シボレー サバーバン

ついにやってしまいました〜♪
フルサイズ アメ4! な、長い!!

2003年モデル、Z71パッケージ、AWD
5.3リッターV8、285馬力、4速AT、左ハンドル
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最近のエコブームに真っ向勝負を挑むかのようなこのクルマ。
私は、「エゴ」カーと呼んでいます。
でも、突き詰めて考えたら、軽から見ればSUVならどれも五十歩百歩。
実は前のランクルなんかよりよほど燃費もいいし、なんたって
この強烈な個性をアピールできることと言ったら、かけがえがありません。
乗りたいと思った車に乗らなくて、我慢して後悔してどうする!
スキーだキャンプだと大荷物の家族旅行が多い今の時期乗らないで
いつ乗るんだ!! と、気合いで乗ってます!?

> Z71仕様はフロントマスクボディ同色塗装。
ホイールやバンパー、サスペンションも専用。
シルバー塗装でビレットグリルもいいけど、
同色の方が高級感と精悍さでは上だと思う。
これは好みの問題かな?
リアサイドだしマフラー!
牽引したときに排ガスが当たらない
工夫でしょうか。しかし、なぜ
アメ車なのに右側なんでしょうかねえ?
カッターは日本の規制対応だそうです。
Z71パッケージの場合、本来は「Z71」が
貼ってあるみたいだけど、ボウタイサバーバン
の方がいいかなと思い、こっちにしました。
よく見ると携帯構えた私が・・・っていうか、
写真撮るときくらい洗車しろって感じですね。
ちなみに念のため「サバー・バン」ではなく、
「サブ・アーバン(郊外の意)」です。
男らしい(?)運転席まわり。
ミラーやエアコンなど2つのキー別に
意外と凝ったパーソナライズが可能。
ペダルの前後アジャストも付いている。
コラムシフトでコンソールも余裕たっぷり。
何でも置き放題。
ヘッドユニットはナビに交換、
オーディオシステムはボーズ。
2列目も1列目と同等のシート。
充分実用としていける3列目。
2列目はダブルフォールディング、
3列目は重くてデカいけど、リムーバブル。

すべての物の大きさがいちいち大きい。
あちらの国は縮尺が違います。
3列目を使っていてこの広さ。
キャディバッグをホイールハウス内に
横に置けちゃいます。
ちなみに、右側には独立した
リアエアコンユニットが入っています。
でっかいミラーには
こんなかわいい仕掛けが・・・
電動格納機能付き。

よく聞かれるんだけど、「普通免許でいいの?」
もちろん、大型免許はいりません!!
っていうか、普通免許って意外とデカイの乗れるんですよ〜!

惜しくも手放したランクルに替わって我が家にやってきた。
V型エンジンと、レザーシートは意外にも我が家としては初。
「テキサスキャデラック」の異名は伊達ではない。
2列目キャプテンシート仕様でミニバン並みの居住性。
3列目を使ってもまだ荷物も積めるロングボディ。
だったら初めからバンを買えばいいじゃんという気もするが、
どうしても家族に媚びているようなイメージが好きになれない。
単に人や荷物が積めるという意味ではハイエースなんて無敵だけど
ハイパワーモデルは当然ないし、どうしても商用車イメージが抜けない。
同型シャーシの上級モデル、ユーコンやエスカレードもあるけど、
実際には、走りやフルオプションでの装備の差は思ったほどでもなく、
ワークホース的ルックスではサバーバンのZ71仕様に限ると思い、
予算面でも助かるので、積極的にこれに決定!!

実寸はグリルガードとタイヤキャリアのあったランクルより一回り大きいだけ
と思っていたけど、明らかにギリギリの一線を越えちゃってます。
ランドクルーザーが「巡洋艦」ならこれは「戦艦」と言うに相応しい。
ランクルを「ビッグマック」とすると、サバーバンは「メガマック」と言ったところか。
ランクルなら何とか普通に使えたのに大きさの差を感じることしきり。
ハンドルは良く切れるがホイールベース長過ぎで巻き込みがすごい。
外出先の駐車場も選ぶし、裏道は基本的に使えないと思った方がいい。
我が家には幸運にも別なクルマもあるのでなんとかなるが・・・

