2001年4月度MCTツーリングレポート

2001年04月24日 第1版公開
2003年01月14日 第2版公開

日時

4月15日(日)

目的地

山梨県双葉町立温泉【百楽泉】 温泉ツーリング

天候

晴れ\(^o^)/

AM3:30、携帯電話のアラーム音が夢の中に響き渡る音で目が覚めた。前日は早く眠ろうと思ったがなかなか眠くならず床に入ったのは0時を回っていたにもかかわらずツーリングとなると目覚めが違う。My Wife と共に起き出し、朝食の準備をする。今回は全く雨の心配がなく久々に1日を通して楽しめそうだ。

今回はいつもより少し早めの集合・出発なので、AM5:00にはバイクのカバーを外しにかかる。
キュルルッ、ズボボォン!いつも一発でかかる KATANA のエンジン。快調、快調。My Wife の REBEL も快調に始動する。サクッと暖気を終え、My Wife と共にAM5:20、家を後に。

  

集合場所の Motor Cycle Shop Kiyomiya にはAM5:25到着。あれぇ?AM5:30集合出発なのにまだ2台しかバイク達がいないぞ。みんな時間大丈夫なのかなぁ。それでもAM5:30を過ぎたら他のメンバーも続々と集まってきた。あのーーー、みなさん、集合&出発がAM5:30なんですけど........
それでもTオートから参加のH.I 藤氏以外の Kiyomiya 集合組はAM5:35までには集まった。

参加メンバー紹介

 

参加者

愛車

備考

O川氏 GSX1400 Kiyomiya スタッフ
A川氏 V-FOUR MAGNA 今回の幹事1 
Y田氏 Bandit1200S  
M野氏 ZZ-R250 今回の幹事2
U海氏 CBR1100XX  SB  
  M尾氏 XJR1200改 前日も喜連川まで走ってきた
奥多摩Pで途中合流
  M徳氏 XJR1300 2000年9月以来の参加
  M木氏 VULCAN400 2000年9月以来の参加
奥多摩Pで途中合流
  H.I 藤氏 GSX-R1100 清宮社長の友人ショップである
Tオートの社員さん。途中合流
S枝夫人 REBEL My Wife
S枝 GSX1100S KATANA

以上の11名だ(*印はMCTクラブ員)。
今回は常連がみな都合が悪く、4月としてはメンバーも少な目だ。
なお清宮社長は現地でのみ合流した。

H.I 藤氏がまだ来ないが、「いいですよ、(あいつは)放っておいて」というO川氏。いいの?冷たいなーー....(^^;
「どうせ後から追いついてきますよ」とO川氏。

そういえば、もしかしたらこのツーリングに参加するかもしれなかった岩手から来訪のY.S藤氏は前日の試し走りでめげてしまったらしく、数少ない参加機会にもかかわらず参加を見合わせるとのこと。前々日に岩手から出てきており、ZRX1100 の納車がてらツーリングに参加する予定だったが、前日に八王子の仲間宅まで試し走りしただけで疲れてしまい、ツーリング後の岩手までの道のり(片道 550 km!)を考えて見合わせることにしたのだ。う〜ん、残念!

後日談
みんなが出発した後1時間ほどで Kiyomiya を発ち岩手に向かったY.S藤氏。久喜まで下道を走り久喜 ICから東北道に乗ったそうだ。おそらくはそんなに飛ばさずに帰っただろうが、あれよあれよという間に岩手まで。PM3:00頃には自宅に到着したそうな。
どうやら全然疲れずに帰れてしまったらしく、「(ツーリングに)行けばよかったーー」と嘆いていたそうな。後悔先に立たず....(^^;

AM5:40になったので簡単なツーリングミーティングを行い早速出発することに。清宮社長とY.S藤氏のお見送りを受けながらAM5:45、イザ出発!

