槍ヶ岳登山記 その1 準備〜1日目
北アルプスにある、日本でも指折り有名な登山家羨望の山。
標高は日本5位の3180m。
その独特の山容から日本のマッターホルンとも呼ばれ、
人里からはあまり見えないにもかかわらず非常に有名である。

2005年8月5〜7日、ついに計画を実行に移すときが来た。
富士、北岳に続く登山3部作の締め、「槍」に挑戦だ。
下調べの結果、縦走などしないで単に登頂だけを目指すとしても
やはり2泊が無理のないところであろうということで、初の2泊での山行とした。
荷物も、自分の着替えや雨具は自分で持ってもらうこととし、
長男は昨年の北岳のときより少しだけ大きいザックにした。

当日は4時起床。
マイカー規制のため、沢渡駐車場にクルマを置くことになる。
前日夜から駐車場入りして車中泊というプランも早い時間から歩けて良いが、
当日早起きの方が子どもには良かろうと言うことでこのプランに。
前日のカーボローディングや、アミノ酸も忘れずに!


シャトルバスで30分ほどで
上高地バスターミナルへ到着。
もっと混んでいると思っていたが、
平日のためか、駐車場もバスも空いていた。
トンネル内事故渋滞で多少遅れたが
8時に歩き始めることができた。
河童橋
バスターミナルからすぐの所。
ビジターセンターなどがあり、
上高地観光のベースとも言うべき場所。
遙かな穂高連峰を望むことができ、
否が応でも気分は盛り上がる。
   

明神館
歩き始めて最初の小屋。
明神池などがあり、登山者だけでなく
一般ハイカーもたくさんいる。
徳沢園
樹林帯を歩き続けて、2つ目の小屋。
このあたりは適度な間隔で小屋が建ち、
休憩のタイミングも取りやすい。


横尾
ここまで来れば景観も開けてきて
アルプスらしさがぐっと増す。
明神岳、穂高岳などすばらしい景色だ。
この先まではほとんど登りがなく平らで
軽自動車なら通れそうな道である。
梓川沿いの気持ちいいハイキングルート。
11時40分、1日目の目的地
槍沢ロッヂに到着。
休憩込みの所要時間3時間40分。
標準コースタイム4時間50分(休憩別)を
大幅に上回るハイペースだ。
あまり早く着いたのでもっと上まで
行っちゃおうかとも思ったが、
無理は禁物。ここで宿泊とした。


今日の寝床
時間をもてあましてヒマだった・・・
この小屋には風呂もある。
ただ、石けん類は使えないので
ただ暖まるだけだが。
夕飯
めちゃめちゃ元気でパワー余りまくり
という感じの長男。
ご飯もお代わりしまくり、
周囲の大人たちを感心させていた。


その2 2日目につづく

                           2005年8月8日作成



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