剱岳 立山 縦走記 3日目 立山
8月13日
3日目は立山を回って、室堂へ戻り、下山。
「立山」という山はなく、富士の折立、大汝山、雄山、これらの集合体が「立山」である。
またまた、天気は快晴!
食料がなくなった分、長男のザックは大幅に軽くなっているはずである。
私のはあまり変わらない・・・


7時15分、相変わらず早くない撤収。
でもって、記念撮影後、出発。
見ての通り、テントは既に激減。
まあ、でも、まだ時間余裕だよね。
別山乗越
7時50分。相変わらず登り激速!
ここからは立山が一望できる。
急に、いわゆる登山者ではなく、
普通の人を見かけるようになる。


最高峰 大汝山3015m
でも、ただ岩があるのみで
寂しい感じ。
雄山より高いのに・・・
雄山 3003m
9時55分到着。
やはり、ここで登頂とすべきか。
百名山10個目、3000m峰4つめ!!


おみやげを買って、
定番のお参りを済ませ、
御神酒をいただいて
10時15分下山開始。
 

一の越山荘から雄山方向。
意外と急登である。
室堂から雄山往復はコースタイム3時間ほどで、
一般の人も相当数がチャレンジしていたが、
あまりにも体力不足の人、
山を馬鹿にした服装の人が多いぞ!
っていうか、やっぱりナメちゃダメ!!
雄山から1時間ほどで室堂へ。
室堂からはまた行きと同じ。
まず、関電トロリーから。
時間と費用は確かにかかるが仕方ない。


ロープウエイ。
環境を考えて支柱がないのはわかったが、
電線の鉄塔はいっぱいあったよ?
それにしても、ここの施設、
マジ凄い所に造ってあるよ・・・
社名が「立山黒部貫光」って
よく考えたなあ。
2時すぎには車に戻れました。

北アルプスに於いて、上高地と並んでツアー客の多いと思われる、
立山黒部アルペンルート」。 
ルートそのものが観光地と言えるが、その中でも主たる観光地の「黒部ダム」、
そして、誰もが高山体験でき、登山のベースでもある「室堂」。
これらの地域は、日本の山好きの心を掴んで離さない。
今回は、富山側のトロッコなどには乗れなかったが、
それでも、過去の難工事の足跡を辿りつつ、日本の秘境を感じるには十分だ。
室堂のあたりを散歩するだけでも、残雪もあり、
山に普段親しんでいない人でも、驚きを持って接することができる。
初夏の雪の壁、紅葉も又しかり。

今回は、3日間とも毎日5〜600m程度の標高差を登り降りする形になりました。
コースタイムも最高で1日5時間半程度にまとめたので、
今の私たちには全く無理のないプランだったと言えるでしょう。
テントサイトで山や空や星、周りの人などをぼーっと眺めながら
過ごす時間のなんと贅沢なことか。
心地よい疲れと達成感、そして、空気。
山の魅力、ここに極まれり!

天気には非常に恵まれた。
私たちのいた3日間、全く雨に降られることがなかったのだ。
私は、毎回懲りずに日焼け止めを忘れてしまうので、
恐ろしく日焼けしてしまった。
長男は今回、帽子と、腕時計のプロトレックを忘れた。
帽子は必需品といって差し支えないし、
プロトレックもこういうときに持ってなくて、どうすんねん!
慣れてくると、いろいろ抜けてくる。気を付けねば。

「剱岳」という表記については、深田百名山では「剣岳」となっているが、
現在では「剱」と書くのが一般的になっているようだ。

通常、旅行記は家に帰ってなるべく早く、記憶がフレッシュなうちに作成しているのだが、
今回は都合によりなかなかできず、さらに1週間ほど海で遊び呆けていたら、
案の定、細部を忘れてしまいました。社会復帰に苦闘中。
また、現在の所、アウトドアとは無縁の家族旅行記アップの予定はありません。
悪しからず。

                         2008年8月28日作成


戻る

コーナートップへ