きれいな、クリーンな、という形容詞。ベビーフェイスのこと。 失礼・無礼な、粗雑な、粗悪な、粗暴な、という形容詞。ヒールのこと。英語ではラフ(rough)、ルード(rude)にあたります。 * invertida(いんべるてぃだ) 逆さまにする、引っくり返すの意味の動詞 invertir の過去分子の女性形(被修飾語の らな が女性名詞だから)。高角度後方回転エビ固め(←たしかこんな和名かと)の「後方」に近い感じでしょう。 例) ウラカン・ラナ・インベルティダ(正式?名称) エル・イホ・デル・サントの十八番、キャメルクラッチのことをこう言うらしい。意味は馬とか乱暴者。相手のアゴを締め上げる様が手綱を引いてウマを停める動作に似ている、とかそういうこと? 息子。ですから「イホ・デル・サントJr.」とか言っちゃダメのダメダメです。それじゃ2親等分で孫だもの。娘だったら hija(いは)でゲス。 例) エル・イホ・デル・サント * del(でる) 前置詞 de + 定冠詞男性単数形 el = del となっております。じゃあその de って何よって? 次を見てくださいな。 例) エル・イホ・デル・サント * de(で) 前置詞。意味は英語の前置詞 of だと考えてほぼ差し支えないでしょう。 例) ブエロ・デ・アギラ * santo(さんと) 聖なる、という意味の形容詞。ただこの場合は定冠詞 el と一緒なので、聖者って名詞と考えた方が良いかも。だからエル・イホ・デル・サントを敢えて英語にするならば「ザ・サン・オブ・ザ・セイント」ってとこですかね。 例) エル・イホ・デル・サント(何度も何度もくどいですね(^^;)) * parca(ぱるか) WCW新体制PTBに気に入られ、登場の多くなっているホネホネロッキんぐな大型ルチャドール、ラ・パルカ。死、特に定冠詞 la が付いて死神の意味です。WCWでは La parka って書かれてますが、k だと服のパーカー(フード付いてるやつね)の意味なんだけど? ま、スペイン語のまま parca と書いちゃうと英語では「ぱるきゃ」って発音になっちゃうからなんでしょうけどね。 例) ラ・パルカ * juventud(ふーべんとぅ) 若者の意味の女性名詞。スペイン語では語末の子音(この場合 d)はほとんど発音されません。例えばスペインの首都 Madrid も「マドリッド」ではなく「マドリー」と発音をした方がホンモノっぽいようですよ。 つーか、自分が警察送りになっちゃあねえ・・・。ま、他の団体で復帰出来た様ですので・・・。 例) フーベントゥ・ゲレラ * sicosis(しこしす) 精神病、という女性名詞(すごいリングネームだよな・・・)。“にせライガー”としてお馴染みだったシコシスもキッドマンとのマスカラ・コントラ・カベジェラに破れて素顔になってしまいましたね。WCWでは Psychosis と完全に英訳されているため、発音も「サイコシス」のようですが、元々は sicosis であったのではないかと思います。 * atómico(あとみこ) 原子(力)の、強力な、という形容詞。アトミック、と英語の方がむしろお馴染みですね。ところで恥ずかしながら、私このアトミコ系の技を正確には理解していないのですが、倒れている相手に垂直に自らの頭部を落下して突き立てる、というのが定義でしょうか? で、トップロープ越しに、場外の相手へ放たれる一撃がトペ・アトミコで、エプロンからリング内へがセントーン・アトミコ、という区別なのではないかと。間違ってるのかなあ?? WWFのハーディー・ボーイズの片割れのスワントーン・ボム、またはWCWのショーン・オヘイアのショーントーン・ボム、これがセントーン・アトミコだと思います。一説によるとハーディー兄弟はみちのくプロレスのビデオでザ・グレート・サスケのこの技を見て使うようになったとか。 例) トペ・アトミコ、セントーン・アトミコ 太陽の、ソーラー(英語の正しい発音はソウラー)。形容詞。エル・ソラールって初代タイガーと闘ってたっけ? 例) エル・ソラール * tigre(てぃぐれ) 虎トラとら。タイガーの意。男性名詞。 例) ティグレ・ブランコ * blanco(ぶらんこ) 白。ホワイトの意。あまりに有名ですがカサ・ブランカ(Casa Blanca(女性形))はホワイト・ハウスです。 例) ティグレ・ブランコ * violencia(びおれんしあ) バイオレンス、激しさ、激情、暴力。女性名詞。2/8後楽園での試合は地味な技ばっかであんま激しくないように思ったけど(笑)。あ、声は出てたか。 アルカンヘル(arkangel)のスペルとは違うんですけどね、これじゃないかなぁ。大天使の意味。そう考えてみるとマスクは天使の翼っぽかったし。死の天使、ということなんじゃないでしょうか。 例) アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテ 死、デス。女性名詞。他の諸ヨーロッパ言語でも死に関連する語はたいてい m から始まり、大体似てますよね。 入場テーマ曲がドイツのメタルバンドHELLOWEENの"Power"だったのですが、これメキシコでも使ってるのかな? だったら嬉しいな、ジャーマンメタルファンとしては。 例) アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテ * fantasma(ふぁんたすま) 幽霊、幻影。英語のゴーストやファントムに当たる。a で終わるのに男性名詞(女性名詞で案山子(かかし)の意味もあるみたい)。CMLLのパンフには fantazma と書かれているものの、fantasma が本来の綴りだと思います。ま、発音はどっちでも一緒ですが。 