  

裏道から都道5号【新青梅街道】に出て青梅方面を目指す。少し走ったところの信号待ちで不意にH.I 藤氏が後に現れた。路上で朝の挨拶を交わしているH.I 藤氏と最後尾のO川氏。追いついてよかったね。でももうちょっと早く来てね....(^^;

この時間、クルマの数が少なく思い通りに流れている。信号のつながりもいい。でもだからこそ、一度信号で寸断されると置いて行かれた方はなかなか追いついてこない。この日も〔野口橋〕交差点あたりで私の2台後が信号に引っ掛かり置いていかれた。でもこの先のルートはみな熟知しているところなので、予め寸断されても先行車は待つことなく進んでいくことで話がまとまっていた。なのでどんどん進んでいくが、置いていかれた2台が追いついてきたのは先行車が青梅を通過しキャンプ場がある辺りだった。「(寸断されると)全然追いつきませんね」とはO川氏の弁。

このように【新青梅街道】〜【青梅街道】はスムーズに進み、もう目の前には奥多摩駅が見えてきた。あと少しで休憩だ、というところでメットの内装が急にあたりはじめ、痛くなってきてしまった。あと少しなのでしばしの我慢。

5つほどトンネルを越えると左カーブの左手にいつも利用するパーキングが姿を現す。最後のトンネルの直前に気温標示板があるので見るとなんと5℃しかない!これを見た瞬間、あまり気にしないようにしていた寒さが急に薄着の体を直撃してきた。寒いよ〜!地元の東久留米界隈では早朝でも12℃くらいあったので余計に寒く感じる。それでもトンネルを越えれば休憩だ。よし、寒さと頭の痛いのからやっと開放されるぞ!
AM6:55、奥多摩のパーキングに到着。

奥多摩の休憩場所はいつもココ! 〔大麦台トンネル〕を抜けたところにある東京都の駐車場。奥多摩を走るときは必ず寄ってしまう。
桜がキレイ! 桜の季節だがもうこの日がほぼ見納めだ。1週間前ならもっとキレイだ。

まだM尾氏とM木氏は来ていなかった。お二人ともここで合流する予定だ。ちょっと早かったかな?

M尾氏到着! この時の気温は5℃ ようやくM木氏が到着した
なんでもM尾氏は前日に喜連川までツーリングしており、自宅に帰り着いたのはPM11:30頃だったそうだ。大丈夫かな?

到着後わりとすぐにM尾氏はやってきた。しかしM木氏がなかなか来ない。日があたっているとはいえこの時のあたりの気温はたったの5℃しかないのでとっても寒い!加えてこのパーキング内には自販機がないので暖をとることもできない。売店はもっと後にならないと開かないのだ。早く来ないかな、M木氏.......

10分くらい待った頃だろうか、ようやくM木氏がやってきた。寒い中待っていたので他のメンバーは体が冷え気味になってしまっていた。M木氏のトイレを待ってAM7:15出発することに。なおここから先奥多摩の道は隊列を組まず朝食処までフリー走行とした。今回は途中の【柳沢峠】には停まらず、塩山市内まで一気に走るぞ!

  

ほとんどのバイクが出発したのを見届けたあとおもむろに出発する私とO川氏、H.I 藤氏の3人。たぶんそれでも程なくして追いついてしまうだろう、と思っていたが、案の定先行車は遅い車等に引っ掛かっていてすぐに追いついてしまった。しばらくはそのまま車列の後ろについて走っていたがそのうち遅さにガマンできなくなり....f^^;、「フリー走行なんだよな、いいんだよな」と直線で前車をパスし出すとやっぱりガマンしていたのだろう、U海氏も続いてパスしだした。短いながらも少し長めの直線で1台ずつ丁寧にパスしていくといつの間にか私が先頭になっていた。続いてU海氏。たぶん前を譲ればU海氏はピューッとすっ飛んでいってしまうだろうとは思うが、なかなか適当な直線に出合わない。ようやく安全に譲れるところで前を譲ると、思った通りピューッとすっ飛んでいってアッという間に見えなくなるU海氏。相変わらず速いなぁ........

さて飛ばし屋のU海氏?が前に行ったところで、今度はY田氏を従えて走っていく形になった。Y田氏は決して飛ばさずジェントルな走りしかしないので簡単に置いてきぼりにできると思ったのだが、コーナー脱出では私の方がコーナリング速度が速いので思いっきり差がつくものの、コーナー手前のブレーキング時点では結構近くまで寄られている。ちょっとリキ入れて走ってもあまり変わらず、「Bandit 1200S って速いんだなーー」とつくづく感心してしまった。「今のレベルのバイクって速くていいなーーー、買い換えようかなぁ?」と思わせる瞬間だ。

