既記ュぁ明日
  He said, "I'll kick your a*s, whooo!!"

はじめに。このコーナーはプロレス観戦歴6年の私の極めて主観的なプロレス観をもとに構成されています。始めはプロレスを観ない人に魅力を伝えるような布教活動もしようかと思っていましたが、いざ書こうと思うとうまく書けないのですよこれが。そもそもなんで私自身がプロレスに取りつかれてしまったのかもよくわかんない。それに好き嫌いって理屈じゃないではないですか。観て「これだ!」と思わない人は絶対それを好きになることはないと思うんデスよね。従ってプロレスファンじゃない人のことは完ッ全に無視したコーナーでぇす。


My定義

個人的に『プロレス』である上で最も重要かつ『プロレス』を『プロレス』たらしめているのは『3カウント制』だと思う。『ロープワーク』は各レスラーの自由だとおもうし、まずどんなリングでもロープは張ってあるので勿論大切な要素ではあるがとりあえずここでは置いておこう。『3カウント制』を採用しているものが私にとっての『プロレス』。従って、私はいわゆるU系は観ないのである。別に格闘技好きではないし。押さえ込み技の妙味がないんじゃダメよ。


馴れ初め

中学2年('92)の冬、クラスでプロレスが流行っていた。体格が小柄だったため、専らカナディアンバックブリーカーなどで担ぎ上げられたりしていた。普通そこで嫌いになる筈なのだが、友人宅で新日を見てハマる。マサ斉藤と橋本が組んでおり、サモアン、コキーナなんかとやっていた。当時は『ワールドプロレスリング』は土曜の夕方4時で眠くない時間だった。よくゴルフで潰れて腹立たしかったが。全日は60分もTV放送だったのよう(涙)。始めはミーハーで、馳、ライガー、小橋、とアピール度の高いのが好きだったっけ。


好きな新日ラーBest10

  1. スーパー・ストロング・マシン
  2. 蝶野正洋
  3. 武藤敬司
  4. 保永昇男(現レフェリー)
  5. ヒロ斉藤
  6. 越中詩郎
  7. 天龍源一郎
  8. 藤波辰巳
  9. 後藤達俊
  10. 木村健吾(引退)

マシンのマスクは文句なくカッコよいです。レイジングスタッフみんなで色違いのマスク被ったりして最高でした。保永のロープに振り向きざまのジャンピングネックブリ−カーなんて芸術でしたね。蝶野は白い時代の方が圧倒的に魅力的だったのですが、今は強さではなく凄みを感じさせてくれるレスラーとして評価しています。武藤と越中は攻めに転じた時の畳みかけが見事だと思います。また武藤はやられている時も指先の動きなどで魅せてくれるので好きです。高田とUインターを葬り去ったドラゴン・スクリューには興奮したものです。天龍は不機嫌そうな表情が堪んないデスね。無骨そのものなダイビング・エルボーとか。藤波の張り手、絶品! イナヅマ&トライアングル・スコーピオン万歳。あと猪木さんはもはや別格なので欄外。西村修も良かったのだが、癌じゃぁね・・・。


好きな全日ラ−Best10

  1. “不沈艦”Stan Hansen(引退)
  2. "Doctor. Death" Steve Williams
  3. 小川 良成
  4. ジャンボ 鶴田(R.I.P.)
  5. ジョニー・スミス
  6. ジョニー・エース(引退)
  7. 馳 浩
  8. 三沢 光晴
  9. 渕 正信
  10. ダニ−・クロファット

つまるところ、私は常人離れしていてバカ強そう、もしくはテクニシャン・試合巧者なレスラー好きなのです。98年になってようやく小川やスミスの魅力に気付いた愚か者は深く反省せよ。オレ歳とったらハンセンみたいなオヤジになりたいデス。鶴田が社長になれば良かったのに・・・、と思うこともあるけど、しょうがない。


Favorite Wrestlers in USA

  1. "Nature Boy" Ric Frair
  2. "The Crippler" Chris Benoit
  3. Eddie Guerrero
  4. Sting
  5. "Hitman" Bret Hart
  6. "Dogface Gremlin" Ric Steiner & "Big Poppa Pump" Scott Steiner
  7. "Hollywood" Hulk Hogan
  8. "Macchoman" Randy Savage
  9. Scott Norton
  10. Bam Bam Bigerow

