藤原京
2007年9月15日(土)に竹橋の東京国立近代美術館で行われている平山郁夫展を見に行きました。作品の『高燿る藤原京の大殿』がパンフレットになっていました。作品の説明では、「藤原京は持統、文武、元明の三代、わずか16年で710年に藤原京へ遷都された。平山は発掘されたプランをもとに、今はこの都のイメージを自由にふくらませて描いた。歴史と考古学と文学をあわせたテーマとして描いた作品で、壮大なロマンに満ちている。」と説明されていました。
家に帰ってから藤原京の資料を見ながらこの絵を鑑賞しました。この絵は藤原京を南南東の上空から眺めた構図になっています。地図上では畝傍山が天香久山よりやや南に位置しますが、絵では逆になっています。絵画の上でのバランスを考えてこうしたのでしょう。
奈良文化財研究所は9月6日、藤原京大極殿の正門(東西39.1m 南北16.4m)は平城京大極殿の正門(東西約24m 南北約12m)をしのぐ規模だったと発表したことが、9月7日の日本経済新聞朝刊に掲載されていました。
藤原京よみがえる日本最初の都城 木下正史著 |
女帝と詩人 北山茂夫著 |