
しかし、この辺りだと地力が違うので付いていく事が出来ない。
そしてストレートに入るとあっさり抜かれてしまう。
そしてパティシエ府川君のマシンにもエライ勢いで抜かれ、離されてしまった。
もう、グウの音も出ない。
そうこうしている内にとものエイプにも喰らいつかれた。
ストレートさえ抑えれば・・・と思ったが、あっさり抜かれ1コーナまでには1車身前に行かれる。
1コーナー進入、ブレーキで横に並びかけるが、とももインからブレーキを我慢したのかアウトにはらんで行く。
それに煽られてアウト側に追いやられる。失敗した。最初からイン狙いで行けば良かった。
途中でラインを変え、イン側に付けるが、立ち上がりでスルスル前に行かれる。
なんとか喰らいつくも、結局数周で離されてしまった。
途中、トップグループに周回遅れにされる。
そしてラストラップ。
この時はわからなかったが、4位走行の#13NSR80に追いつかれる。
最終コーナーを立ち上がり最後のストレート。NSRと真横に並ぶ。
暫く横一線だが、少しづつNSRが前に出て行く。
そしてチェッカー。
終わってみると、12位。
全体的にも46秒台が殆どで、ベストは練習走行に及ばず、45”469であった。
なんともやるせないレースだった。
スタートは良かったのだが、後が続かなかった。
ストレートが遅いからと言いたいところだが、最後に競った4位のNSRとはストレートスピードは大差無かった。
コーナーリングに特に不満は無い。
単に自分が速く走れなかった結果だ。
しかし気分を切り替えて見ると、壊れず最後まで走りきれただけでも
奇跡
とも言えた。
スタート直後はそれなりにレースっぽく出来たし、初回としては上出来か。
後は練習あるのみ。
この後、続いて開催されたminiMoto Hyper &オープンクラスを観戦。
レースはスタートから、sugesakuさんがTOPを快走しそのままゴール。
う〜ん250は迫力あるなぁ・・・ELFに載らないかなぁ・・・などと一瞬危険な妄想にとりつかれる。
その後は、1時間の耐久レース。
自分は帰宅の為の体力温存の為、今回はエントリーしなかったのだが、この判断は良かった。
体調が、もう限界。
帰り支度をしようかと思ったが、製作者さんが耐久の後のフリー走行でELF−01に乗ってみたいと言ってくれた!
身近な人間は誰も”乗りたい”と言ってくれないので大歓迎♪
マシンはそのままに車の中で少し休む事にした。
で、目が醒めてみると17時!
表彰式もELFの試乗会も終わっていた・・・ELFが走っているトコロを見たかったのに・・・。
で、皆の反応はというと
・
・
・
なにやら
・
・
・
あまり良い印象では無いらしい。
皆、苦笑いしか返してくれない・・・
特別なクセも無く、乗り易いバイクだと自負していたのだが・・・?
「あのバイクで45秒台は大したものだ」とも言ってくれたが、それも嬉しいやら悲しいやら。
最後に製作者さんが、いろいろアドバイスをしてくれた♪
改善点も出来そうな範囲だし、イメージも掴めた。
問題は現時点で問題点と体感出来ていない人間が、改善点を改善出来たと感じられるか不安はあるが、まずはやってみようと思う。
レース結果に対する憤りと、マシン改善に向けての希望を胸にしたまま当日はダウン。
鈴鹿の地を後にした。
2007/05/22
ファイヤーボール 第3戦
予選 14位(17台中) 決勝
12位
17(台中) BL 45.337
3ヶ月ぶり、ELF-01での2回目のレース。
前回の不甲斐ない結果を払拭するため、十分走りこんで参戦する予定であったが、 エンジンのセッティングに手間取り、満足に走りこむコトは出来なかった。
結局、ギリギリまで仕上がらず、未だ未完成だが、 時期的に夏休みというコトもありとりあえずマトモに走った唯一のサーキットなので、 どの程度熟成出来たか確認するつもりで参戦を決めた。
今回の目標は、LTクラスでそれなりに戦えるように43秒を切るコト。
そして前回、辛酸を舐めさせられた阿部エイプ号に勝つコトだ。
前回は完成直後で、塗装も満足に終わっておらず、溶接しっぱなしの状態であったが、 今回はフレームの塗装も済んでるし、ステッカーチューンを施してレーサー度をUP!
