HONDA MOBILIO A-type (HMM-S) 2002年1月

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   スムーズな動き!
フィットベースのミニヴァンですが,全長が4,055oしかないというのが信じられないボリューム感がありました。しかし,見た目に反して動きはとてもスムーズで,ちょっぴり感動もの。遊びが全く無いようなハンドルは操舵力がやや重めなものの,しっとりとした操作感でなかなか快適(友人は「プントより重い」と×をつけました)。コーナリングやレーンチェンジでも,ハンドル操作と車の動きの間に一体感があり,安心して運転できます。乗り心地もゴツゴツのフィットに比べて遥かによく,“チーフ”という肩書きの年配のセールスさんによると「車重が効いているんじゃないかなぁ」とのことでした。ともあれ最近運転した車の中では,図抜けての気持ちのいい運転感覚でした。

   の…上り坂が......
一方,重さは1,260kgですからフィットのおよそ2.7割増なのに,エンジンは200tの排気量増大にもかかわらず,出力でわずか3kW(4PS)増しに過ぎません。トルクはさすがに12Nm(1.3kgm)増しですが…。CVT独特の?加速感の好き嫌いは別にして,平地をタウンスピードでは流しているうちは気にならないこの重量も,ひとたび上り坂となるとやっぱり大変。深々とアクセルを踏み込まないと,先行車についていけませんでした。2人乗車でこうですから,定員いっぱいに7人乗ったらどうなるんだろう?と,他人事ながら心配になるほどのアンダーパワーです。

   シートの機構は△?
シートの可変機構はカタログで見るとなかなか優れものですが,実際に操作するとなるとけっこうめんど臭そうです。あっちのベルトやこっちのレバーを引っ張ったり押さえたり…。手順も一筋縄ではいかず,たとえばサードシートをたたみ込むにも,いったんセカンドシートを完全にたたまなければならないという,やっかいな操作。おまけに例によって外したヘッドレストは置き場所が無い…。「フィットほどにはうまくいきません」とはセールスさんの弁。さらにサードシートに乗込む際,セカンドシートがスライドしないため,アクロバット的な(笑)動きを要求されます。年寄りがサードシートに座るのは無理ですね。ショーモデルをそのまま売り出してしまったようなエクステリアのデザインですが,シートアレンジも見てくれだけだったりして……(^0^; (2002/01/12)