2004年7月度MCTツーリングレポート

2004年07月22日 第1版公開

日時

7月18日(日)

目的地

長野県富士見町【レストラン国界】

天候

晴れ時々曇り

  

今回は数日前に梅雨明けしていたこともあり、天候的な心配はほとんど無い中でのツーリングだ。しかし3日前から毎日、午後になると雷&夕立が起きており、それだけが唯一の心配事だ。

AM3:35、5回分セットした携帯のバイブレーター目覚ましの2回目で目が覚めた。今回は珍しく?My Wife の方が早く起きて朝食の準備をしてくれる。

早めに起きられると朝の余裕が違う。ゆっくりと朝食をとりながら YAHOO!の天気情報をチェックする。東京は「晴れ時々曇り」、山梨は「晴れ」だ。各地のピンポイント予報では、出発地の東久留米の午前3時頃に1mm程度の雨マークがあるだけで、日中はおおむね晴れる予報だ。これなら何も心配せずにツーリングに行けるな。ただ夕立に備えてレインウェアは持って行ったほうがいいが。

再び床に入った My Wife に「行ってきます」と声を掛け外に出る。すると予報通りなのか、クルマ達に水滴が。「ふ〜ん、予報通り降ったんだな」と感心しながら表に出ると、なにやら冷たいものが。あれ?もしかして、今まさに降っているんじゃないか!まいったな、こりゃ。でも日中は晴れる予報だったから悲観することはないな。小雨の降る中バイクカバーを外し、暖気を終了させてAM5:00、家をあとにする。

今回のツーリングでは、朝食をコンビニでではなく食事処の無い【柳沢峠】で取る予定としている。なのであらかじめ集合前に各自コンビニ等で朝食を買ってから集合することになっている。私も家から Kiyomiya までの間にある内の最初のコンビニでおむすびを購入しタンクバックに入れていく。コンビニに寄っている間にポツポツだった雨粒が大きくなっていた。しかし気にせず、そのまま集合場所に向かう。

集合場所の Motor Cycle Shop Kiyomiya にはAM5:20に到着する。少しずつ雨足が強くなっていく中、他のメンバーも集まってくる。みなレインウェアを着ずにそのまま走ってくる。

「たいして降らないでしょ」「着るとめんどくさいし蒸れるし」と理由は様々だが、O智氏以外の全員がレインウェアを着ていないし、着ようとしない。それを見てO智氏もレインウェアを脱いだ。そうこうしているうちに雨もほとんどやんできた。この調子なら大丈夫だ。

雨に降られた KATANA の図。え?なに?写真が小さくて水滴が見えない?ついているんです、スクリーンにしっかりと!あとはタンクバックのレインカバーで見てね(^o^)/

  

参加メンバー紹介

 

参加者

愛車

備考

O川氏 RF900R 今回のメイン幹事
M野氏 ZZ-R250  
U海氏 GSX1300R ハヤブサ  
  M.I 原氏 SV400S  
  O智氏 CB400SF-HVS II  
  N.T田氏 CB1300SF SPECIAL  
  N.T中氏 VRX Roadstar  
  M木氏 VULCAN400 途中合流
  T野氏 VFR400R (NC30) 2003年10月以来の参加
  H.I 藤氏 GSX-R1100 Tオートの社員さん
S枝 GSX1100S KATANA 私。今回のサブ幹事

以上の11名だ(*印はMCTクラブ員)。当初参加を表明していたO村女史のお知り合いのお二方が朝方の雨でめげてしまい不参加に。

念のため全員に朝食購入済みかどうか聞いたところ、みな忘れずに用意しているとのことで、安心して出発できる。簡単な出発前朝ミーティングを行い、AM5:40にスタートする。私はサブ幹事なので最後尾になる。

この日のルートは次のように予定している。

行き]Kiyomiya → 都道5号新青梅街道 →都道5号青梅街道 →(青梅市)→ R411青梅街道
    →(奥多摩町)→〔柳沢峠〕→(塩山市)→ 山梨県道218号 → 山梨県道31号 →〔太良峠〕
    → 山梨県道6号 →(双葉町)→(韮崎市)→ 山梨県道17号 →(長坂町)→ 山梨県道11号
    → R20 →【レストラン国界