レーシーな仕上りに結構満足♪
まずは、全クラス合同の練習走行。
走ってみると、前回より若干パワーは上がっているような気がするが・・・
しかし同クラスの阿部エイプにストレートで離せない・・・というか抜かれてしまう・・・
それでも、少しでも走りこみをしようと走り続けた。 コーナーリングは・・・悪くないと思う。
前回より安定しているような・・・気のせいのような・・・
後半には前回のベストを1秒以上縮め、44”061が出た。
次の走行は、クラス別の練習走行。
少しのインターバルの間にセッティングを変更。
メインジェットを#105から、#108に換えてみて走行。
う〜ん、ちょっとは変わったかなぁ・・・でも、まだストレートでエンジンが回り切っていないような・・・
タイムは若干縮まって、43"957。
走行後、sugesakuさんに相談したところ、まだジェッティングが薄いし、ファイナルが合っていないとのコト。
メインジェットを#110に上げるは良いとして、スプロケットはエンジン側を換えるしかない・・・。
しかし二本の練習走行を追え、決勝までに試せる機会は予選のみ。
ファイアーボールの予選はスーパーポール形式なので、2周しか出来ない。
この2周でセッティングに外れが無いか見極めなければならないが、やってみるしか無い。
エンジン側スプロケットを17丁に変更。
パドックを走ってみるが、わかる筈も無い。
で、予選。
練習走行時のタイムから、出走は20台中、11番手。
10番手走行の#4阿部がタイムアタックに突入。
それを追いかけるつもりでコースイン。
ギヤを確認しながらも思いっきり攻めた。
結果は、44"300で、クラス5番手の総合7番手。
悪くは無いと思う。
決勝でやっきになって走れば、42秒台に持っていけるかもしれない。
1時間ちょっとのインターバルの後、いよいよ決勝。
グリッドは2列目の最内側。
正直いやな所だ。スタートしたらさっさとアウト側に行こうと思っていた。
1周のウォームアップを経ていよいよスタート。
日章旗を睨む。
旗の端を持つ手から旗が離れた!・・・が、振り下ろされるまで一瞬間が空く。
なんかだまし討ちを受けたようになりながらも何とかスタート。
想像より早く1速が吹けきった。しまったと思いながら慌ててシフトアップ。
遅れはしなかったが、飛び出すことも出来なかった。
遠回りしている余裕は無い。このままなのでインべたなのでちょっとアウトに振りたかったが、 ちょうどそこに1台居る。
仕方なくそのまままっすぐ入り1コーナー進入。インべたでクリア。
抜くことも出来なかったが、抜かれもしなかった。
なんとかこのまま喰らいついていければと思ったが、最終コーナーを抜けたあたりからスルスルと離されていく。
何とか喰らい着いていけばチャンスはあるかもしれない!と自分を煽ってみたが、数周したところでエンジンが吹けなくなっていく。
まるで先週までのジェッティングを外した状態のようにバリバリ言って回転が上がらない。
どっか壊れちゃったのかなぁ・・・
そしてストレートで振り返ると・・・後続のNSRが迫っている!
う〜何とか逃げ切りたい。しかし思いとは裏腹にエンジンの吹けはますます悪くなる・・・
途中、周回遅れを挟むもうまくアドバンテージを稼げなかった。
そしてファイナルラップの最終コーナーを立ち上がって後ろを振り向くと、真後ろに居る!