私は断然WCW派です。WWFなんて観てらんねえぜぃ。


入場テーマ曲

プロレスの入場テーマのオリジナルを私が知る範囲(極狭)で紹介したいと思います。

・"MARTIAL ARTS"/ROYAL HUNT
*蝶野正洋の超有名テーマ。邦題の『クラッシュ〜戦慄』ってナニ? 欧州修行中の蝶野がロイヤル・ハントのアンドレ・アンダーセンと知り合ったらしいのだが、いったい何語で会話したのカシラ?

・"KICK START MY HEART"/モトリー・クルー
*ジョニー・エースのテーマ。モトリー・クルーがWWFに上がったとかなんとか。LAメタル自体は大して好きな訳ではないので多くは語れません。

・勇士の叫び/KISS
*殺人魚雷テリー・ゴディ&スティーブ・ウィリアムスのテーマ。もう流れることはないのだろうか…。と思ったら、WARにゴディが来たじゃん!ウィリアムスは一日限りの全日再登場だったのかなあ。

・移民の歌/LED ZEPPELIN
*超獣ブルーザー・ブロディのテーマ。あーあああ〜〜〜〜〜、ア!

・"IRON MAN"/OSSY OSBOURNE
*アニマル&ホークのロード・ウォーリアーズのテーマ。あれ、ブラック・サバスだった気もしてきたぞ。スイマセンご自分でお調べになって下さいな。ってそれじゃこのコーナーの存在意義ないじゃん(苦笑)。

・ECLIPSE/YNGWIE MALMSTEEN
*田上明のテーマ。…だったのだ・が、最近代わっちゃったの? カッコいい曲なのに。ちなみにイングヴェイは高田延彦にテーマ曲を提供したりしたことがあったが、その高田はイングヴェイの眼前でスーパー・ベイダーにコテンパンにのされたのでその日の1試合限りで使うのをやめたとか。あたしゃあんまし高田のことは知らんのですがね。

・THE EYES OF WORLD/RAINBOW
*いまをときめく皇帝戦士ビッグ・バン・ベイダーのテーマ。ちょっとタイトル自信ないっス。ついでにレインボーであってるのかもちょっと不確か。すんまへん。

・WELCOME TO THE JUNGLE/GUNS N' ROSES
*今はなきダグ・ファーナス&ダニー・クロファット“カンナム・エクスプレス”のテーマ。曲そのものよりもですね、カンナム知らない人のが最近では多いみたいですね。もう1回アジアタッグ戦線に加わって欲しいなあ。ガンズ自体に思い入れなし。TMれぼりゅーしょんがパクってましたね、この曲というかリフを。


プロレステーマ曲CD

皆さんテーマ曲CDを買ったことがありますか? そこまでしてる方はかなりのファンですよね。私も一時期結構買ったものです。で、当然のようにアタリハズレがあります。なにせCD1枚3000円もしますから、ハズした場合大変脱力ものです。ここでは私の憂さを晴らし、ネタにして元を取りたいと思います。

『プロレス大全集』VPCC-83014 バップ

スタン・ハンセン(サンライズ)/ブルーザー・ブロディ(移民の歌)/ザ・ロード・ウォリアーズ(ストーン・ウォーリア)/フリーバーズ(フリーバード)/ジミー・スヌーカ(スーパー・フライ)/リック・マーテル(レッツ・ヒアー・イット・フォア・ザ・ボーイ)/ジャンボ鶴田(J)/天龍源一郎(サンダー・ストーム)/ケリー・フォン・エリック(アイ・オブ・ザ・タイガー)/タイガー・ジェット・シン&アブドーラ・ザ・ブッチャー(吹けよ風呼べよ嵐)/ニック・ボック・ウィンクル(プロレス・イン・ハワイ)/NTVスポーツテーマ/NWA世界ヘビー級チャンピォン(リック・フレアー、ハーリー・レイス)(ギャラクシー・エクスプレス)/ジャイアント馬場(王者の魂)/ミル・マスカラス(スカイ・ハイ)/リッキー・スティムボート(ライディーン)/タイガーマスクのテーマ/チャボ・ゲレロ(カリフォルニア・ハッスル)/ザ・グレート・カブキ(ヤンキー・ステイション)/ザ・ファンクス(スピニング・トー・ホールド)収録。