寒い日影の通りを抜けると【柳沢峠】が。ここから見た富士山はキレイだった!停まれば写真も撮れたが今回は停まる予定ではないので眺めるだけでパス。この他にも「絶景かな!」というポイントがいくつかあったが全て素通り。車上で走りながらの鑑賞で今回はガマンする。

途中、一部路面が荒れていて危ない箇所もあったがしばらくすると直線主体の道になってきた。こうなれば塩山市街ももう近い。休憩も近い。フリー走行の順番のままおとなしい走りにギアをチェンジし 70〜80 km/h くらいで坂を下っていくと左手に先行していたU海氏が停まっている。何をしているのかわからなかったが、そのままパスすると私が全体の先頭になってしまった。まぁ右手にあるというコンビニに入ればいいんでしょ?楽勝、楽勝、と思っていたらなにやら見慣れない道を走り始めていた。すぐ手前の信号斜め右折の先にコンビニを視認していたのでとりあえず停まってみる。(直進の)こんな道あったっけ?

地図をよく見ると、以前はなかった道がバイパス状に開通していたのだ。てことは先ほどの信号斜め右折がそれまで覚えていた道なのだ!直進しか記憶になかったので最初わからなかった!

まぁとにかくUターンしなければ。広い道なので苦はないが、唯一 My Wife だけが心配だ。しかしヒトの心配をよそにハンドルをコジってなんとかターンできたようだ。でも相変わらず下手くそだなぁ、My Wife のUターン。

この時に携帯が鳴った。岩手に向かっているY.S藤氏からだ。何でももう東北道に乗り、パーキングで休憩中だとか。先が長いY.S藤氏、無事に岩手まで帰ってね。

先ほどの信号を左折する形で曲がり、すぐ右手にあるコンビニにバイクを滑り込ませていく。ようやく朝食が食べられるぞ。AM8:20、ローソン【塩山千野店】に到着。

朝食休憩はローソン【塩山千野店】 田舎のコンビニは駐車場が広くてとても助かる。朝早いことで空気も綺麗なので青空がまぶしい。
ローソンから望む富士山 コンビニから眺める富士山の雄姿。当然ながら山頂にはまだたくさんの雪が。

ここでは今までの寒さから暖をとるようにみな暖かいカップラーメン等をすすっている。この時ばかりは私も寒かったのでカップラーメンだ。じゃないととにかく寒いのだ!

AM9:05、お腹もふくれて出発しようとしたその時だ。バイクを引き出して跨ったM木氏が「アラララ〜」という感じでスローモーションのように倒れてしまった。立ちゴケだ。ちょっとバイクのバランスを崩しただけだったのだが、運悪くM木氏は左鎖骨を折っておりまだ完治していない状態だったとのこと。支えきれなくて倒してしまったのだ。みんなで助け起こし気を取り直してさぁ出発!と思いきや、なんとステップがもげているではないか!

折れる、というより「もげた」M木氏のバルカンのステップ
ステップの亜鉛ダイキャスト部分が破壊されてもげてしまったバルカンのステップ。この後リア用ステップで応急修理を。

特別な工具は誰も持っていなかったが、そこはバイク屋さんの店員が2名もいるツーリンググループだ。H.I 藤氏が車載工具をうまく使ってアッという間にリアのステップを移植し応急修理してしまった。この間わずか3分。
やっぱりいいね、バイク屋さんのツーリングは。こういう時にすぐ対処できるので安心感が違うよなぁ。

トータルわずか5分の遅れですみ、AM9:10ローソンをあとにできた。ここからはまた本来の隊列走行に戻って進めていく。

  

JRのガードをくぐると塩山駅前の通りに出る。これを右折し山梨県道291号へ。さらに再びガード下を抜けた交差点で右折し市道へ。ここは左折の方が県道なのにクルマ達もほとんどが右折しているようだった。市道の方が交通量が多い道だ。程なくしてR140にぶつかるがこれを渡り、山梨県道31号へと乗り入れていく。この道は私は走ったことが無く、地図で見ると程良くクネクネしていそうなので期待が大きかった。しかし31号に入ってすぐ、舗装工事のためか一面砂利&土の道になってしまっていた。加えて水浸しなので、せっかくキレイにしてきたバイク達があれよあれよという間に汚れていく!車間も空け極力スピードを落としてできるだけ水跳ねしないように走るがどうしても汚れていってしまう。
こんな天気のいい日に汚れたバイクで走るなんてイヤだーー!