目いっぱい伏せてアクセルを開け続ける。で、ゴール。
なんとか逃げ切った。
エンジンの調子はどんどん悪くなっていくし、逃げるばかりであまり気持ちの良いレースではなかった・・
結果は予選と同じ総合7位。自己ベストは更に短縮して43"474。
エンジンの調子が落ちなければもうちょっとは行ったかなと思うと少し残念。
レース後に調子の悪くなった原因を聞くと、これが熱ダレとのコト。
なるほどなぁ。だから皆でっかいオイルクーラーを付けるんだ。知らなかった。
その後、miniMoto Hyper &オープンクラスを観戦。
sugesakuさんと藤井さんの激しいトップ争いが展開される。
こういうレースは見ていて面白い。こういうレースがしたいなぁ・・・
続いては60分の耐久レース。
今回は少しでも走りたかったのでエントリー。
15周のスプリントでも調子が悪くなってたのでとても走りきれるものではないとわかっていたが、せっかくだから走ってみた。
レースは案の定、エンジンの調子が悪くなってきたので30分程度で切り上げて戦略的撤退(リタイア)。
後は、プールで水浴びを楽しんだ。
これぞ耐久レースの醍醐味♪
エントリーした甲斐があったというもの♪
耐久レースの後、恒例の試乗会。
sugesakuさんのRCV−Hyperを試乗させてもらった。
ストレス無く吹けあがるパワフルな乗り味は楽しいの一言に尽きる!
エルフにも250を載せたいなぁなどと危険な妄想が脳裏をよぎる。
新作の2st125ccエンジンを載せたマシンも試乗したかったが、大人気で順番待ちの列が出来る。
試乗する機会はまたあるだろうし、少しでも走りたい為、今回は断念した。
今回はエルフの試乗に犬の会長と、ヒラデさんが名乗りを上げてくれた。
二人ともよく曲がると絶賛してくれたし、楽しいとも言ってくれた♪
傍で見ている人も二次旋回性が良いと言っていた。
前回の評価とはえらく変わったものだ。
変わらないのは、当人の自覚。
どこが変わったんだろう?
夜に行われたバーベキュー大会でも好評価を頂いたが、こうなると自分も周りも欲が出る。
より軽く。
より止まるように。
よりパワーを!
次は二輪駆動だ、量産化だとの意見もあったが・・・
「賛同するなら金をくれ!
(安達裕美風に)
」(笑)
今回は、
デジタル・サンギャラリー
さんが写真撮影サービスをしてくれました。
また、MFJ公式カメラ:オフィスワキタさんから素敵な写真を頂きました♪
暑い中、お疲れ様でした。
2007/09/02
白糸ライディングスポーツカップ 第3戦
予選 14位(18台中) 決勝
8位
18(台中) BL 43.337
ファイアーボールでなんとかまともに走ったが、そこに至るまでまともに走れなかった為、 結構フラストレーションが溜まっていた。
せっかく普通に走れるようになったのだから、やっぱり走りたい!
直近で手頃なレースは・・・白糸スピードランドのTT92ライスポカップ第3戦。
エルフ01が出られるカテゴリは、4stオープンか、チャレンジクラス。
4stオープンは、37〜42秒台のエントラントで争われる。
42秒5がベストではちと荷が重い。
ってなわけでチャレンジクラスに的を絞ってみる。
チャレンジクラスのレギュレーションではエントリー資格は43〜50秒台となっているが・・・
第1・2戦のリザルトを見る限り39〜43秒台となっている。
もう一度白糸を走ってみてそこそこタイムが出たらエントリーしようと決める。
で、レースの1週間前、白糸SLにて練習走行。
この日も暑く、1回の走行時間をフルに走ると後半は熱ダレでエンジンがばらつく。
手持ちのファイナルは前が15・16・17の3枚と後ろは37丁の1枚のみ。
前回走行したときは15-37で要所々で吹けきって走りにくかったので17-37のロングに振ってみる。
走りやすくはなったし、タイムも上がったので良い感じかなとおもったが、速い人たちに付いていこうとすると、
回り込んでいる11コーナから最終コーナ手前にかけて大きく離される。
で、11コーナの立ち上がりをもっと早くしたいので前を1丁下げて16-37としてみた。
体感ではよくわからないが、とりあえず41秒台が連発でき、ベストは41秒74。
これならレースでても格好がつくかな?
週間天気予報をチェックし、5日前にエントリーをした。
そしてレース当日。
テスト走行などで良く走るサーキットではあるが、ココでのレースは、
2000年の5時間耐久レース
以来で、スプリントは初めて。
まして
サクセスのチーム員を何人も葬ったサーキット
だ。
ちょっと緊張する。
先週までの猛暑に比べて一転、肌寒いほどの気温のため、キャブセットを変えてみる。
メインジェットを変えるのは面倒なのでとりあえずニードルの段数を1番上から真中の3段目に変更。
車検準備待ち。通るかなぁ・・ドキドキ
そして練習走行。
押しがけをしてみるとエンジンがかかった瞬間、フロントが浮き上がるほどパワフルにかかった!
