MAZDA RX-7 TypeR BATHURST(5MT) 2002年8月

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ほんとうの“ちょっとだけ”試乗記です!

   最後のRX-7
この夏,マツダのRX-7をはじめ,日産のGT-Rとシルビア,トヨタのスープラと,ターボチャージャーを積んだFRスポーツが(GT-Rは4WDだけど)が次々に生産停止になり,それぞれ最終限定モデルを出しました。マツダでいえば“Spirit R”シリーズですね。今回試乗できた
Type R BATHURSTも“Spirit R”は名乗らないものの,(限定でない)最終モデルの一つとしてとしてカタログに掲載されている車種です。

ところでRX-7の試乗車って,恥ずかしながら初めて出会いました。とはいえ交通量のある一般国道での試乗ですから,“セブン”らしい走らせ方ができた訳ではありません。RX-8はNAになるということで「一度はロータリー・ターボ乗ったョ!」というだけの話になりそうです。RX-7の絵も描いてみたかったし!

   ロータリー・ターボっ!
「最終のマイナーチェンジで,本当に熟成が進んで…」とは結構車好きそうで能弁なセールス君の弁。「最新のポルシェが最良のポルシェ」というフレーズをまねれば「最後のRX-7が最良のRX-7」ということになるのでしょうか。いつものようにニュートラルのままそっとクラッチを繋ごうとすると…エンストしそうで少しだけアクセルを踏みました。極低速はスカスカで,そのままアクセル・オフの近い状態で前進すると,ガクガクとスナッチも出ますが,これはREの宿命とのこと。アクセルを踏み足せば車速は自然に上がります。

一方3000rpmあたりからの吹け上がりは,やっぱり気持良いですね。いつまでも続くような一種独特のトルク感がREらしいというべきなのでしょうか? シーケンシャル・ツインターボということでしたが,レガシィのGT系のような顕著なトルクの谷は感じません。ほんとにフラット・トルク。道路状況が状況だけに,ブーストもろくに上がらない状況でしたが,100q/h前後まではそれこそあっという間に加速しました。

もうひとつ印象的だったのがアイドリング。往復部分を持たないREの原理に恥じず,振動が殆ど感じられません。けして音は「静か」ではないかもしれませんが,下手な6気筒より「揺れない」アイドリングでした。

   走行安定性etc.は…
ボディの剛性感は凄まじく,少々のギャップ通過でもミシリともしません。新車のスポーツカーなら当たり前ですか…。流れの中でレーンチェンジも試しましたが,ロールが無くて鼻がすっと入っていく感じ。乗車ポジションがいいのか,妙な横Gも感じられません。Type R BATHURSTは225/50ZR16を履いているせいか,乗り心地も良かったですよ。Spirit Rの235/45ZR17+255/40ZR17より安くていいかも知れませんね。それにしてもアテンザまでが17inの45タイヤを当たり前に履くようになり,50が廉価版といえてしまう時代になったんですねぇ。