1km くらい続いただろうか、砂利&土&水浸しの道が。ようやくの思いで舗装路が現れるが、その頃はもう既にあちこち汚れてしまっている。ツヤのある黒いマフラーも薄汚くツヤ消しアイボリーになっている........

その後の山梨県道31号はのどかな田園地帯の中を上っていく。バイクらがあまり来ることはないのか、地元の人たちが軒並み通過していくバイク達をじろじろと見ていた。それらも抜け適度に快適な道が続くかと思ったが、甘かった。急に道が細くなったと思ったら、クルマ同士では絶対にすれ違いできないほど細くなっているではないか!これではコーナーがあっても楽しんで走れない。加えて両面の路肩は濡れ落ち葉で埋め尽くされており、まともに走れるのはクルマ1台分しかないのだ。おのずとスピードも落ち決して快適ではない。そしてこの頃からまたしてもメットの内装が当たって頭が痛くなり出してきた。辛いなぁ........

しばらく進むと車列が停まった。ごく細い右カーブの場所だったがここが【太良峠】だ。木々の間から眼下を眺めると甲府盆地が広がっている。結構いい眺めだが停まっていれるスペースもなく一時停止のみですぐに発進。

すると今度は当然下りになるわけだが、この道がまたひどい!車1台もまともに通れない道幅で急坂で、おまけに路面が石畳を並べたようになっておりガタガタなのだ。

これにはまいった。ただでさえ前傾のきつい KATANA でさらに前傾度が増す。加えて2速だとスピードが出過ぎるし1速だとエンブレが効き過ぎる。路面のガタガタをサスが拾うので常に手に振動がかかるし、いくら腰&ニーグリップで体重を支えようとしてもどうしてもハンドルに力が入ってしまって手も疲れる。

ようやく広めの道になり勾配も緩やかな場所に出たときに車列が一時停止してくれた。ハァ〜、助かったぁ。山梨県道31号、次にツーリングで企画でもされない限り2度と通りたくない道だ。もうゴメンだ。特に KATANA では。

  

道幅が広くなるとカーブも緩やかなものばかりになり、そのうちほぼ直線のみの道になってきた。大きく左にカーブしたところで正面が急に明るい雰囲気の街並みになった。武田神社まで来たのだ。神社前を右折していくといきなりフツーの市街地が広がっている。甲府市街に入ったのだ。少し混んでいたが、あまりにひどい道を通ってきたのでなんかホッとしてしまった....f^^;

〔武田〕交差点を右折し山梨県道6号に入っていく。ここはホントどこにでもある市街地の通りだ。でもホント山梨のクルマはいい加減なクルマが多いなぁ。右折レーンを直進していくなんて当たり前。それが走り屋兄ちゃんとかでなくフツーのオバさんとかが当たり前のようにしているのだ。加えてスピードも速い。山梨県警はこういうの、取り締まらないんだろうか?(ちなみにこの日は春の全国交通安全運動の最終日だった)

甲府市内を通過中、携帯が鳴った。今日は都合で参加できないM川氏だった。なんでも、参加はできないけれどバイクには乗りたいので、奥さんと共にAM8:00頃に家を出て現在奥多摩のパーキングに到着したとか。こちらの現在位置を伝えると「早いねーー、もうそんな所にいるの」と驚いていた様子だ。次回はぜひ参加してね(^o^)/

そんなこんなで〔竜地〕交差点までやってきた。ここを右折すれば目的地までもうすぐだ。しかし右折してすぐ左手にある、大きく「酒!」と看板のでている店で一旦停まる。これから行く温泉は持ち込みOKなので、つまみ等を予め買っておくことにしたのだ。もちろんおいしい黄色の炭酸入り飲み物も....f^^;

AM10:20、【河内屋】で一時休止&お買い物。

ここでおつまみ類を仕入れておく 後には南アルプスの山々が
あんまりいないだろうなぁ、複数台の大きいバイクで買いに来る人は....(^^;

この先目的地まではすぐなのだが、入り口がわかりづらいと見たM野氏が先見隊として先に走っていった。買い物を全員でしても仕方ないので外で一服して休む。う〜ん、タバコがうまい。空気がキレイなのでなんかいつもよりタバコまでおいしく感じる。