「おぉ!今日は調子良さそうダゾッ!」
これが、この後起きる悲劇の予兆だという事に、全く気が付かず能天気に喜んでいた・・・
バタバタしながらコースイン。少し走って攻めだしたところでリヤブレーキをミス。大きく振られた。
(まだタイヤが暖まっていないのかな?空気圧もイジッちゃったしなぁ)と思い慎重に走る。
そうこうしている内に走行終了。
タイムは44秒後半。
なんかちゃんと走れなかったなぁ〜。予選はがんばろう。
って程度の認識。
で、予選。
2周ほどタイヤを暖めて、いざタイムアタック!
と思ったら8コーナで、フロントが暴れて外にはらんで行く。
(何だ何だ?ホイールが壊れて芯が狂ったかな?)
しかし走りながらホイールを見てもそんな感じは無い。
最終コーナーの立ち上がりも1コーナーの進入も特に問題は感じない。
気のせいかな〜と思ったが、インフィールドに入った途端にフロントが暴れだし、アンダーステアが出る。
とても曲がれない、攻められない。
しかし、予選は始まってるしピットインする時間は無い。
なんとか現状でタイムが出せるように、思考錯誤しながら走る。
結局、タイムは43.666で、18台中14位・・・
慌てて原因を考える。
タイヤのせいかなぁ。確かにこのタイヤはお店に転がってた中古タイヤをELF製造時から履かせていたもの。
流石に古いのかなぁ。
それとも空気圧を高めに入れた事で、マシンバランスが狂ってしまったのか?
とりあえず出来る事はやろうと、タイヤを新調。
念のため空気圧もちょっと低めの冷感1.5にしてみた。
いきなり新品なので、パーツクリーナでWAXを落とし、sugesakuさんから借りたタイヤウォーマーをかける。
これで復活してくれれば良いが・・・
↑知らないヒトから見れば、奇特なマシンにタイヤウォーマーと凄く金持ちチームっぽい・・・
そしていよいよ決勝。
チャレンジクラスのグリッドはリバーススタート方式。
つまり前から遅い順に並び、1列づつ5秒間隔でスタートする。
自分は不本意ながら、2列目。そして同じ列に並ぶ車両は全て2ST車両。スタートなら負けない。
これで調子が戻れば、いい線行くはず。
グリッドに付き、エンジンスタート。
ホームストレートはやや登りとなっているので、ちょっと多めに助走し、思いっきり押しがけをする。
エンジンがかかると同時にフロントが浮き上がる!
「ヨシヨシ!マシンはやる気満々だぞ!」
・・・とこの時も能天気に勘違いしていた。
1列目がスタートし、5秒後にスタート!
同列では案の定、ホールショット。前走車を追いかける。
しかし、結局フロントの問題は解決していなかった。
フロントからすくわれるように転びそうになりながらも、それでもやはり前走車がいれば追いつき、追い越したい。
数周の内に3台をパス。残り1台を抜けばTOPだ。
どうせ後ろから早い車両が追いついてくるだろうし、タイム差を考えれば最後まで抜かれずに済むわけが無いのはわかっている。
それでも1周でも良いからTOPに立ちたい。
それだけを考えて走ったが・・・あと1台、もう少しで追いつけるというところで、後続車の影が見え隠れする。
何とか押さえ込む。相手がNSRならコーナーで頭を抑えれば、直線では抜かれない。
←なんかトップみたいでカッコイイ!G13Bさんありがとう!
しかし、インフィールドのコーナー進入でフロントが大きく暴れアウトにはらむ。
その隙を疲れ、まとめて何台かに抜かれてしまう。
なんとか喰らい着こうとするが・・・ペースを上げようとしたが余計にフロントが暴れアンダーが出て、更に抜かれてしまう。
もうどうする事も出来ない。後は抜かれる一方だ。
そのままチェッカー。
結局3台が転倒リタイアとなり残る18台の中で、
8位・・・またも真ん中?
