運動部でがんばっている女の子達の共通の悩みですね。でも、髪の長さとスポーツの能力にどれくらい関係があるんでしょうか?
例えば、テニスの伊達君子さん。引退した今はショートヘアですが、現役時代はワンレングスのロングヘアだったんですよ。引退してから髪を伸ばすんじゃなくて、その逆なんです。試合の時にはそのワンレングスをきりりと結い上げ、試合後の記者会見には髪を下ろしたエレガントなスタイルで現れる、という変身ぶりがすごくかっこよかったです。
他にも、長野オリンピック女子フィギアスケート銀メダリストのミシェルクワンさんもワンレングスを結い上げて滑り、エキジビションプログラムでは髪を下ろして、長い黒髪をなびかせて華麗に滑っていました。
バレリーナはワンレングスのロングヘアの女性が多いですよね?伊達君子さん、ミシェルクワンさん、そしてバレリーナ達を見れば分かりますが、ワンレングスのロングヘアをまとめ上げた髪型は激しく動いても髪が乱れず、実は一番活動的な髪型なんです。ですから、世間的には邪魔な髪型と思われているワンレングスのロングヘアこそが実は一番スポーティだ、とも言えると思います。
封建的なイメージのある武道系の女子選手はロングヘアが多いのはご存知でしょうか?弓道がそうですし、激しい肉体的接触のある剣道や空手・少林寺拳法などをやっている女性もロングの女性がかなりいらっしゃいます。ぼくの大学時代の友人は、ロングヘアでハイヒール姿の女性の先輩に勧誘されて(憧れて)空手部に入った、と言っていました。
部活動のためだけにあなたは生きているわけじゃないですから、部活動を理由にして、大切にしているロングヘアを切ってしまうのはもったいなくないですか?髪が長くても運動能力が高いことを見せてあげれば、髪を切れ、という声もだんだんとトーンダウンしてくるかも?
それから、世の中にはロングヘアが嫌いな人も結構います。そういう人は、「仕事のため」「部活のため」などとあれこれもっともに見える理屈を付けて、髪を切らせようとします。もしかしたらあなたに「部活のために髪を切れ」と言っている人は、単にロングが嫌いなだけなのかも。でも、ロングヘア嫌いの人はこれからもたくさんあなたの前に現れてくるでしょうから、そのたびに髪を切っていたら、あなたはいつ自分の好きな髪型(=ロングヘア)を楽しめるのでしょうか?髪を切るのは一瞬です。でもロングヘアになるには何年も何年も強い意志を持ち続ける必要があります。そういう継続する強い気持ちっていうのはスポーツにも必要なことだと思います。
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[2003/08/23]
[2004/06/14]先生の横暴について(運動部で「髪を切れ!) 結
[2001/03/26]お久しぶりです。(部活のために髪を切れ?) 真幸