TEL.
〒 奈良県
東大寺「大仏殿」にある文化財・お宝にまつわる
数々の謎を自分の足で調査して解明しよう。
「法隆寺」ミステリーツアーを作成し、中学生に課題を与え、調査するポイントを示したら想像を遥かに超えて、
一生懸命調査活動をし、大きな成果をあげることができました。
「それならと」調子に乗って作成したのが
「東大寺」ミステリーツアーです。
「東大寺」ミステリーツアーも「法隆寺」ミステリーツアーに負けない完成度の高さと自負していましたが、
この「東大寺」ミステリーツアーは大失敗に終わりました。
「法隆寺」ミステリーツアーは、調査する敷地面積がコンパクトにまとまっているのですが、
東大寺は敷地面積はとても大きく生徒たちが動くには時間がかかりすぎるのです。
これは、ある程度予想していたので、問題をさらに生徒が興味をもつようなものに精選したのですが、
どうしても時間通りに調査することができません。
また、中学生の生徒さんが集中して調査することができません。
それは・・・
「東大寺」ミステリーツアーの大失敗の原因は、
(ぼくだよ!!)
奈良公園に生息する鹿の皆様です。
中学生は、この鹿の皆様にせんべいをあげるのに夢中になり、調査活動まで頭がまわらないのです。
鹿の皆様はとても、観光客に慣れていて、楽しく中学生に反応してくださいます。
さらに、良い問題を作ろうと思いましたが、考えを変えることにしまいした。
身近な地域を調査した経験値は「法隆寺」ミステリーツアーだけ発揮するばよいということにしました。
修学旅行は、学習旅行ではありますが、
鹿の皆様及び同じ班の友達と触れ合うことも、大切な学習だと考えるようにしました。
そこで、「東大寺」ミステリーツアーは、その範囲をぐっと絞って、鹿の皆様の攻撃を受けない場所としました。
つまり、大仏殿の敷地の中のみ調査に変更しました。
ここは、鹿の皆様の出入りが禁止されているゾーンなどで、じっくり調査活動をすることができます。
もうお分かりだと思いますが、「東大寺」ミステリーツアーはやめて、
コンパクトな「大仏殿」ミステリーツアーが生まれました。
時間も「大仏殿」の敷地の中だけですから30分もあれば調査活動が可能です。