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last update : 2001.9.16.sun

- Harlock in AnimationsWorld -

「宇宙海賊キャプテンハーロック」

Mazone

 

「ここは全能なるわれらマゾーンの第2の故郷なり」…

 

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▲ マゾーンのアンケート投票結果 ▼ 
(アンケートは1999年11月7日締め切らせていただきました。)

さて、一番票を集めたマゾーンとは?

 


マゾーン図鑑 
〜Mazone Beauties〜

ここは全能なる我らマゾーンの第二の故郷なり…   Queen Rafflesia 女王ラフレシア

投稿コーナー
★マゾーン派の主張!  

  Nanimo Shizuka 波野静香 

    

(1999.8.Illustrated by Maja)

 

 

  ハーロックの敵役は今まで数々登場していますが、このマゾーンの魅力と比べるとどれもいまいち、という気がしてなりません。
 マゾーンは、自分達でも自ら言ってますが、こうしてみると、本当に偉大な存在だったのだ〜!ってホント、思ってしまいますね。

 マゾーンの象徴といえば、まず思い浮かぶのは事の始まりとして突如地球に飛来した、謎の黒い球体。
 このペナントは、最初から42話の最後までストーリー中ずっと地球に居座り、ペナントの消滅と共にマゾーンとの長い戦いも終わりを告げる…。
 大都市のド真中にドーンと不気味に黒く浮かび上がるペナントの姿は子供心にも非常に強く印象付けられたシーンでありました。

 「宇宙海賊キャプテンハーロック」の作品の魅力はハーロックだけではなく、敵役であるマゾーンの魅力によるところも大きいとは前のページでも書きましたが、それは、マゾーンが単なる地球侵略を目論む悪であるという単純な描かれ方をされていないところも非常に大きな理由の一つでありましょう。
 勿論最初は地球を襲ってくる宇宙人、ということだったわけですが、段々と謎のベールがはがされていくにしたがって一族の存亡をかけて地球に「帰ってくる」という事実が発覚。
また、26話あたりからマゾーン内での様々な反乱があり、分裂があり、葛藤がありといったドラマが描かれたのも非常に面白いところでしたね。
よかったと思うのはハーロックを倒す為、戦闘マシーンとなった戦士を除いて心を持ったマゾーンのドラマを割と多く描いてくれたことでしょうか。その描かれ方も、情緒豊かでとても好きでした。

 また、マゾーンの魅力の一つは、やはり全員美女であるということも挙げられるでしょう。
イルミダスの集団を見てても、色気のイの字もなく、むさくるしいばかりであまり見ていてもちっとも楽しくもなんともないんですよ〜。
(しかも単純にハーロック達に戦いを挑んではあっけなく敗れていく…情けない〜。)
そこへいくとこちらは非常に目の保養になるような個性的でバラエティ豊かなマゾーンが数々登場。
冷酷なマゾーン、心あるマゾーン、異質のマゾーン、知的なマゾーン、少女のようなマゾーン…。
心など持たぬようなマゾーンでさえ印象に残る未だに忘れがたいマゾーンが多いというのは、やはり魅力があるということなんでしょうね。
 ちなみにその他大勢を抜かしてざっと登場したマゾーンの数を数えてみたら、約32名でした。
(判断が難しいものもあったので大体の人数です。)
これも前にも書いたが松本美女をよくここまでバラエティ豊かに書き分けられたとやはり感心せざるにはいられません。
 ところで、子供心にも強烈な印象を残しており、特にインパクトがあったのがあのアイシャドウでした。
(当時、思わず「魔女っ子メグちゃん」のノンを思い浮かべてしまったのは私だけかも?)
あの化粧に何とも妖しい魅力を感じ、その頃はまだ化粧をしていない世代だったのでやはり大人の女性に対する憧れのようなものがあったのでした。大人になったらああいう化粧がしたい!と思ったのは私だけでしょうか。
(ちなみにあのメイクは舞台メイクならいざしらず、普段のメイクには当然ながら向いてないとその後わかり、がっかりしたなんてこともありました。)

 

 また、台羽くんは勿論戦いを通じて成長した部分はあるでしょうが(それにしては最後まで復讐の鬼でしたねぇ…。)、このマゾーンとの戦いはハーロックにとっても非常に大きな成長をもたらしたようですね。
やはり、大いなる大儀をかけて戦いに臨んだ偉大な女王と全力で戦っただけあって、ただ堕落した人類相手に海賊稼業をやっていた頃のハーロックより、更にいろんなことに気付き、大きな人間になった、そんな気がします。
だから最終回でハーロックは宇宙の彼方へ去っていくわけですが、私自身の個人的な意見を言うと、スタッフのりんたろう氏達がいうような「死出の旅」とは思えないのです。
 一つの戦いを通して成長し様々なことを学んだハーロックには更にまた新しい旅が始まると、そんな風に見えました。
それもやっぱりマゾーンがいればこそなんですよね。ハーロックを只の海賊で終わらせなかったマゾーンは、やはり偉大!なのです。

 

 

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