10分ほどで買い物も終わり、温泉に向けてスタートする。スタート時M野氏から「そのまままっすぐ来れば大丈夫ですよ」と連絡も入る。2〜3分走ったところで案内が出ており、農道へと右折するともう温泉が姿を現した。
AM10:35、山梨県双葉町立温泉【百楽泉】に到着。

日曜でも空いていてゆっくりできる【百楽泉】 1992年11月にもMCTツーリングで来た温泉【百楽泉】。実は清宮社長夫人の実家のすぐそばなのだ。
駐車場から望む富士山 ここからは遠いながらも雄大な富士山を望むことができる。

券売機で入場券を買い「研修室」へ。ここが休憩所だ。だ、誰もいない........あまりメジャーじゃないのかたまたまなのか、1組しか陣取っていない。まぁ空いている方が休む方としてはゆっくりできていいのだが。

早速お風呂を楽しむことにする。荷物番が必要かとも思ったが貴重品はロッカーに預ければいいし、何より他に人がいないので大丈夫だろう、たぶん。てなわけでみな一斉にお風呂に向かう。

ここは露天が無く内風呂だけだが、何せ人がほとんどいないのでゆっくりと湯に浸かることができる。効能は........わかりませんf^^; 特にどうというお湯でもなく、いい言い方をすればとてもナチュラルな湯だ。悪く言えば普通のお風呂みたい........浴槽は広いけど。

ここには寝ころんで入ってジェット噴流でマッサージしてくれる湯船もあるが、寝っ転がって正面を見ると南アルプスの山々が借景として眺められる。しかしなんということか、丁度視線に当たる部分に窓サッシの横桟が横切っているではないか!これではせっかくの借景が台無しだ。なんとかならなかったのだろうか?そしてせっかくなら、富士山を借景にできるように設計できなかったのかなぁ?もったいない........

ひとしきりの入浴後再び休憩所へ。休憩所に向かうとき、前から清宮社長が歩いてきた。クルマで来ていて、夫人をここからすぐそばの実家に降ろしたあと、みんながいるこの温泉に入りに来たのだ。

先に風呂からあがったメンバー達は既においしい黄色の炭酸入り飲み物で喉を潤していた。飲みたくなるんだよね、お風呂から上がると....f^^; 私も例に漏れず早速........いっただっきま〜す!
んぐ
んぐんぐプハ〜ッ!んまい!
う〜ん、やっぱお風呂あがりはこれだな。程なくして清宮社長もお風呂からあがってきた。

休みの都合で久々参加のM徳氏を中心に盛り上がる う〜ん、うまい! 黄色い炭酸入り飲み物半分で真っ赤なA川氏
休憩所でのスナップ。ここでは持ち込み自由なかわりに何にもないので、予め買っておかないと何も食べられない。食堂は別棟にあるが。

早いものでもうPM0:30を回っている。そろそろお昼を食べに行かないと食後の休む時間がなくなってしまう。しかしまだ My Wife がお風呂からあがってこない。仕方がないので私と社長を残してみなを先に食べに行かせることにした。........と思ったらようやく My Wife が戻ってきた。長風呂だねぇ。おいしい黄色の炭酸入り飲み物を全く飲ませないのもかわいそうなのでしばらく3人で歓談して過ごす。「(黄色の炭酸入り飲み物が)おいしいわぁ」と嬉しそうに飲む My Wife。よかったね、少しは飲めて。

15分後、「荷物番をする」といってきかない社長の好意に甘える形で2人が先に食事に行くことに。食堂は隣接する別棟の中にあるがとても小さく、先のメンバーと私ら夫婦、他に2組ほど入ったら満席だ。そして食堂は2人で切り盛りしているのか、私らよりも先に頼んだ人たちのほとんどがまだ料理が出ていなかった。それでも先に食べ終わったメンバーが社長と交代するために先に席を立つ。程なくして社長もやってきた。

それにしてもなかなか料理が出てこない。しまいにははるか後から頼んだ私ら夫婦の料理の方が先に出てくる始末。私らのあとに入ってきた他の人たちもなかなか席に座れない。仕方ないさ、このあたりは他に食事できるところがないし、2人で切り盛りしているようだし、何よりまだ料理が出てこないメンバーはみな手のかかるほうとうを頼んでいたようだから........