何の呪いだ?コレ
がっくりと肩を落とし、ピットに戻る。
何でこんなことになってしまったんだろう?
原因を考える。
同じような現象は良く考えると、以前にもあったコトを思い出す。
2001年の筑波ツーリストトロフィNS2をCS
で走った時だ。
あの時は今回と逆で高速コーナーでプッシュアンダーが出ていたが・・・ノーメンテのフロントフォークがフニャフニャだったからだと思うが。
マシンをスタンドから下ろし、フロントを押し下げてみる。
ビヨンッビヨンッ
あれ?何かバネっぽい・・・ていうかバネだ。
ダンパーが利いていない?ダンパーが抜けている?
この瞬間全てがわかった。フロントが暴れたのはダンパーが利いていないからだ。
押しがけの時、フロントが浮き上がったのはクラッチを繋ぐ時に体重をかけた時の反力で浮き上がったのだ・・・
フロントショックのロッドはダンパーが抜けた時のような油でギトギトした感じはそれほどなかったので気が付かなかった。
がっくり来る反面、マシンの構造的欠陥でないのが判明してホッとした反面、なんでこのタイミングで壊れるんだよ!とやりようの無い気持ちとぐちゃぐちゃになる。
それでも原因がわかり、次回に向けても対応がはっきりしている分、気が楽になった。
気分を変えて、他のレースを観戦。
白糸で初めて見るサイドカーレースは、台数が少ないのが残念だが、それなりにバトルもあり、
バイクに勝るとも劣らない、人馬一体の迫力は見ていてカッコイイ!と思った。
エルフ2号機はサイドカーで?などと考えてしまう。
意外とこの姿勢はツライかも
そして4stクラス。
どうせNSFかNSRフレームばかりだろうと思ってたら、DAXやらアルミフレームエイプなど思いのほかいろんなマシンが走っていて面白かった。
そして速い!
是非、このクラスに参戦したいと思うが、その為にはもっと精進しなくては。
マシンにも人間にも色々妄想を膨らませつつ白糸を後にした。
このDAXカッコイイ!
後日、
PitinZinのHP
にリザルトをチェックしに行くと・・・
エルフ01がTOPページに!
嬉しいなぁ・・・もの珍しいからなぁ・・・また只のイロモノバイクで終わっちゃったなぁ・・・
かならずリベンジするぞ!
2007/10/14
白糸ライディングスポーツカップ 第4戦
予選 4位(27台中) 決勝
1位
27(台中) BL 41.292
マシントラブルにより苦汁をなめたライスポカップ第3戦
リベンジを誓い、改善に取り組むもなかなか改善出来ず、半ば参戦はあきらめようと思っていたが・・・
ひろの後押しもあり、やっぱり走りたいのでエントリー。
ハレもやる気です
前回のトラブルの対策は一応施していたが、完全ではない状態。
しかし前日にsugesakuさんがNSR後期型ダンパーに初期型スプリングを組んだショックを作ってくれた。
更に発電抵抗を減らす処置をし、タコメータを付けてくれた。
そして当日。まずは練習走行。
今回のチャレンジクラスは27台のエントリー。
台数が多いため、予選でA・Bクラスに振り分けるとの事だが練習走行はまとめての走行。
さすがになかなかクリアラップが取れないが、結構スムーズに抜けるのであまりストレスが無い。
あれ?そういえば普通に走れる・・・フロントが全然暴れない。
ぶっつけ本番の改善策が当たったようだ。
タイムは43秒台だったが、クリアラップがとれなかったから仕方無い。
それでも挙動が良くなった分、希望が沸いた。
一休みして予選。
チャレンジクラスはリバースグリッドとなるため、予選で頑張れば頑張るほど不利になるのだが、やっぱりAクラスには入りたい。
それに前回の汚名を払拭するには、手を抜かず全力で行き予選から結果を出していく!そう考えた。
コースインして暫くすると前方に#18のマシンが見える。
第3戦でトップグループを走っていたマシンだ!コイツに喰らいついていけばタイムアップを図れるかも。
追いつき追い越すつもりで追走するが、抜ける気がしない・・・
それでも電光掲示板に表示されたタイムは自己ベストに並ぶ41.587秒だ。
ここで他車が詰まって、クリアラップが取れなくなってきた。しかし自己ベストタイなら上出来か。
結果は、総合4位でAクラス。
ただし、2・3位は41.1秒台。予選トップは40.853秒。1秒近くも離されている・・・
予選結果から作戦を考える。
Aグループの内、比較的上位に来ている中で、4stマシンは自分1台。他は全部NSR。
ってことはスタートはこちらがかなり有利だ。(ニヤリ♪)
スタートで一気に上位に行き、なるべく早い内にトップに立ち差を広げれば、自分より早い上位が追いつくまでに逃げ切れるかもしれない。
トップとのタイム差を考えれば・・・1周目に15秒離せばイケる計算だ!・・・
ってそりゃいくらなんでも無理だろ・・・
それでも表彰台は狙える位置だ。
昼休みを挟んでいよいよ決勝。
ウェイティングエリアでチャレンジBクラスの決勝が終わるのを待つ。
だんだん緊張してきた。
そしてコースイン。押しがけするが・・・エンジンがかからない!あれれ?もう一度・・・ってキルスイッチ切りっぱなしだった!