帰り]【レストラン国界】→ R20甲州街道 →(韮崎市)→ 山梨県道12号 →(南アルプス市)→
    R140笛吹ライン → 山梨県道310号 → R20甲州街道 →(勝沼町)→(大月市)→(上野
    原町)→〔大垂水峠〕→(八王子市)→(立川市)→ 都道17号 → 都道14号東八道路
    の上通り → 都道248号新小金井街道 →(裏道)→ 都道15号小金井街道 →(裏道)→
    Kiyomiya

  

裏道から都道5号【新青梅街道】に出ると、もう雨はやんでいた。空も行く先の方は青空が覗き始めている。しかし路面は乾いているところもあるものの、まだあちこちで濡れている。最近はやりの高機能舗装(水分が染みこみ水跳ねしない舗装)の部分ではとても助かるが、従来舗装の部分では前走車の跳ね上げる水でヘルメットのシールドが汚れ前が見づらくなっていく。

何回か信号で前と寸断されるが、この時間帯は一旦寸断されるとなかなか追いつけない。むろんペースが速いせいもあるが、寸断された前のグループがほとんど信号に引っ掛からずに突き進んでいけるのに対し、寸断された後方グループはその後の信号でことごとくストップさせられるからだ。H.I 藤氏と私の2名がよく寸断されていったが、羽村市内で寸断された時は、次に先行車に追いついたのは御岳のあたりだった。

前走車と寸断されたまま都道5号からR411となった【青梅街道】を走って行く。途中でH.I 藤氏が前のクルマを抜きあぐねている時に、少々じれてしまった私は、チャンスと見るや右から半ば強引に抜かしていく。その後は空いているスペースがあったら右からでも左からでも抜かしにかかり、前走車に追いつくべくペースを上げていく。なかなか抜かしてこないH.I 藤氏を置いていってしまったが、道は一本で迷うこともないので安心して?おいてきぼりにしていった。

  

御岳駅前の交差点でようやく前走車に追いついた。このあとは隊列に戻る形でそこそこのペースで走って行く。特に遅いクルマに引っ掛かることもないが、かといって特別速く走れることもない。ホントにそこそこのペースだ。

奥多摩の道を走っていると、ところどころで気温を表示する電光標示板がある。それによると現在は19℃とのことだ。どおりで暑くなく涼しい感じで走れているはずだ。ずっとこんな気温だと嬉しいんだけどなぁ。(^^; その後いつも立ち寄る奥多摩の大駐車場が現れる。ここでM木氏と合流するのだ。AM6:50、奥多摩の駐車場に到着。

ここでM木氏と合流 「バイク汚れちゃったね」朝方の雨と路面の水のせいで結構汚れてしまった

M木氏との合流のためのほんのちょっとの休憩のつもりだったが、ウダウダしているうちに時間は過ぎ、ここを出発したのはAM7:10。この先は朝食予定地の【柳沢峠】までフリー走行だ。

“フリー”と聞いて喜び勇んで発進していくメンバー達。その中で私は最後に出発する。私のすぐ前をH.I 藤氏が走って行く。2台でのランデブー走行と行くか。

  

右に左にコーナーをかわし、そこそこのペースでの峠走りを楽しむ。KATANA はくるぶしグリップと上体の捻りさえちゃんとしていれば、重いながらも意のままにその身を翻してくれる。またハンドルが切れ込む独特の走りのおかげで、あまりバンクさせなくてもちゃんと曲がってくれる。

よくバイク雑誌などで「KATANA は曲がらない・乗りづらい」などと書かれることがあるが、それは KATANA 独特の“ハンドル切れ込み乗り”にライダーが対応できていないからだ。無理にハンドルをカウンター気味に押さえればよりバンクするが、バンクしただけ曲がってくれるわけではない。またハンドルを押さえ込むにはかなりの力がいる。バイクに乗りながら力業で格闘しても期待したほど曲がらないから「KATANA は曲がらない」と思われてしまうのだ。それよりもバイクの動きに合わせた、バイク自身がハンドルを切ろうとする動きに乗り手の方が同調してバイクが向きたい方に上体を腰から捻ってやれば、思いのほか素直に向きを変えてくれるのだ。