しかしこのクルマ、えらく目立つ気がする。
日本にいる限り希少性も十分で、自尊心を満たしてくれる。
ある意味、イタリアンエキゾチックカー並みと言えよう。
値段の割には見栄の張れるクルマであることは間違いない。
まあ、所有することに対する敷居の高さは、車庫事情等
いろんな意味を含めて考えると、似たり寄ったりかもしれない。

車検証でみると、車重は2620kg。総重量は3tオーバー!
でも、レンジローバーとほとんど同じなんですよ。
絶対値はともかく、見た目よりは意外と軽量な気もする。
また、5.3リッターは確かに大排気量ではあるが、
ベンツAMGなんかに比べれば可愛いもんでは?
高速代だって3ナンバー登録なら普通だし、燃費も高速巡航なら結構いい。
荷物も積んだ上で7人でゆったり旅行できるクルマはそうはない。
そう考えればリーズナブルかも(?)

カリカリNAチューンも、ハイパワーターボもいいけど、
やっぱり性能アップの王道は大排気量でしょう。
せせこましく走るのがアホらしくなるような心のゆとりっていうか、
精神的ゆとりがあるような気がして、とても好きです。
この分野ではアメ車の右に出るものはないのは想像に難くない。
この低速トルクの前にはギアの段数なんてどうでも良いです。
シェビーV8・・・アメリカ人をして理想のエンジンがここにある。
ちょっと前のキャッチフレーズ「ザ・ハートビート・オブ・アメリカ」!

本国ではちょうどモデルチェンジ発表のタイミングで購入することになった。
新型のモダンさも良いがこの現行型の無骨さは捨てがたい。
一般論として高級グレード車は満足度や見栄の観点からも新型に限る。
しかし、形の好き嫌いもあるし、実用車には多少の型遅れは無関係。
あらゆる意味で「アメ車」らしさを存分に味わうにはこのモデルであろう。

デカさといい、デザイン、装備内容といい、良くも悪くもアメ車のイメージそのもの。
例えるなら、日本車が最大公約数的なのに対し、
アメ車は最小公倍数的な作りとでも言いましょうか。
はっきり言って、作りは雑。ウインカーのカチカチ音も安っぽい。
分厚い遮音材のおかげか、走行音に関しては意外なほど静か。
いわゆるNVHに関してはちょっと・・・評価できません。
ハンドリンクなどという概念はこのロングホイールベースの前には沈黙。
そこの辺にお金を掛けたらクルマの価格が相当アップするでしょう。
所詮価格なりのクルマと言ってしまえばそれまでだが、
この割り切りが出来ればアメ車はボディやエンジンの割には格安と言える。
しかし、同じシャーシのエスカレードもGM最高級車なのにこんなでいいの?
サバーバンはともかく、エスカレードは07モデル以降を強くお勧めします。

ボディの「チリ」や細かい音云々よりも、ツールとしてのタフさ重視。
07年モデル以降の新型はその辺の作りも良くなっているらしいが・・・
価値観の方向性の多様さを認識せずにはいられない。
欧州車特にドイツ車至上信仰に一石を投じるには十分なクルマだ。
100km程度で高速を流すといつもこのクルマの真価を実感する。
この乗り心地は今まで乗った車で間違いなく最高。
日本とは文化が違うと言えばそうなんだけど、
こんな車を生み出し、それを許容する文化って一体どんだけ?
正直、こりゃあの国には勝てないな〜 と思いました。
まさに、全てが「アメリカン・スタンダード」!
これがアメリカのイメージそのものだと言って過言ではないだろう。

尚、アメ車を買う場合、一部のモデルを除きほとんど平行車となるわけで、
店の信頼度は非常に重要な要素となるでしょう。
それ以上に重宝なシステムがアメリカにはあります。
それが、CARFAX
有料ですが、マイル数や事故歴、所有歴などを詳細に調べることが出来ます。
なるほど、車検のない国ならではだなと思いましたが
考えようによっては日本国内でもこのようなシステムが欲しいくらいです。
買ってからでは遅いので買う前に調べましょう!


我が家の経験上の燃費
町中5km、高速10kmくらいは頑張れば走る。
意外と良い。しかもレギュラー仕様♪
120リッタータンクでどこまでも走るぜ!

                          2009年2月25日更新


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