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(このwebについて)
初めてこのwebを訪れた方はこちらからどうぞ
(2010年1月18日 記)
このwebは、音楽家、ピアニスト 黒田京子のwebです。
基本的にはピアニスト。ヨーロッパで生まれた、西洋合理主義の権化のような楽器、白いレースの布で飾られて家具になっているのを時折見かけることもあるピアノを演奏します。また、時々、小学生用のアコーディオンを弾いたり、タンバリンや鈴を持って歌ったり踊ったり、詩を朗読したりすることもあります。 人口に膾炙している言葉で、敢えてジャンルで言えば、ジャズと呼ばれる音楽や、即興演奏をする活動をしています。 また、演奏するだけではなく、演劇の音楽を作曲・編曲して、役者さんたちと同じ舞台に立って本番でも演奏したり、朗読をする人たちとコラボレーションをしたり、無声映画に音楽を付けたり、講座の先生をやったり、ジャズピアノを教えたりしています。 音楽家の仕事とは何か? この問いに対して、故高柳昌行(g)氏が「聴くこと」と言っていたと、斎藤徹(b)さんがおっしゃっていたことがあります。私はしばらくその意味がよくわかりませんでした、でも、この頃やっと少しずつわかってきたような気がしています。 音楽家の仕事は演奏することでも自己表現に陥ることでもなく、とにかく、まず、よく聴くことであり、心を開いてしっかり聞くことから出発すると思っています。聞こえないものを聞こうとし、見えないものを見ようとする姿勢。声にならない声を聴き取ること。耳を鍛えて、耳の力をつけること。そこからwebの副題に、耳を開いて、と名付けました。 現在、私が実現したいと思っていることは、例えば2000年の横浜・ジャズプロムナードで、オルトペラ・アンサンブル(Ortopera Ensemble)として公演した『音楽劇』です。その時は、歌手、役者、即興演奏ができるミュージシャンが渾然一体となって、ドイツ生まれの作曲家クルト・ワイルの生涯を、音(音楽あるいは歌)と言葉(演劇)で紡ぎました。 また、21世紀に入ってから、弦楽器奏者との共演が多くなったことで、私の音楽の世界は明らかに変わりました。一般的に音楽は時間の芸術と考えられている部分がありますが、彼らとのかかわりの中で、私は時間の脅迫から逃れて、豊饒なる響きの海と、どこまでも続いていく地平と、その呼吸の循環を感じるようになりました。今の私は、この響きをもっと追究したいと思っています。 もっとも、振り返れば、この音楽を奏でる上での空間という概念は、ORTというユニットをやっていた、ごく初期の段階から、常に私に内在していた問題だったと思います。 さらに、私にとって大切なのは、開かれた心と開かれた場、です。ちなみに、オルト(ORT)というのはドイツ語で「場」の意味。このwebのドメイン、オルトペラ(ortopera)はそのオルトとオペラをくっつけた造語です。 そのような考えから、2006年秋に、コンサートなどを企画するオルト・ミュージック(ORT Music)を立ち上げました。現在は2つのコンサート・シリーズ、『耳を開く』と『くりくら音楽会』の活動を続けています。 |
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こんな私のことを知りたい方は、とりいそぎプロフィールのページへどうぞ。もっと詳しく活動内容を知りたい方は、バイオグラフィーのページへ。どんなCDを出しているのかを知りたい方は、ディスコグラフィーのページ(現在、作成中)へどうぞ。また、YouTubeなどの動画関係のデータはMovieをクリックすると見ることができます。 さらに興味を持たれた方は、スケジュールのページに飛んで、ぜひライヴやコンサートの現場へ足をお運びください。トピックスにはCDリリース、メディア出現情報など、特におしらせしたいことがアップされています。 さらに、さらに、今、この人は何を考えているのか、といったことを知りたい方は、日々思ったことを綴っている『洗面器』を訪れてみてください。 また、約30年ぶりにピアノ・トリオでクラシック音楽に挑戦した時のことをまとめたエッセイ『月見草』もあわせてお楽しみください。 なお、「黒田京子トリオ」の活動やCDについて、コンサートを企画をしている「ORT Music」のページは、インデックスのページから新たにウィンドウが開くように設定してあります。 リンクのページには、私がいっしょに演奏しているミュージシャンや、ライヴハウスの情報、音楽のことをもっと知るのに役立つページがリンクされています。 このweb自体の更新についてはWhat's Newのページへどうぞ。 |
このwebは、黒田京子自身によって作られています。
このwebは、2004年1月にリニューアルされ、2010年に少しリニューアルしました。 webについて言えば、パソコンあるいはインターネットが普及する(1995年頃)以前より、私のサイトを作ってくださる方が現れ、英語のサイトだけありました。やがて、そこに時々日記を載せてもらうようになりました。 そして、1999年4月から、自分で日本語のサイトを作るようになりました。現在、その際のファイルはすべてweb上から消しました。私は1997年から2003年まで、膨大な量になる音楽日記を公開して来ましたが、それらの記述の中で必要と思われるものは、リニューアルしている現在のwebに生かすつもりです。 |
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なお、webを製作するにあたり、以下の方々にはたいへんお世話になりました。心から感謝しています。 ■Suzuki Yosiyuki さん 私のホームページを最初に立ち上げてくださった大恩人。'94年頃のことだったと思いますが、とにかく英語版だけができ、しばらくしてから日本語版もでき、私が長い音楽日記をメールで送っては、迷惑をかけていた人。トップページのEnglishをクリックすると、まず簡単な英文のプロフィールのページが開き、最後の方にリンクしてある所をクリックすると、彼の充実した日本のインプロヴァイザーのページ(の中にある私のページ)へとびます。 ■Yoshioka Toshiya さん パソコンを私に無理矢理与えた人。パソコン通信(pc-van)、インターネット上で交わされる、新しい人とのコミュニケーションの世界を教えてくれた大恩人。自分でホームページを立ち上げることを励ましてくれた友人。すてきな耳と好奇心と知性を持っている人です。 ■Inoue Seiichirou さん プロフィールのページの写真を撮ってくださった人。時々いろんなことを話す友人。ちなみに、プロフィールの写真は1998年、早坂紗知(as)さんのユニットで愛知県日間賀島に行った時のものです。・・・もしかしたら今の私とは見間違うかもおおお? ■Kitazato Yoshiyuki さん バイオグラフィーのページの白黒写真を撮ってくれた、1977年以来の旧い友人。出会ってから現在に至るまで、音楽についてたくさんのアドヴァイスをもらっている一人。私のファーストCDを制作してくれた音場舎を主宰。ちなみに、写真は確か'90年代初めの頃のものだったと思います。 ■Shikata Yoshirou さん 2002年4月末、デスクトップ・パソコンの第三代目となった、我がパソコンを作ってくださった人。その後の四代目パソコン購入時にも、息子さんともどもお世話になり、接続環境や周辺器機等々、PC環境改善計画やメンテナンスに力を貸してくれている恩人。音楽に対する造詣も深く、特にJ.S.バッハの「ゴルトベルク」の蒐集は超一級。 |
KK-kkyoko@ortopera.com お手数ですが、上記アドレスをコピーし、 「KK-」を削除した上、 メールをお送りくださいますよう |