再度押しがけ。一発でエンジンがかかった。
慌ててコース一周するが、その間考えていた事は押しがけで乱れた呼吸を整える事ばかりだった。
一周してグリッドに付く。ポジションは4列中3列目最内側。
しかしここでエンジンを一旦カットしなければならない。
選手紹介の間に呼吸を整え、やっと落ち着いてきた。
そしてスタート前ウォームアップラン。今度は一発でエンジンがかかった。
しかし走り出してすぐに大事な事を思い出した。
今回のこのスタートって一斉にスタートなんだろうか?
第3戦では一列づつ5秒間隔でスタートしたけれど・・・その辺の説明が無かった・・・もう誰にも聞けない・・・
日章旗を振る人の動きから判断するしかないか・・・そう考えながらグリッドに付くが日章旗を持つ人の姿が見えない。
あれ?どこだ?左右見回すが見当たらない。
そういえば第3戦の時のミーティングではシグナルの調子が悪いから日章旗でって言ってたっけ。
って事は今回はシグナルスタートか。
正面の電光掲示板を見る。とすぐにレッドシグナル点灯。考える間もなくアクセルを開ける。
長い・・・と思った瞬間シグナルブルー。
失敗したつもりは無いが、うまく出来たという感じもなかった。
本当はいつもスタート前にどのラインを通るとかシュミレーションしていたのだが、今回はバタバタして何も考えていなかったのでまっすぐ行く。
すると、するする前のラインが空いていく。これはチャンス!
そのまま1コーナに進入しクリア。立ち上がって・・・
2位だ!
ここまでジャンプアップできるとは予想していなかったので、ちょっと驚いた。
これで目の前にいる1台を抜けば、トップだ。
俄然やる気が出てきた。
目の前を行く#29は4stマシンだ。しかしグリッドは前の方だったからこちらに分があるはず。
後ろから早いのが追いついて来る前に早々に抜いてしまおう。
9コーナーで仕掛けるが、ここでは抜けない。
最終コーナを立ち上がってホームストレート。
おぉ?抜けるかな?
1コーナ並びかけるが抑えられる。その分、立ち上がりが苦しくなりやや離されるが、すぐに追いつく。
やっぱりこちらのペースの方が速い。
次は1コーナーで間をとり3コーナーでインを突く!・・・が抑えられる。
う〜ん、なかなか抜けないなぁ。早く前に出ないと後ろから速いのが追いついてきちゃう。
プッシュを繰り返し、遂に1コーナー進入でインを突き
オーバーテイク!
ヨシ!後は#29を振切り、速いのが追いついてくる前に逃げ切るぞ。
と思っていたが、いきなり#29に3コーナでインを突かれる。
あれれ?振切ったハズなのに・・・何とか抑えるも、その後振切れない。
しかし後ろを見ると#29より後ろはかなり離れている。これなら例え#29に抜かれても、お立ち台は確実だ。
チャレンジクラスの卒業条件は優勝もしくは2回以上の表彰台だが、自分としては1度でも上がったら卒業と考えていた。
ただ、前回のレースで見た、チェッカーフラッグを持ってのウィニングランは優勝者ただ一人。
是非アレはやりたいっ!