例) エル・ファンタスマ * fugaz(ふがす) はかない、短い、束の間の、という形容詞。ずいぶん逆説的なリングネームですなあ。 万歳。viva!(ビバ!)に近い言葉。英語の up に相当する語で、「上に」という原義から、手を上に→万歳!、杯を上に→乾杯!、躯を上に→起立・起床! 例) 「アリバ・ラ・ラッサ」 * raza(らっさ) 民族・人種、血筋。Fillsy Animalsのリーダー格、K-Doggことコナンが叫んでるやつです。同音異綴語がいくつか考えられるのですが多分この語でしょう。スペイン語はアクセントを強く発音すると撥音「っ」が入った感じになったり、長音「ー」になったりしますので、「ラッサ」とか「ラーサ」という感じに聞こえます。"Arriva La Raza!"は「民族万歳!→メキシカン万歳!」ということだと思いますから、ラティーノではないアメリカ人(白人)が叫んでも、ねぇ。 例) 「アリバ・ラ・ラッサ」 * loco(ろこ) セールスマンキャラでのナイトロの小スキット出場がしばらく続いていたチャボ・ゲレロJr.でしたが、M.I.A.結成後はルテナント・ロコ (Lieutenant Loco)としてマット上で活躍。Lt.(英語です)のスペルが激難です。意味はcrazyとかmadの意味の形容詞。『狂乱中尉』とか無理に訳せば字面はそれなりですが、いかんせん良い意味の言葉ではないです。垂直に近い角度で突き刺すスイングDDTがキレが良くっていいですね。抗争相手のジ・アーティスト・F.K.A.・プリンス・イアウケアの飛びつきDDTとかぶっちゃってるてるのがちょっとマズイんじゃない?と気になっていたのですが、アーティストの方が先に消えてしまいました。彼もレスリングが出来る選手だったのにな・・・。 余談ですが、何故かバン・ハマーの新リングネームだけ未だ覚えられません、私。あんまり試合出させてもらってないせいかな。 と思っていたら、彼は消えましたね。厳しい世界です。合掌。 いまやチャボ君はすっかりWCWクルーザーのトップ。WWFではメタル出場が続いています。直下式ブレーンバスターは伯父さん譲り、かな。 例) ルテナント・ロコ * conquistador(こんきすたどーる) 初のWWFネタになります。金ピカマスクに金ピカタイツという見るからに怪しげないでたちの2人組、コンキスタドアーズ(Los Conquistadores)。バレバレの中身はウノ(1号)がクリスチャンでドス(2号)がエッジの金髪カナダ兄弟だった訳ですが、元ネタは昔実在したタッグチームのようです。 例) ロス・コンキスタドーレス(コンキスタドアーズ) 星、スター。ですから、superstar、レスラーの意味もあれば、“星形股裂き”(4〜8人が脚広げて座り込んでその中でウラカン・ラナとかするやつ)の意味もあります。・・・なんか後者の説明がうまくないんですが、わかってくれますよね?? 例) スペル・エストレージャ(スーパースター) ラテンの、ラテン語の。ラテン系の人、ヒスパニック。 Eddie Guerreroのエントランステーマ『Latino heat』(WWF The music vol.5)の歌詞を拾って来ました。緑字がスペ語です。 Latino Heat.. Oye Mamacita,
Latino Heat! Latino Heat! Latino Heat! Latino Heat! oye は聞こえる、聞くの意の動詞 oír の命令形(3人称現在単数形)。聞いてよ、もしもし、ねぇちょっと、こんな感じでしょう。肝心のママシ〜タの意味がイマイチよく分からんのですがね・・ * vuelo(ぶえろ) 飛翔。飛ぶこと、フライト(flight)。あとはパンツ(ズボンのことね)裾のフレアーとか。ブエロ・デ・アギラも説明しにくい技ですねえ・・・ ひねりを加えたノータッチトペ。もしくはノータッチトペから空中でケブラーダに移行。そんな感じでしょうか。 例) ブエロ・デ・アギラ * águila(あぎら) 鷲。イーグル。関係ありませんが鷹と鷲の違いってご存知ですか? 例) ミステル・アギラ、ブエロ・デ・アギラ * gigante(ひがんて) ヒガンテという音からは想像しにくいでしょうが、綴りで一目瞭然、ジャイアント、の意味。スペイン語では g の発音は「ハ行」なのです。どこかでも書きましたが。 蝶野が連れてきた大巨人二人を見てヒガンテを思い出しました。ヒガンテってビッグ・ショーに比べて迫力なかったなあ。ブレーンクローもあんまり説得力なかったし。怪物扱いされるのが好きじゃなかったみたいですね。椅子にのっての毒霧で破れたムタ戦がベストマッチでしたな。で、そういえば大巨人二人の片っぽ、ジャイアント・シルバは元WWFのオディティーズで、EMLLにいた選手とのことですが・・・、誰?どんなの?オディティーズって!!? あとシルバ本人のmcで「ヒガンテ・シルバ」って名乗ってました。 鋏。はさみ。ボディシザーズ、ヘッドシザーズホイップの「シザーズ」です。飛びつきヘッドシザーズホイップを総称でティヘラというのかな。レイ・ミステリオJr.とかがやるような、形容し難いムーブを思い描いていただければ。ってそれでいいのでしょうか、説明。 * llave(じゃーべ) ウルティモドラゴン校長のT2Pプロジェクトで初めて聞いたこの言葉。鍵の意。英訳すると、key。そして鍵をかけることは英語でlockというわけで、そうすると非常に分かりやすいですね。フェイス・ロックやアンクル・ロック、スコーピオン・デス・ロックなどのロックです。柔道の固め技などもジャーベと言うそうです。 叱責、罵倒はこちらまで → emeraldsword@lycos.ne.jp ルチャ語 知ったかぶり in 日本ぶどうCAN(c) BigTheぶどう |