お昼を食べ終えると黄色い炭酸入り飲み物の影響もあり猛烈な睡魔が。そそくさと休憩所に戻り一寝入りさせてもらうことにする。ちょっと寝るだけでこの後が大きく違ってくるんだよなーーf^^;

出発予定のPM2:00が近づいてきた。みんなも揃ったところで片付けにかかる。外に出ると日差しが丁度いい具合に降り注いでいる。ここで今回の集合写真を撮影することに。

富士山は右から2台目のバイクの上に

富士山を真後ろに眺めながら

晴天に恵まれた【百楽泉】の駐車場にて。どちらの写真もバックに富士山が写っている。ホントなら右側の写真だけで良かったのだが、日差しの関係で人物のほとんどが暗くなってしまった。

集合写真を撮り終え、ここで清宮社長とはお別れ。本来は夫人の実家に来た社長なのでまた戻らなくてはならないのだ。PM2:15、朝に続いてここでも社長のお見送りを受けて【百楽泉】をあとにする。

  

来た道をそのまま戻る形で進んでいく。行きに立ち寄った【河内屋】を横目に通り過ぎ、〔竜地〕交差点も今度は直進通過。広域農道を進んでいく。このまま行けばわりとすんなりとR20に合流できるのだ。〔竜王駅前〕交差点を右折し山梨県道25号へ。すぐにある〔竜王駅入口〕交差点を左折すればR20【甲州街道】に入れるのだ。

天気がいいせいかR20は結構混んでいる。竜王町内はあまり速く走れなくスリ抜けしなければならない場面も。このまま甲府を抜けるまで行くかなーーと思っていたら、少しはスムーズに流れ出した。と、ここで先頭がGSに向けてウインカーを点滅させている。よし、ここでガスチャージだ。10分ほどで全車の給油も終わり、再びR20にバイクを投じる。

ガスチャージ後のR20は快適だ。それまでとは違うレベルのスピードが出せる。クルマも軒並み 80 km/h くらいで流れているが、その間を縫うようにして 90〜120 km/h くらいで走っていく。でも大丈夫なのかなぁ?まだ今日は「春の全国交通安全運動」の期間中だよ、最終日だけど........ その割には全く見なかったなぁ、お巡りさん。

この後は全く引っ掛からずに甲府市、石和町、一宮町をアッという間に通過。はたと気づくともう中央道勝沼 ICのあたりだ。ここから先は片側1車線になるので必然的にペースダウンするが、それでも 70〜80 km/h くらいでは走っていける。程なくして【新笹子トンネル】に差しかかる。このトンネル、長ーーい直線なので油断すると眠くなるんだよなーー。気をつけなくちゃ。

新笹子トンネルを通過中からまたしてもメットの内装で頭が痛くなり出してしまった。今日はやけに痛くなるなぁ。でもこの先はたぶん高速に乗るまで休憩はしないような気がするな、なんとなく。とすると、う〜ん、ガマンできるかなぁ?高速は上野原 ICから利用予定なので乗るまであと 40 km くらいあるし自信ないなぁ。先は長いゾ....(__;)

  

トンネルを抜けると大月市に入るが、このあたりは特に何の特徴もない道が淡々と続く。なので、レポートでも特に記述するような特徴がない道だ。あえて言えば所々混んでいた、てなくらいかな?快調に走れているときはまだいいが、ペースが遅くなると途端に頭が痛いのが気になり出す。あ〜、早く上野原にたどり着かないかなぁ?高速の案内板が顔を出してくるが、案内はまだ「大月 IC・10 km」だ。まだ大月まで 10 km もあるのかぁ....(__;)

そんな道中を我慢しながら進んでいくこと十数分、ようやく大月 ICを通過。こういう時の時間はすごく長く感じる。とにかく早くメットを脱ぎたいのだ!同じ思いをしたことのあるライダーは決して少なくないはずだ。なので感触はわかっていただけるだろう。

大月から先は流れも良く適度なコーナーもあって楽しめる道だ。こういう時はしばし頭の痛みを忘れて右に左にバイクをコーナリングさせていける。あまり路肩に寄りすぎない限り砂も浮いていなくて走りやすい。頭が痛くなければなお良いが。一応ここが帰路での“楽しみポイント”の一つだ。