ヘンな話、この“KATANA 乗り”をマスターしておくと、新旧を問わず大概のバイクで応用が利く。逆に、最新のバイクだけを乗った人にはとっても乗りづらく感じるだろう。

だんだんと前を走るメンバーに追いついていく。前のメンバーはそのまた前のメンバーに、そのまた前のメンバーはそのまたまた前のメンバーにと追いついていき、【柳沢峠】に到着する頃には長い隊列状態になっていた。40分ほど走り、AM7:50【柳沢峠】到着。

【柳沢峠】に到着 M.I 原氏が持参したキャンプ道具の一部で味噌汁のデリバリーサービスをしてくれた。この後お茶のサービスも 【柳沢峠】から望む富士山。何枚か撮ったが山頂の雲が晴れることはなかった。ここからの景色は、本当は真冬の方が空気が澄んでいて綺麗だ

ここで持参した朝食を食べる。M.I 原氏がキャンプ道具の一部を持参して味噌汁のデリバリーサービスをしてくれている。ほとんどの人がおにぎりを買ってきていたためちょうどいい。ありがたくいただいた。さらに食後にはお茶のサービスまでしてくれたM.I 原氏。なにかお礼しなくちゃな。

私らの他には1組3名の走り屋さん達がいただけで、ほとんど私らの貸し切り状態になっていた。ゆっくりとした朝食タイムの後、「そろそろ行きましょうか」とO川氏。ここから先も塩山市街の手前までフリー走行とした。「塩山の手前で二股になっているよ」と話すと「じゃあその手前までフリーで」とO川氏。そしてO川氏が一足早く出発していく。その後他のメンバーも出発していく。AM8:35、【柳沢峠】をあとにする。

  

ここからもまたしてもH.I 藤氏の後ろから最後尾スタートする。前を走るH.I 藤氏のストップランプが全く点かないでグングン下っていく。え?このコーナーもノーブレーキで行くの?というところでもストップランプが点かない。それにつられて、行けそうな所では私もノーブレーキで突っ込んでみたりもしたが、どう考えてもブレーキ掛けなくちゃ危ないコーナーではキチンと減速してクリアしていく。

最初はH.I 藤氏のストップランプの球切れかとも思ったが、ごくたまにストップランプが点くことがあるのに気がついた。この時はブレーキレバー部分にあるスイッチの故障を考えた。以前に私もツーリング中に同じ故障をしたことがあったからだ。ストップランプがたまに点くのは、リアブレーキを作動させた時に反応しているのでは、と考えたのだ。

どっちにしても、くっついて走るのは危ない。H.I 藤氏が急ブレーキ掛けたら突っ込まないとも限らない。自然と車間を開けていく私であった。

長い下りの直線部分までくると、もうそれは峠道の終わりを意味している。スピードは乗るがタイヤのサイドを使う必要がなくなって少々寂しい。しかしこの後もきっとサイドを使う道が待っていることだろう。地図だとそれらしき道があるし。

  

塩山市街に向かう狭い道と広い道の分岐の手前でO川氏を先頭にした隊列が止まっている。ここでフリー走行も終了だ。最後尾の私らが追いついたのを見て発進していく先頭。当然塩山市街の方に右折していくと思いきや、先頭のO川氏と2番手のM野氏は広い道をそのまま直進していってしまった。なんだ、O川氏は先ほど私が言った道のことをわかっていなかったんだな。道を知っている私はホーンを鳴らして「間違っているよ!」と知らせるが聞こえていないらしい。とりあえず残りのメンバーを右折車線に誘導する。戻ってきそうにない2台をU海氏が追いかけていってくれたので、他のメンバーは右折後に左に寄って3台を待つことにする。

しばらくして3台が戻ってきたので再スタート。今度は道間違えないでね。(^^; JR中央本線のガードの下をくぐりT字路を右折して山梨県道218号に入る。そこから少しするとR140を横断する形で山梨県道31号へと入っていく。

そう言えばこの山梨県道31号、以前に通ったことがあったような........そうだ!2001年4月度で一回走っている。その時は確か舗装工事のために一面砂利&土の道で、加えて水浸しになっていたので思いっきりバイクが汚れた記憶がある。だが今回は道路工事も全く無く快適に走っていける。しかし、それ以外に何かイヤな思い出がこの道にあったような........