という訳で打つのに骨が折れる(たぶん見ている方もうんざりな)ほど盛り沢山。優良CDだと思う。古いけど。バップから出てるだけあって全日系です。


『全日本プロレス 超世代軍テーマ集』VICP-15011 ビクター

三沢光晴のテーマ:スパルタンX/川田利明のテーマ:ラストバトル/菊地毅のテーマ:HINOTAMAKOZO/三沢光晴のテーマ〜ボーカル・バージョン:スパルタンX

全曲オリジナル収録というのがポイント高し。ま、特に1500円出してまで買う必要があるかは疑問ですが。ブックレット1頁目にでかでかと「We Love 全日本プロレス」と書かれていて微笑ましいというかなんというか。私は川田がこのテーマの時代を知らない。最後のは映画のサントラです。


『新日本プロレス』KICS84 キングレコード

1.ワールドプロレスTM ザ・スコアー/2.長州力のテーマ パワーホール/3.武藤敬司のテーマ Hold Out/4.蝶野正洋のテーマ Fantastic City/5.橋本真也のテーマ 爆勝宣言/6.獸神ライガーのテーマ 怒りの獸神/7.レッドブル軍団のテーマ The Red Spectacles/8.馳浩のテーマ Two Heart/9.橋本真也のビッグマッチテーマ 爆勝宣言on big match/10.藤波辰爾のテーマ Rising-Epilogue

CDの帯に「今、プロレスが熱い!!」(91年発売)とか書いてあってレジ持ってくのがためらわれるくらい購買意欲をそそります。1のワールドプロレスのオープニングテーマが欲しい為だけに買ったのですが、へなちょこなカバーばかりが収録されていてげんなり。唯一の救いは6の怒りの獸神だけがマトモで歌詞も付いてる、ということでしょうか。買わない方が…。


パイルドライバー

私がレスラーを評価する際の1つにドリル・ア・ホール・(いわゆる普通の)パイルドライバーがある。この技はキラー・バディ・オースチンが2人を即死させている、文字通りの殺人技であり、効くことは周知の通り。しかし、派手でないためボンクラな客にはうけない。パイル出せるレスラーは、客に媚びずに試合運びができる巧いレスラーだ(絶対ではないけどね)。


タイガードライバー

全日のエース三沢光晴の(というよりダニー・クロファットやリッキー・フジのかも)必殺技、タイガードライバー。私の嫌いな技の1つである。何故か。それはフォールの際に相手の肩がまーったく押さえられていない、説得力皆無な体勢だからである。アンチ・プロレス者の格好の標的になってしまうじゃんか、「肩上げりゃイイじゃん」て。秋山のブルーサンダーや小島のスパインボムも同様である。しかしッ、私はある日ふとあることに気が付いてしまった! 佐々木健介・北斗晶夫妻がお互いに、眠ってる時に覆いかぶさって「1、2、…」とカウントすると無意識に肩を上げてしまう、というレスラーの性について語っていたように、レスラーは肉体の上に負荷を感じる状態でカウントを聞くと肩が上がってしまう習性が身に付いてしまっているのだろう。その意味で、タイガードライバーは相手の肩の上に敢えて足をのせないことによって無意識にフォールを返されることを防いでいる、天才三沢ならではの逆転の発想が隠されているのではないか…? と最近考えてもみたのだが、やっぱこの技で試合が決まって欲しくないのが本音である。あと、お願いだからこのままハンセンだけは持ち上げないままでいてね、三沢サン。


雑感

主に毎週末の『ワールドプロレスリング』『全日本プロレス中継30』を観ての感想。大抵月曜に更新するので新日の記憶が薄めになってしまっている。


お戻りの方はこっちよ、悪いケド。