Travel Report
私の旅行のことについてです。

#11:江差・函館旅行記
−2006年5月1日-4日−
2006春、北海道旅行記 −その1− 2006/5/1-2(月火)

#1.江差にて1:初日は昼から暗かった

 冷たい風が吹いていました。登山するみたいに急な上り坂をよっこらしょと登り切りました。5月とは思えないほど冷たい風に当たりながら、でも鉛色の海と白波が砕ける様は、 まっこと日本海らしいと思ったりして、しけった線香に火をつけました。ローソクにはなかなか火がつかなかったのですが、ローソクを紙で巻いてから火をともすという、 住職さんのプロテクニックで対処しました。さすがです。白い息をはきながら手を合わせていたのですが、時折小雨の混じるどんよりとした天候といい、打ち付ける波といい、 ほおを打つ風といい、自分の心象風景みたいで心の底から寒くなりました。
(写真は二日目のものです)

江差会館、私はギルマンハウスと勝手に呼んでいます。

 もう、分かってしまったと思いますが、私は今、北の大地の港町に来ています(もう戻りましたが)。港町のギルマンハウス(と私が勝手に呼んでいる)の表敬訪問は、 さっきすませてきました。ホッケウマー!ウニウマー!じゃがバタウマー!でございました。そういえば、かにがなかったですな。ま、それは今後のお楽しみということで。 なにしろ、予定変更して、1日ウロウロする日を追加、3泊4日北の大地の旅は、始まったばかりなのであります。

江差の町並み1。商店街なのです。
江差の町並み2。早朝は人気がないですな。
2006春、北海道旅行記 −その2− 2006/5/2(火)

#2.江差にて2:田舎らしい田舎であると

 峻烈な風でした。早朝の港町は人通りも無く、空気は澄んでいますが、喉が凍りそうです。私は、冷たい風に涙しながら、海の見える坂道の方まで歩いていきました。 北前坂というレリーフの彫られたよう壁のある坂上に、サンセットガーデンという名前がつけられた場所があって、そこから海岸線をぐるりと一望しました。 港にはフェリーが停泊しているのが見えました。そのフェリーの手前にはかもめ島があって、堤防と赤灯台が見えました。さらにその灯台の向こうには、 頂に白く雪を冠した山々が連なっているのが見えました。

かもめ島、津花館前より。

 うむ、実にのどかであることよ。田舎はこうでなくっちゃいけない。中途半端田舎シティですと、せわしない人たちが自分中心で生活し、それが都会的と思っているフシがあるけど、 いっそ、この港町のように、潔くのんびりとしていれば、とても住みよい町になるような気がします。しかし、ここは冬に大雪が降るし、日本海の寒風は、シシリー島に悪そうですし、 やっぱり生活するのは大変そうですな。お店も少ないですからね。

江差の港の様子。
厚沢部方面を望む。
2006春、北海道旅行記 −その3− 2006/5/2(火)

#3.函館:ゲームがぁ

 函館に戻りました。でもって、海産物ウマー!で腹いっぱいになりました。北の気候は、関東育ちの私にとって厳しいけれど、飯も水もウマイ!ので、住民になってみたいと 妄想してみたのですが、やはりそれは絶対にダメっぽい。いや、ぽいじゃなくって、絶対ダメっす。という結論に落ち着きそうです。というのも、函館で入ったゲーセンには、 最新のシューティング系ゲームが入っていないからなのです。(函館駅近くの、ゲームインバルセロナはそうでした。)シューティングは、CAVEの怒首領蜂2しかなかった。 CAVEまでは良い選択なのに。ピンクスイーツまでは無くてもいいから、 せめてエスプガルーダ2を置いてほしかった。五稜郭のゲーセンに期待するしかない! (実は、後日…)

函館山、スーパー白鳥より。
函館駅前。
朝市方面。
2006春、北海道旅行記 −その4− 2006/5/2(火)

#4.五稜郭:高所恐怖症

 ところで、新しくできた五稜郭タワーに行って参りました。展望台の高さは、地上90mもあります。私が現場で上った最高点は40ウンmですから、ざっと2倍はあります。 その高さを実感できるスペースがありました。そこは、展望台の床がガラス張りになっているコーナーです。私は、シビル的構造の仕事をしていますから、こんな場合には、 恐らく平米あたりいくら、もしくは集中荷重がこんだけ、という設計がなされているだろうと思ってしまうのですが、そうは思っても、そのガラスの床の上に乗ったときの、 首筋と背中のむずむず感は消えませんでした。(だって、割れなくても、外れるような気がするじゃないですか!)近くで見ているとなんでもないのですが、 いざ乗ってみるとすごく怖い!すとーんと落ちる気がします。だから、水の上を走る忍者みたいに、なるべく体重をかけないようにして通り過ぎました。 桜の開花が遅れていたのは残念ですが、いい経験ができました。