のどかな田園風景の中を走り抜けると道が細くなる。しばらく上っていくと【太良峠】を越える。その先のコーナーをいくつか抜けていくと、途中からさらに道幅が狭くなり、かつガタガタの急坂道になった。そうか、この道だったか!2001年4月度で走った時に「KATANA では2度と通りたくない道」だと思った道だ。

........しかし、この日はなぜか違った。道は確かにガタガタで急勾配もそのままなのだが、精神的余裕が2001年の時と全く異なっていた。それは前回(2004年6月度)の筑波の砂利道県道を走った影響が大きい。あの急勾配&砂利道ダートに比べれば、この日のガタガタ道程度はどうってことない。ガタガタとはいえ一応舗装されているからブレーキも安心して効かせられるし。

ほどなくして細いガタガタ道も終わり通常の舗装路に出る。するともうすぐに武田神社が見えてきた。武田神社の脇を左折しすぐに右折........のはずが、左折後そのまま直進してしまい先頭は道に迷っている。その場に停車して一生懸命地図とにらめっこしているがあまり把握できていない様子だ。なので私が率先してUターンすると、他のメンバーも一斉にUターンを始めた。先頭のO川氏はようやく道を把握できたのか、最後にUターンし再び隊列を引っ張っていく。そして今度は左折し、再び山梨県道31号に復帰した。

  

少し走ると山梨県道6号が見えてくる。これを右折し、韮崎方面を目指していく。この道は片側2車線だが交差点の度に右側車線がそのまま右折車線になる。なのでその都度車線変更をしなくてはならない。ちょっと走りにくい道だ。その道もやがて片側1車線になり、一部R20に合流した後再度県道を進んでいく。途中から県道も17号となる。あとはこの道を道なりに進めば目的地に到達する。

山梨県道17号に入ってから、信号などで隊列がよく寸断される。間にクルマ達が入ってしまうのは仕方ないのでそれらを安全と思われるところでまとめて抜いていく。しかし抜けそうにない区間の所に限ってノロノロとしか走ってくれない軽トラがいたりと結構フラストレーションが溜まる箇所もあった。

この道は進んでいくとあまり信号がなくなり、なかなか停まれない状態が続く。ようやく先行車に追いついた、と思った時、隊列が一旦左に停まったあとUターンし、山梨県道608号に入っていく。あれ?こっちは予定にない道だが........?すると入ってすぐ左脇にあるコンビニにすべり込んでいく先頭。そうか、ここで一旦休憩するのか。きっかり2時間走ってAM10:35、デイリーヤマザキ【JA梨北小淵沢店】に到着。

到着目前でコンビニ休憩を 暑いので積極的に水分補給を

このまま走って行くとものの10分程度で目的地の【レストラン国界】に着いてしまうが、お店はAM11:30かららしいのでまだ早すぎる。なのでここで時間調整をするようだ。

O川氏が地図を見ながら“道草ルート”を検討している。一旦はそれに賛同したものの、休憩している間に時間がなくなってしまい、結局そのまま目的地に向かうことに。加えて、T野氏のガソリンが残り少ないらしい。地図でGSを探すが、数が少ない上に日曜とあって営業していない可能性もあり、とりあえず開いているGSを探して出発することに。AM10:55、コンビニをあとに。

  

再び山梨県道17号に戻り先に進む。地図にあったGSが見あたらず、そのまま山梨県道11号に到達する。これを左折して県境を越え長野県に入ると、すぐにR20【甲州街道】に出る。その交差点の左側に、目的地である【レストラン国界】はあった。しかし、なんか寂れたようなたたずまいで営業時間前とはいえ通常営業しているふうには見えなかった。ちょっと心配になった。