となればなんとかトップを死守するしかない。
目いっぱい走るが振切れない。
惑わすつもりで時折ブロックラインを混じえながら、走行を続ける。
そしてファイナルラップ最終コーナー。振り返って後続を確認。勝利を確信した!
ガッツポーズでチェッカー!
ヤッタ!ELF−01で勝った!
勝てるとは思ってなかったので、凄く嬉しかった。
3コーナでオフィシャルからチェッカーフラッグを受け取り、ウィニングラン。
コレだよ。コレがやりたかったんだよ♪
まさかこんな日が来るとは思わなかった。
念願のハレと一緒に表彰台に立つ事も出来た。
最高の気分だ。
ウレシハズカシ車両保管♪
これで胸を張って、チャレンジクラスは卒業。
次戦はいよいよ憧れの4stオープンクラス。
しかし115ccのままではかなり厳しい。今回のベストラップでも最後尾は確実だ。
先の事を考えると頭が重いが、今は只々勝利の余韻に浸っていたい。
念願のハレと一緒にお立ち台♪
2007/11/11
白糸ライディングスポーツカップ 第5戦
予選 16位(18台中) 決勝
DNF
18(台中) BL 41.292
前戦でチャレンジクラスは卒業。
ELF−01はレギュレーション上、4stクラスとなった。
正直、現状の自己ベストでは全く太刀打ちできないのだが、チャレンジにエントリーしていた以上、ここで勝ち逃げってのもひどいハナシだ。
そして、白糸の4stクラスは今年参戦するまでは、どうせチューンされたNSFか、NSRにエイプのエンジンを載せたマシンのワンメイクだろうと思っていたのだが、
実際に見てみたところ、アルミフレームのエイプやら妙にカッコイイDAXやらCBR150を排気量ダウンしたCBR125など、様々なマシンが参戦しており、
正に怪獣大戦争って感じだったので、是非出たいと思っていた。
カッコイ〜!
更に天気予報を見たところ雨となっていたので、ウェットコンディションなら多少パワーが劣っても、 そこそこ勝負が出来るかもしれないと思いエントリーした。
しかし前日にレインタイヤに履き替えるも、思惑は外れて気持ちの良い秋晴れ。
朝からやったことも無いタイヤ交換から始まった。
憧れのイエローゼッケン♪
で、まずは練習走行。
前回のレースから全く動かしていなかったので、確認するように走る。
しかし流石は最高峰クラス。スッカスカ抜かれてしまう。
とりあえず自分の感覚を引き上げる事に従事する。
マシン的には・・・なんかヤケに左バンクしたときに、どっかが接地する音がするなぁと思っていた。
走行終了後、確認してみると、フロントスイングアームが設置している!
今までこんな事なかったのに・・・
ステアリングアームとフロントタイヤの設置量も前回より全然多い。
また、フロントサスが逝ってしまったのか?
だが、前ほどフロントが暴れる感覚はない。とりあえずプリロードを一段かけてみて様子を見ることにした。
そして予選。
タイム的に直近のライバルとなる#12のアール商店の小山選手をマークする。
先行させて後を追う形で走行し、タイムアップを狙う。
ホームストレートでの最高速は若干こちらの方が上かな。でも抜ける気がしない。
しかし途中3コーナーで、#12がスリップダウン。
う〜ん、目標がいなくなってしまった・・・と思ってたら#1坂井選手に抜かれた。
36秒台で走る無敵のチャンプ、坂井選手の走りを間近で見るチャンス!
と思ったがあれよあれよと離れていく。
ツイテイケナイ・・・
そして予選終了。
結果は42秒1で18台中、16位。
ま、最初から結果はわかっていた。
後は得意のスタートダッシュが決まればもうちょっとは何とかなるかな。
上位のマシンはクロスミッションの可能性が高いし、スタートはノーマルミッションの方が有利だ。
いよいよ決勝。
グリッドに付くと・・・流石に前に4列もいるとギッシリって感じだ。
コンナトコ・・・
マーシャルが下がり、レッドシグナル点灯。
アクセルを捻って回転を上げブルーシグナルに備える・・・と、前列、前々列がじわりじわり動き出す。
おいおい、完全なフライングじゃん。
コレがミニバイク流なのか?
