【とはずがたり】

　さて、ホテルで缶詰になるのも鬱陶しいし、そこら近辺も歩いたんで、まぁその話も。



　シーホークホテル＆リゾートってのは福岡でも「百道浜」と呼ばれるご町内にあるんです

が。最初、これってなんて読むのかわかんなかったんだよね。まさか「百道」＝「ももち」

とはねぇ(笑)。

　この百道、樋井川をはさんで東隣が地行浜ってご町内なんだけど、どうもそこらへんが全

体、埋立地らしい。南の境目は「よかトピア通り」。`89年のアジア太平洋博覧会をやる時に

埋め立てたとかで、百道浜４丁目の大団地は、売り出す前にユニバーシアード大の会選手の

宿舎になったんだそうな。やっぱ、博多商人はしたたか？(笑)



　百道の目印は福岡ドーム球場....ではなくて、「福岡タワー」とかいうタワー(笑)。いち

おう、「海浜タワーとしては日本一の高さ」なんだそうだが、海浜のタワーって、あとは何

があるんだろう？　横浜港んところのタワーとか？(笑)

　２３４ｍのタワーに上がるのには有料だけど、少なくとも真っ昼間に登るところぢゃない

ね。ホテルとタワーの間はＮＥＣとか富士通とか日立とかのビルがあって、１キロと行かな

いうちに住宅地がある。

　う〜ん、こういうのはなぁ(苦笑)。丸見えだとなんか気分出ないんですけど(;^_^A))。

　去年の夏の終わりにカナダ行った時、トロントでカナダで一番高いとかカナダの東海岸で

一番高いとかいう、なんとか言うタワーに登ったけど、あれと同じ。こういうところではや

っぱり夜景でしょうなぁ(独断と偏見)。

　タワーでは窓に「東には何がある」「南にはあれがある」とかって描いてあったんだけど、

ここでひとつ、見物に出かけることを決定。すなわち、「史蹟・元寇防塁跡」(笑)。

　いやぁ、天神まで行ってもよかったんだけど、なんか今一つ気が乗らなくてねぇ(苦笑)。

で、１キロほど歩きました。よかトピア通りを越え、歩いていた道筋のせいで南西学院の中

等部の脇を歩いて南西学院大学まで。いやもぉ、日差しが暑いのなんのって(;^-^A))

　ここでいささかわからなくなって大学の受付で教えてもらって、大学の敷地突っ切って西

隣の体育館裏手まで。ここの敷地との境が土塁。鎌倉の時代はここが浜辺の松林だったんで

すとさぁあ。

　防塁って、要は土手を築いてそこの半ばに作った塹壕なんですな。そう大きくもないけど、

この中に甲冑武者が何人ぐらい入るのかなぁ。矢だけが飛び道具の時代だからなぁ。

　ここの上には小さいお社があって、脇に「天皇家お手植えの樹」なんぞがあってね。年代

からいうと戦争中に戦意高揚の意味もあったんだろうね。



　しかし、百道でタワーと防塁しか見物したわけじゃないのさ(笑)。

　ホテルからタワーに行く途中、ちょっと気になるカーディーラーを見つけたので、防塁に

行く途中で見物。

　マティス＜Ｍａｔｉｚ＞というブランドの車がね〜、東京じゃ見たこと無いし、ベンツの

某ハッチバック小型車なんぞよりカッコ良かったのだよ。いかにも「欧州の旧市街を走る小

型車」って感じでね〜(^o^)。

　で、店の人に訊いたら、大宇だか現代だかの資本でジウジアーロのデザインだってんじゃ

ん、これが(笑)。いやぁ、福岡に日本法人本社があって、埼玉の深谷と２箇所でしか店舗が

無いと。そことタワーの間にあるビルでトヨタが売ってる「Ｗｉｌｌ」ブランドの小型車が

あったけど、Ｗｉｌｌは小型自動車、Ｍａｔｉｚは８００ｃｃ足らずの軽自動車ってことを

差っぴいても、Ｍａｔｉｚがいいね。これに対抗できるのってＳｍａｒｔくらいだよなぁ(笑)