新しい五稜郭タワー。奥が旧五稜郭タワーです。
広角レンズでも使用しないと、どうしても両側が切れてしまうんです。残念。
ここ、怖いの!ぜひ、乗って歩いてほしいです。
2006春、北海道旅行記 −その5− 2006/5/2(火)

#5.函館:谷地頭温泉

 さて、旅と言えば温泉です。というわけで、函館の谷地頭温泉に行ってきました。ここは、函館山の麓近くにありまして、ロープウエイ乗り場から立待岬方面にだいぶ行くとあります。 路面電車で近くまで来ることができますが、とにかく風がつめたいのでTAXIを利用しました。前日は、ホテルの小さい風呂だったので、広々ゆったりできてよかったです。 どっぷりと茶色いお湯につかっていたら、つかれもどっぷり出てきたみたいなので、今夜は早く寝ることにします。

谷地頭温泉
入り口の様子。左奥に見えるのは休憩場所。
2006春、北海道旅行記 −その6− 2006/5/3(水)

#6.五稜郭:ゲーセン発見!

 五稜郭のゲームセンターを表敬訪問しました。1プレイ50円のゲーセンを発見したのです。しかも、ピンクスイーツありーの、エスプガルーダ2ありーのです! そして、虫姫さままであったので、とりあえずオリジナルモードでクリアしておきました。 (そういえば、パズルゲームのZOOOもありました。私のために準備されたかのようでした。) これがあればここで暮らすことが可能です。そのとき、地元の女学生が、キャハキャハと嬌声をあげていることに気づきました。これは、第3種接近遭遇か?と思いました。 が、彼女たちが興じていたゲームは、パンチングマシーンでした。



ズドーン!!


…床、揺れてます。


というわけで、第3種遭遇はあきらめて、このように目撃記録を残すのみとしました。 函館駅前よりも、ゲーム先進国である五稜郭DAですが、本屋さんが見つからなかったのが残念でした。というか、ゲーセンに入り浸って、町の中をうろつかなかったせいで、 見つからなかったみたいなんですが。
ふむ、びみょーだなぁ。

清く正しい屋上遊園地、じゃなくって、最上階のプレイランド。「らんらんらんど」というネーミングも微妙に好きだなぁ。
2006春、北海道旅行記 −その7− 2006/5/3(水)

#7.40年以上前の記憶

 母が、子供の頃住んでいた場所に行ってきました。路面電車に乗って行ったのです。目的地周辺をぐるぐると歩き回りましたが、目的の番地が見つかりません。 細い路地で、地元のおばちゃん登場。道を聞きました。そして、ようやくハケーン!でも、両親のコメントとは大分異なる場所でした。どうも、道路が新しくなっているようなのです。 まぁ、40年以上も経っていれば当然でしょう。それに、お互い意見が食い違っていることから、道路よりも記憶のほうが曖昧になっているに違いないと思うのです。

路面電車
2006春、北海道旅行記 −その8− 2006/5/3(水)

#8.従妹の家の近くでした

 3泊目の宿は、函館に到着してから決めた宿なんですよ。で、ちょっと驚いたのが、偶然にも従妹の家の近くだったんです。ちなみに、上記その6に出てきたDAは、 親戚の方が働いていらっしゃるとかいないとか。他の支店だったかな?ま、このあたりは親戚が多くいるのです。従妹の家は、今はテナントとして貸している雰囲気でした。 商店でしたね。かわいい子だったのですが、今どうしているでしょう。(以下の写真は、コメントとはあんまり関係ないの。)

ロープウエイ
2006春、北海道旅行記 −その9− 2006/5/3(水)

#9.合宿みたいな宿

 ところで、その3日目の宿、名前は旅館なんですけど、なんというか、下宿か合宿みたいな雰囲気がする建物でした。立地が、函館からちょっと離れているのは、まぁ仕方がないのですが、 館内の施設がちょっとあれでした。まず、お風呂。各部屋には無いの。旅館だから?1Fに男女それぞれひとつずつ共用の風呂があるだけなのです。仕方なく、近所の温泉へ。ここもちょっと微妙。 ちょっと歩くのです。(冬場はきつそう。)でもって、ちょっと狭い+おっさんたちが、ちんちんほりだして、椅子に横になってキンモー!でした。 10人以上のおっさんが、お風呂場で、でれーっとトドのように横になっているところを想像してください。…きんもー!私には、なんの意味があるのやら、分かりませんでした。 昼寝なの?(それとも、ハッテン…)旅館の共用風呂よりは、微妙にトドのおっさんがいる、ちょっと歩く温泉のほうがましだと思います。…微妙だけどね。 便所も共用になっていて、しかも男女兼用でした。なんか恥ずかしいの。当然、洗面所も共用で、これで一泊飯抜きで7000円って高すぎだと思いませんか。絶対、期間限定ぼったくり価格になっていると思います。 いい経験をしました。この次はやめよう。(以下の写真も、コメントとはあんまり関係ないの。)

摩周丸
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