そしてシグナルブルー!!と同時にクラッチミート!
走り出すとすぐ前列(4列目)に並んだ。よし!良い感じにスタート出来た・・・と思ったら更にその前の列(3列目)のバイクに追いついてしまった。
慌てて左からパス。と、更にその前の列(2列目)のバイクが見えた。
コレも抜けるかな?・・・と思ったが・・・
スピード差がありすぎる!スタート失敗したのか?止まってる?
ブレーキをかけるが間に合わない!
ガシャッ!
追突した!が、何とか転倒は堪える。
そして周りを見ると・・・誰も居ない・・・追突した相手もするするとスタートしていく。
なんてこった!最後尾スタートじゃん。
慌てて再スタートし、追走する。
思わぬ失敗に気は焦るが、
これがテレスコピックだったらインナーチューブ曲がってたゾ。フロントスイングアームで良かった♪
と、無理やりポジティブな方向に気分を持っていく。(コレが後に誤りだとわかるが・・・)
マシンの方はアッパーカウルはちょっと曲がっちゃったけど問題ない。
フロントホイールと、ハンドルの芯がズレてしまってまっすぐ走っている時にハンドルを切った状態になってしまうが・・・このマシンではよくあることだ。今更気にしない。
ただ、5コーナ(セクシーコーナっていうんだっけ?)でまたフロントが暴れる感じがする。しかし、アンダーはそれほど出ないのでそのまま走行する。
そして#12小山選手に追いついた。こっちの方が勢いがある。
1コーナー進入でパス!ヨシヨシ♪だがまだまだ。
このペースなら#64久江選手のCBRにも追いつけるはず。
傾いた日差しの写す影ですぐ後ろに#12小山選手が喰らい付いているのがわかるが気にしない。
とにかく前方の#64久江選手の後姿をを追う。
お気に入りフォト。G13Bさんありがとう♪
そして少しづつ迫ってきた。もう少し・・・と思った瞬間の3コーナ。
カットインした瞬間、フロントがすくわれた。
あっという間に路面に叩きつけられ転がってしまった。その際、右肩に衝撃を受ける。
止まってすぐに起き上がるが、右肩に痛みがはしった。
すぐにコース外に退避する。再度右肩を動かしてみるが痛くて上がらない。
ここでこのレースは終わった。
リタイヤとなったのは残念だが、順位を気にせず思いっきり走れたのは気分が良かった。
さてこれで2007年のレースは終了。
本当は桶川の最終戦への参戦を検討していたのだが、体もマシンも壊れてしまっては見送るしかない。
とりあえずはシーズンオフ、体を治して来年はどうするかのんびり考えようと思う。
・
・
・
・
・
・
・
・
レース後、病院に行ってみたが幸い骨には異常ナシ。
そしてレースから1週間経ち痛みは引かなかったが、マシンをトランポから下ろして状態を確認したところ・・・
転倒での損傷はシフトペダルの先端が折れたのとクラッチレバーが曲がった程度。
追突の影響は・・・アッパーカウルが欠け、ステーが突き抜けてしまった程度かと思っていたが・・・
何か正面から見るとフロントホイールが右に傾いている??
フロントスイングアームを良くみると・・・表面のクリア塗装が白濁している・・・
曲がっているって事か!!!
被害甚大・・・
テレスコだったらインナーチューブ逝ってただろう衝撃だったから、フロントスイングアームで良かった♪・・・と思ってたが、
実際はスイングアームでも曲がっていた・・・
今思えば、3コーナでコケたのも、元々左にホイールが傾いていた為、バンクした時に限界を超えてしまったのかもしれない。
意外な損害に復活への道のりは遠のいた気がした・・・
しかしこの2007年。エルフの完成から、熟成、参戦、優勝。そして損傷と天国と地獄をいっぺんに味わったシーズンだった。
さて来年はどうしようか?
このオフシーズン。忙しくなりそうだ・・・
戻る