Akiruno K-House
あきるの K邸
■木造 平屋■専用住宅
敷地面積:434.02㎡(131.2坪)
延床面積:103.74㎡(31.3坪)
○ 2つの質の違う眺望
敷地に初めて訪れた時,その眺望の素晴らしさに感動しましたが崖下の桜の樹の左と右ではその眺望の質に違いがある事を設計に活かしたいと思いました。桜の樹の左は遠景のみで近景が存在しません,一方樹の右側は敷地の接道側でもあるので近景から連続的に遠景までが存在しているために樹の左は住いのよりプライベートなゾーンで,右はパブリックなゾーンから楽しむ様に設えました。
○ 住いの捉え方
住宅の3LDKといった表現は部屋の用途を示す言葉になりますが,小島邸は生活のシーン 例えばどこでどういう景色を楽しみながらお酒を呑むか?といった色々なシーンを想定し連ね,それをシェルターで覆う事で建物になる という考え方です。
○ 折れ曲がるプラン
建物は平屋で折れ曲がっていますが,その事は一体の連続空間でありながら緩やかに空間が分節化され,また眺望への目線の方向が切り替わって行く事でシンプルながら膨よかな空間の設えとなっています。
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