-159- 2014年10月教室の献立 わびた趣の名残の懐石料理です。 向付はいかと秋野菜の生姜酢和えです。 黄菊の風味を添え生姜の薫りを立てて合わせます。 秋晴れがまぶしい様な日には赤味噌を少し強めにして 白味噌も加えた合わせ味噌仕立て仕上げます。 具は白玉団子を作り黒ごまを加えたもの。 煮物椀は白菊のように帆立に切り込みを入れて。 焼き物は秋鮭の皮目をぱりっと香ばしく焼きます。 強肴は夏野菜の名残南瓜を使って鶏挽肉の餡かけ。 八寸の海老は美しく開いて甘酢でさっぱりと頂きます。 栗の田舎煮は手間暇かけたまさに秋の味覚でした。

	向付　烏賊　榎茸　黄菊　三つ葉　 　　汁　　 合わせ味噌汁　胡麻団子　落辛子　 　　　向付はいか細造りと野菜を生姜酢で和える。 　　　白玉粉で胡麻団子を作る。 　　　汁は合わせ味噌仕立て。溶き辛子を添える。
	煮物椀　帆立菊造り　青菜　松茸　麩　柚子 　　　帆立は菊切りにして加熱する。 　　　椀に盛り汁をはり柚子を乗せる。
	焼物　秋鮭　加薬焼き　　 　　　鮭は三枚に下ろし切り分ける。 　　　加薬地を作り暫く漬けて焼く。
	強肴　南京　鶏そぼろあんかけ 　　　南京は皮を所々むく。 　　　薄味で直煮する。 　　　鶏挽肉は葛煮あんにしてかける。
	八寸　海老甘酢漬け　 　　　　　　栗田舎煮 　　　海老は茹でて殻をむく。 　　　切り開いて甘酢に漬ける。 　　　栗は渋皮もむき、甘辛く煮る。

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