R20を右折して茅野方面に向かって2kmほどで右手にGSがあったので全車ですべり込む。T野氏はもちろんだが、その他のメンバーも全員給油していた。AM11:05、出光系のGSで給油タイムだ。

広めのGSだが店員さんが一人しかおらず、一台ずつの給油となり時間がかかった ここでO川氏が店員さんに【レストラン国界】のことを聞いていた。やはり先ほどのたたずまいから営業しているのか心配になったらしい。間違いなく営業しているとのことなので心配は無事解消した。

ついでにオススメ料理を聞いてみると「ん〜、何でもおいしいわよ」との返事。それを聞いたO川氏、「(レストラン国界の)回し者?」と笑っていた。

人間様より先にたらふく満腹になるバイク達、の図

店員さんが一人なので給油に時間がかかり、出発できたのはAM11:25。実に20分もかかってしまった。【レストラン国界】の開店時間まであと5分だ。来た道を戻り、【レストラン国界】のあまり広くない駐車場にすべり込むと開店を待っていたクルマが1台。私らは2番手で停めることができた。AM11:30、【レストラン国界】に到着。

運良く11名全員が座れるお座敷が空いており、みな喜んで靴を脱ぐ。足が開放されるだけでもリラックス度合いが違う。私らが席に着いた直後、他のテーブル席も満席になっていた。もう少し遅く来ていたらかなり待たなくてはならなくなるところだった。

【レストラン国界】。レストランというより、町の定食屋さんといった方がしっくり来るかも さ〜て、何食べようかな?水とお手ふきを持ってきてくれた店員さんに「オススメは何?」と聞いてみると「どれもおいしいのでオススメですよ」との返事。予想できた答えだが思わず笑ってしまう。(^^;

みな結構バラバラなメニューを頼む中、私はカレーの魔力に取り付かれ?カツカレーを注文した。おなかが空いていたので大盛にして。

私が頼んだ「カツカレーの大盛」。食べでがあり、おいしかった。カツもおいしいし、カレーは甘すぎず辛すぎず、それでいて食べ進めていくとほどよい辛さが口の中に広がる感じだ

他のメニューもおいしそうだ。O川氏はもつ煮込み定食を頼んでいたが、「他のメニューも食べてみたいので、ここを昼食処にしたツーリング企画をまた計画しようよ」と言っていた。確かにおいしそうなものばかりだ。また来てみたい。

だいたいみな食べ終わったのを見計らい席を立つことに。外に出ると強い日差しが照りつけている。そんな中、せっかく来たんだからとここで集合写真を撮る。

【レストラン国界】入口前にて
「らーめん」「とんかつ」「手打そば」と明記されている【レストラン国界】の看板。レストランというよりおいしい町の定食屋さんといった感じだ。

撮影後早速出発する。次は昼寝処を求めて走るが、O川氏が1時間程度走ってたどり着くと思われる道の駅を言ってきた。他に休める箇所のアテがないので同意し、隊列をスタートさせる。PM0:30、【レストラン国界】をあとにする。

  

R20【甲州街道】を上っていく。出発する時から隊列は寸断されていく。他の全車が出発したのを確認し最後に私もR20にバイクを投じる。遅いクルマもいるが道が広めなので対向車が来ないところで次々にオーバーテイクし先行車を追いかけていく。少し混んでいるところもあるが、そういうところでは左すり抜けでかわしていく。

ほどなくして山梨県道12号への分岐になる。今回はこの県道経由で行くので迷わず右折。右折後も遅いクルマに前を塞がれたりするが、この県道では先頭のO川氏はあまり抜かしていかない。たぶんこのあたりから睡魔と闘いながらの走行になっていたのだろう。隊列としてのペースもあまり上がっていかない。

時たま信号で寸断されながら、それでも確実に前進していく。ようやくのことでR140【笛吹ライン】に出る。これを右折し、すぐにある道の駅【とよとみ】に入っていく。ちょうど1時間走り、PM1:30道の駅【とよとみ】に到着する。

