EPISODE:8 遠すぎた橋
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5月をまわるとこの国の季節も乾期から雨季へと移ろう狭間故か、◆◆◆◆◆◆◆
月に一度の顔見せ、いやいや、日本食が食べられる日か、と形容したいキートンの
翌日曜は休日であり、ボゴタで羽を伸ばす数少ない機会でもあった。
にもかかわらず、キートンはタクシーなどを利用して近郊への観光に行こうとはせず、
映画を見に行く、書店で雑誌や書籍の購入(USA系出版物)、珈琲ハウスでの喫茶、
町中の散策、各国料理の店をまわる、の繰り返しであった。
「住んでいるのだから普段の延長だよ」
珈琲ハウス、といってもアメリカのカフェスタイルではなくパリ等のカフェスタイル。
日本人にとって雰囲気が多少異なるだけで、喫茶店だと理解すればいい。
(註:近年、アメリカ東海岸でもパリスタイル・日本式との折衷形態の珈琲ハウスが
増加してきている)
珈琲豆生産国内のて消費される豆質は、良質なものが輸出に優先されるが故に、
味わい風味ともに一段劣るものなのだが、数少ない珈琲ハウス(コーヒーと表
現するよりも珈琲)では同等の豆質を一定量確保し営業をしている。もっとも、
生産年度により品質のばらつきがあるのは致し方ないので、店頭に出る珈琲豆
自体の数量も増減する。
またキートンが通う店では数少ない珈琲豆自体を袋詰めして販売しているのが特徴だった。
そして各国の4つ☆以上のクラスのホテルならば使用する豆も輸出品と同質である。
珈琲の飲み方も南米各国はもとより国内の生産地により微妙に異なるものなので割愛し、
別の機会に紹介する。
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月曜の朝でいつものサンタマルタへの定期便で戻るのだろうと思い、受け取ったチケット◆◆◆◆◆◆◆
2度程、サンタマルタからバランキージャに移動してボゴタに来たことがあるけどなあ、
to be continued !!