楽しめて走っているときの時間は短く感じるもの。しばらくして「上野原 IC・ 2 km」の表示が。やった、ようやく高速に乗れるぞ!メットも脱げるし嬉しいな....(^^; 程なくして〔上野原高校入口〕交差点に差しかかる。ここでM木氏が左肩が痛むのか、高速に乗らずに【大垂水峠】経由で帰るという。峠のでこぼこ道と高速の風圧とどっちが楽なんだろう?私は風圧の方が楽だと思うのだが........とにかく、M木氏お疲れさま。どうぞお気をつけて(^o^)/

本隊は標示板に従い交差点を右折。程なくして上野原 ICにたどり着いた。料金所で通行券を受け取りここで一旦全車が止まる。どこで休むか協議した結果、この先八王子 ICまでフリーで走り、高速を下りたあとに休憩しようということになった。「フリー」と聞くと真っ先に飛び出していくU海氏。他のメンバーもそれぞれにスタートしていくが、一旦メットを脱いだ私はまたすぐに被る気にならず一服してから行くことにする。思えば【百楽泉】を出発してから最初の一服だ。もうニコチンも切れていたのだ....f^^; 見るとO川氏もまだメットを被っていない。いいさ、ゆっくり行くとしよう、ゆっくりと........

  

さて一服もできたしそろそろスタートしよう。本線合流直後から中央道は渋滞していた。仕方ないなぁ、スリ抜けて行くしかないか。急な車線変更をするクルマに注意しながら車線と車線の間をライトをつけながらスリ抜けていく。スリ抜けといっても 60〜70 km/h くらいでは走れている。しばらくしてスリ抜け速度の遅いバイクに引っ掛かるが、実はこの方が気が楽だ。複数台のバイクがすり抜けていけばクルマ達もバイクを認識していてくれるからだ。遅いスリ抜け車が本車線によけてくれ、どんどん前に進んでいける。途中、先にスタートした My Wife を追い抜き、今度は My Wife を従えつつのスリ抜けになった。

安全のためペースを落としつつミラーの中に My Wife を納めながらの走行が続く中、前方には渋滞のメッカ、【小仏トンネル】が。ここさえ抜ければ渋滞も解消して気持ちよく流れ出すはずだ。

トンネル内は音が反響するのでクルマ達にバイクの存在を知らせやすい。でもクルマ達もライトをつけているのでミラー確認だと見落とされるおそれもある。なので普通よりもさらに1速低いギヤでエンジン音&排気音をうるさくして注意深く進んでいく。トンネルも後半になると車線も流れ出すのでここからはスリ抜けをやめて通常車線を走行するようにする。

トンネルを抜ければ今までの渋滞がウソのようにハイスピードで走っていける。しかししばらくは My Wife を伴っていることもあり少々抑え気味に走っていくが、前方にA川氏やM野氏が 90 km/h くらいで走っているのが見えた。一旦後について 1〜2 km、 My Wife がA川氏らと一緒に走っていけることを確認した私は My Wife の“お守り”を2氏に任せ先に行かせてもらうことにした。

右車線に移ると同時にスロットルオープン!ズボボボォーーー!お先!

130〜140 km/h くらいで走っていくと前方にY田氏がノンビリ走っているのが見える。追い抜かせてもらうとY田氏もスロットルを開けてきた。前車でちょっと詰まったところで左車線から豪快に追い抜いていくY田氏。遅れじとさらについていく私。Y田氏を後ろから見ているととても楽に走っているようだ。同じ速度でもやっぱり今のバイクは楽ちんさ加減が違うんだなぁ。ちょっとうらやましい........

そうこうするうちに八王子出口の標示板が現れてきた。いよいよ本線と八王子出口が分離する手前 500 m のところでY田氏がさらに前車を追い越していく。あと 500 m なんだから何も無理しなくても........と思っていたら、本線料金所の方に直進していくではないか!お〜い、そっちじゃないよ、とパッシングするが気づいた様子はない。やばいなぁ、行っちゃうよ、と思ったら分離の最終地点でようやく気づいたのか、なんとか出口車線に滑り込んできた。ひとまずよかった、気づいてくれて。

  

料金所で支払い後空いているスペースにバイクを停めて後続を待つ。あれ?私よりはるか先にスタートしたU海氏やM尾氏、M徳氏らがまだいない。H.I 藤氏はたぶん国立府中 ICまで行くと思うのでいなくても大丈夫として、他の人たちは抜いてきた記憶がないぞ。そうか、たぶん途中の〔藤野PA〕で休憩したな、きっと。

A川氏、M野氏、My Wife に遅れること5分ほどでU海氏が、8分遅れでM尾氏とM徳氏がやってきた。3氏は予想通り〔藤野PA〕で休憩してきたそうだ。そうだよなー、私は抜いてきていないもんなぁ。さらに予想通り、H.I 藤氏は国立府中 ICまで行ったようだ。路上でもお別れを言えなかったが無事着いただろうか?