とても暑いので、停まったらすぐさまジャケットを脱ぐ 道の駅【とよとみ】の風景。なんてことない、ただのパーキングスペースだ

ここでは昼寝ができることを期待していたが、あいにく芝生などのそういった用途のスペースは全く無く、建物の中で涼むか外で休憩するしかなかった。私も一旦は建物内に向かうが、入って冷房に慣れてしまうと出るのが辛くなるのですぐに出て、駐車スペースで日差しを受けながら休むことにする。慣れてしまうと思ったより暑くない。いや、実際気温はかなり高いのだが、外にいる方が疲れが溜まらないような気がしたのだ。

バイクの所にいたO川氏は地元の温泉を勧めるオッサンに掴まり、しばらく話し込まれていた。今日は他のルートを行く予定だ、温泉に行く時間は無い等説明してもなかなか引き下がらない地元のオッサン。結構しつこく勧誘されていた。しまいにはO川氏もその場だけ話を合わせてオッサンにお引き取り願っていた。

ここでは40分ほど滞在したものの期待した休憩はできず、PM2:10、道の駅をあとにする。

  

今度はR140を甲府南方向に進んでいく。流れはよく、あっという間に中央道の甲府南 ICを過ぎていく。〔白井河原橋〕を渡りきったところで細い山梨県道310号に進路を変える。この山梨県道310号は笛吹川沿いに走る土手の上の道という感じで、道幅がとても狭い。クルマ達は道路をはみ出しながらすれ違っている。狭いながらも見通しはよく、11台いる隊列の一番後ろから先頭のO川氏の動きまで見渡すことができる。

すぐにR20【甲州街道】が見えてきた。ここは右に行きたいのだが、山梨県道310号からは左にしか出られないので一旦甲府方面に出て、すぐ次の信号でUターンし東京方面に向かう。

その後のR20は快適だ。クルマは結構走っているものの飛ばしていける。特に勝沼の〔柏尾〕交差点までは片側2車線なので、遅いクルマは次々とパス。赤色灯付きのクルマやバイクがいたら思いっきり追いかけ回されるだろうなぁ、という速度で突き進んでいく。

〔柏尾〕交差点から先は片側1車線になるが、思ったほどペースは落ちない。隊列の前を走るクルマがそこそこのスピードで走ってくれているためだ。それでもスピードダウンしていることには変わりないので、ヘルメットやジャケットのエアダクトの効果が薄れてきて暑くなってくる。

少しすると〔笹子トンネル〕に入る。すると大方の予想を裏切って内部はとてもヒンヤリしている。とっても快適だ。〔笹子トンネル〕を出るとうだるような暑さが再び襲ってくる。思わずトンネルから出たくない!と心の中で叫んでしまった。....A^^;

途中、何度か遅いクルマに引っ掛かりもしたが何とか大月市の中心部を抜けた。そろそろどこかで休憩しないかな?と思った矢先、先頭がコンビニにすべり込んでいく。やった!ここで休憩か!PM3:20、セブンイレブン【大月鳥沢店】に到着する。  

帰りは大月市内のコンビニで休憩 ここではほぼ全員がアイス or 水分で涼をとり、コンビニ店内に留まる人はいなかった。コンビニ店内は涼しいが、長くいると出づらくなってしまうので暑くても外にいた方が後々体のためにはいい。

O川氏から「中央道の上野原 ICから高速に乗ります」とのお達しが。M野氏は下道派なので渋っていたが、暑い中トロトロ走るのはイヤだとO川氏が強引に?決定した。
アイスや水分で涼をとる

20分ほど休憩し、PM3:40コンビニをあとにする。

  

再びR20【甲州街道】を東京方面に向かって走る。一部遅いクルマに引っ掛かる区間もあったがおおむねスムーズに走って行き、中央道・上野原 ICまでやって来た。通行券を受け取り一旦停まる。そこから先は八王子 ICまでフリーで走ることに。ただH.I 藤氏とT野氏の二人は八王子で下りずにそのまま中央道を走って帰る、とのことなので、この上野原でお別れだ。

