HONDA INTEGRA TYPE R(6MT) 2001年7月

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   サーキット仕様?のR
10年落ちのよれたロードスターと,旦那仕様(?)のレガシィ250Tに乗り慣れた自分にとっては,なかなか刺激的な経験でした。例えば164cm40数kgにすぎない私の体型でも,ぴったりはまり込んでしまうレカロ製のバケットシート。レースには最適なのでしょうが普段使いには(普通の体格の人や,特にふくよかな体型の人にとっては)とってもきつそうです。ステアリングの手応えも,最近の車にはない重さ。といっても数kmの試乗の間に慣れてしまう程度のものですが,はじめはびっくりしました。また,これも今どきの車には珍しい,電動サイドミラーやラゲッジカバーのオプション設定。TYPE Rはサーキット走行に特化しているというポーズがありありです。

   すっごい(笑)トルク感!
1.8gから2gになったエンジンは,十分以上にトルク感があります。ほとんどアイドリングの回転数でクラッチをミートしたのに,平気でスルスルと前へ出,そこから遠慮なくアクセルを踏み込んでも息継ぎなしで加速します。リッター110HPのエンジンですよ。これがVTECやインジェクションをはじめとする最新技術の威力なんでしょう。かつてハイチューン・エンジンといえば,低速トルクはスカスカが当たり前だったのに…というのは年寄りの言いぐさですか?(そういえば,トミーカイラZZのSR20+四連キャブは低速で息継ぎしましたね)6,500rpmくらいでカムが切り替わるのか,そこから上が美味しいところのようですが,一般公道で回せるのはセカンドまで。サードとなると口には出せない速度域に飛び込んでしまいます(^_^; 走行距離500km余りの下ろしたての試乗車でしたが,シフトはスコスコ入るしエンジンの回転は滑らかだし…今の車って,やっぱりすごいですねぇ。

   足回りもGOOD!
長い直線路で加速しながらのレーンチェンジも試してみましたが,まったく危なげのない動きでした。1.2t足らずの車重に対して215/45R17というレガシィGT‐Bなみのタイヤ(+当然それに応じたサスペンションの設定)ですから,安定していて当然かもしれませんが,最終車速が一般公道での制限速度の2倍(!)に達した状態で,一般車両の間を縫うような速いハンドル操作にも,不安を感じるようなロールも出ませんでした。ステアリングを切ったら切っただけ,素直に向きが変わるってやつです。うーん,すごい!

   どこで走るのかな?
でもでも,この車,いったいどこで乗ると楽しいんでしょうね。加速もレーンチェンジもそれなりに面白かったのですが,楽しもうとすると,結局免許証が何枚あっても足りないような速度域の連続になってしまいます。40km/hで走っても,交差点を曲がっただけでも楽しいという訳にはいきません。山のワインディングに持ち込めばまた違うかもしれませんが,どうなんでしょう。低速で面白いというセッティングではないように思います。やっぱりサーキットですか…?