この先どこで休憩しよう?以前のツーリングで休憩したことのあるコンビニを私が覚えていたのでそこまで私が先導することに。なお飯能のM尾氏と所沢のM徳氏はR16を北上してそのまま帰路に就くとのこと。

R16を横浜方面に下りて八王子バイパス方面に右折する。ここでM尾氏とM徳氏の2台が直進していく。二人ともこの先も気をつけて!

本隊は右折後最初の高架の側道に入り最初の信号の右向こうにあるコンビニに滑り込む。ここでようやく帰路の最初で最後の休憩だ。PM5:00、ローソン【八王子宇津木町店】に到着。

帰路最初で最後の休憩は八王子市内のローソンで 本日最後の休憩処・ローソン【八王子宇津木町店】。駐車場は狭く勾配がついているので停め方に注意。
甘いもので体力回復をはかる面々 アイスで体力回復を図る面々。気温も下がってきているのに寒くない?

もう気温も下がってきているのに私以外の面々はアイスをほおばっている。寒くなるし喉も渇くよ、と思うけれど甘さで体力の回復を狙っているようだ。私は水分補給のみにとどめることにする。15分ほどの休憩の後、今日最後の出発だ。PM5:15、ローソンをあとに。

右に出て都道169号を進み突き当たりを左折し都道59号へ。〔多摩大橋〕を渡ったところで右に折れて都道29号【新奥多摩街道】にと進めていく。これをまっすぐ進んでいけば立川でR20【甲州街道】に合流できる。

R20は流れていながらもやはり少し混んでいる。しかし全く動かないわけではないのでそんなに苦ではない。しばらくして都道14号【東八道路】との交差点までやってきた。ここは迷わず左折していく。もうここまで来れば庭に帰ってきたようなものだ。【東八通り】から【池の上通り】を経由し突き当たりを右折........と思ったら、先頭が何を考えているのか左折していく!右に折れて【新小金井街道】に出た方が渋滞していても早いのになぁ。でもまぁ、普段通らない道を走るのもツーリングの楽しみだと理解しどんな道で帰るのか楽しみにすることにする。

貫井神社の脇を通って都道134号【連尺通り】へ。ここは右折するんだろうと思っていたらここでも予想に反して左折していく。踏切を越え〔本田五丁目〕交差点でようやく右折し都道133号【国分寺街道】に入っていく。幹事さん、この道はかなり遠回りだよ。加えて渋滞で混んでしまっている。〔喜平橋〕からは都道132号【鈴木街道】へ。ここでも〔小平団地東〕交差点まではノロノロ運転だ。この交差点を過ぎれば流れていくが、結構このルートでタイムロス。この道は失敗だね。

それでもその後花小金井駅付近を通りつつ名もない裏道を走り、PM6:30、残った全車は無事 Motor Cycle Shop Kiyomiya に到着した。

やっと着いた PM6:30を回っているというのにまだ明るい。日が延びたもんだなぁ。

この日は社長夫妻も山梨に出掛けていて不在のこともあり、これですぐに解散とした。最近のツーリングは帰り着いてもお店で一服もできず解散、というのが多いような気がする。なんかつまんないなぁ。ともあれ、参加者のみなさんお疲れさま!

みんなが帰ったことを確認し私ら夫婦も帰路に就く。私ら夫婦はこの後GSで給油後家路に。PM6:55、無事家に帰着した。

  

今回は全く雨の心配もなく日も延びて、加えて最近ご無沙汰だった峠道も走れた楽しめるツーリングだった。次のツーリング(6月)も晴れてくれるといいのだが........

なお、今回の走行は私のカタナで278.1km、燃費は17.57km/Lだった。前回(3月)よりもクネクネ道が多かった割には燃費が伸びてくれた。なんでだろ?
ちなみにMy WifeのREBELでは燃費29.55km/Lだ。やっぱり 250・2気筒は燃費がいい!うらやましい........

(終)