早速スタートし高速の本線に合流する。合流する前から渋滞になっていた。ここから車線間のすり抜けがスタートする。この時はO川氏がすり抜け隊の先頭になっていたため、すり抜けのペースが速い。O川氏はヘッドライトをハイビームにしてクルマ達にアピールしながらの走行だ。おかげでいつもの渋滞すり抜けより早く通過できた。〔小仏トンネル〕の中まですり抜けは続いたが、トンネル後半からは通常走行ができるくらいになった。トンネルを抜けると各車スロットルをワイドオープン!車速が一気に上がっていく。

そんな中すり抜け隊はO川氏を先頭に隊列を組みながら左車線を走っていく。それにじれたのか、珍しくM.I 原氏が右車線からスピードを上げ隊列を抜き去っていく。他についていく人がいなかったが、これもまた珍しく?私がM.I 原氏の後を追う。この後八王子 ICまで、私とM.I 原氏のランデブー走行?になった。

八王子 ICで下りると、私らの前にはU海氏しかいなかった。やっぱりこの人は飛ばしていたか。....(^^; ほどなくして他のメンバーも到着した。この時点でPM4:25になっていた。

八王子 ICに到着・N.T田氏 八王子 ICに到着・O川氏 八王子 ICに到着・M野氏 八王子 ICに到着・O智氏

ここではあきる野市に住むM木氏とお別れだ。ここからすぐ近くらしい。そして、今回は Kiyomiya まで途中休憩無しで行ってしまうため、その途中に済むM.I 原氏ともここで一応のお別れだ。5分ほど停車した後、本日最後の出発だ。

  

八王子 ICからR16【東京環状】に出て、すぐにR16【八王子バイパス】に入る。そしてまたすぐに都道169号に入るという、八王子 ICで下りた時の“お決まりコース”を進んでいく。都道59号、都道29号【新奥多摩街道】を経由し、いつものようにR20【甲州街道】に復帰する。これまたいつものように少々混むが、慣れた感じで〔本宿町二丁目〕交差点までたどり着く。これを左折するとM.I 原氏とお別れだ。左折後最初の信号で停まったのでめいめい手を挙げたりホーンを鳴らしたりしてM.I 原氏と別れる。

本隊はそのまま都道14号【東八道路】を進んでいく。道はそんなに混んでなく、混むポイントの【国分寺街道】との交差点も難なく通過でき、【池の上通り】を経由して都道248号【新小金井街道】に出る。【新小金井街道】もいつもほど混んなくスムーズに通過できた。貫井北町のあたりから脇道に入り、団地の中や桜町の住宅街を通り、都道15号【小金井街道】に抜ける。これはいつもの定番ルートだ。

〔鈴木町〕交差点を右折し【花小金井南町通り】と【駅前通り】を経由し都道5号【青梅街道】へ。さらに裏道に進み、〔多摩六都科学館入口〕交差点を通過し、PM5:25、定休日のためシャッターの閉まった Motor Cycle Shop Kiyomiya に到着した。

シャッターの閉まった Kiyomiya シャッターが閉まっているのでこのまま解散か?と思ってお店脇のスペースを見ると簡易テーブルが置いてある。そのスペースに入っていくと、中から清宮社長が出てきて麦茶等の冷たい飲み物でもてなしてくれた。

明るいうちに帰ってこれるとなんか得した気分になってくる。特に目の疲れ具合が格段に違う。

建物脇のスペースで冷たい飲み物のお迎えが

しばしのツーリング談義のあと、PM5:45に解散となった。私はお店のすぐ裏にある実家に向かった。この日は実家に My Wife と娘が遊びに行っていたためで、どうせなら、と私も少し顔を出すことにしたのだ。しばし実家で休んだあと、GSで給油し、PM7:20に帰宅した。

  

今回は朝方の雨に出くわしたものの、日中の雨の心配がない中でのツーリングで楽しむことができた。ただ暑いのだけはなんとかしてほしいが、これがなくちゃ夏じゃない!というものだ。

今回の走行は私のカタナで351.0km、使用したガソリンは19.84L、なので燃費は17.69km/Lだった。峠も多かったが全体的にはハイスピード区間が多かったため好燃費となった。

(終)